表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

私のベストフレンド [夏姫サイド]

「コトちゃーん ちょっと来てー」

 私はいつものように専属メイドの名前を呼ぶ。でも、呼び名は前と違う。でも、同一人物。昔みたいにあだ名で呼ぶ方が私としてもしっくりくる。

「ハイハイ。何でしょうか?」

 やってきたのは、ちょっと大人っぽい綺麗なメイドさん。

「ねえ。コトちゃん。この間のボディは気に入らなかったの?」

「あ。えっと・・・やっぱり、この身体のほうがしっくりくるから・・・」

 コトちゃんこと琴美は、サイボーグ化した時から、皇木重工の標準サイボーグボディを愛用している。生身の時の写真が殆ど無いことと、サイボーグになるきっかけである交通事故の時に、皮膚の90%を損傷し、とても再現できるような状態ではなかったことから、生身の時代の身体をモデルとしたボディを持っていない。

「でも、あのボディは可愛かったと思うな・・・」

 でも、そんな彼女のボディが先日できあがった。無かったと思われた写真だが、琴美の中学時代の同級生に卒業アルバムを借り、それをモデルにしたのだった。

「いいえ。私はあの身体は嫌です」

 彼女がそのボディを嫌がる理由。それは、彼女の生身の時の身体がロリ体型だったからだ。そんな彼女にとっては、大人の色気の詰まった標準ボディの方がお気に入りなのだとか。

「じゃあ、今週の日曜日にもう一回。ね? お願い」

 私はそんなロリ体型の彼女が大好きで堪らない。標準ボディの彼女も好きだけど、ロリ体型時も譲れないからなぁ・・・

「・・・わかりました」

 渋々OKしてくれる琴美。

「やったー」

「それと、お仕事中に「コトちゃん」は止めて下さいね」

 相変わらず真面目なところは変わらない。一応、リミッターは24時間取り外してある。というより、琴美に記憶を戻した日に博士に頼んで

リミッターを完全に外してもらったのだ。それと、お疲れだろうから、体内タイマーも弄らせてもらった。そのことを琴美に言ったら、ちょっと怒られた。メイドとしての仕事に従事するのが、彼女の生き甲斐ならしい。リミッターがかかっていたから生真面目だと思っていたけど、

生真面目なのは、元からなんだ。


 身体も機械の私たちだけど、親友としては人間として楽しく生活しています。それが、私のお嬢様ライフなんだから。

最後まで『私のメイドさん』を読んでいただき、ありがとうございます。

今後の勉強のためにも、是非感想や評価をしていただけますと、助かります。

また、「こんなストーリーどう?」などの提案がありましたら、お気軽にメッセージをいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ