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小さな港の展望にて

作者: ばーでーん




小さな港の小さな入江に

隣接した秋の海水浴場


小さな海水浴場の背に

小高く見下ろす展望台


なにするわけでもない休日に

コンビニのおにぎりを頬張る


浜と沖にはサーファー

砂浜には誰もおらず

我一人展望台



大きな波や巻波の

波高の速さを比べる


けばだつのも地味なのも

どれも同じ速さだ


なにするわけでもない休日に

コンビニのカフェラテをがぶ飲み


水平線に頭出す わた雲

水平線から指二本上に雲はなし

我一人展望台



遠くに見える低い雲を

我の指先2cm(センチ)で挟む


視点から遠くの雲の

視野角度は20度くらい


なにするわけでもない休日に

コンビニのクラフトをグビグビ


水平線の距離は4.4km(キロメートル)

雲の高度を1,600m(メートル)と見積もる

我一人展望台




お読みいただきありがとうございました。

*1: 水平線の距離は4.4km

水平線をみる人の高度と、地球の半径から、作図で見積もることができます。

注2: 雲の高度を1,600m

雲の視野角の正弦と水平線の距離から算出されます。水平線の真上に視界の雲の最上部があるように感じました。私は遠近感には自信がありませんが、わた雲は、地上から2,000m以下なので、まずまずの見積もりです。

本当は、地球の半径を導出したかったですが、視野角をかなりの精度で求める必要がありやめました。


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― 新着の感想 ―
映画のワンシーンのように感じました。 >なにするわけでもない休日に この表現も素敵で好きです。 「なにするわけでもない休日」ですが、忙しい日常や抱えた悩みなどが想起され、物語でのひととき、という感じが…
小さな港の小さな入り江、そして小さな海水浴場。この冒頭から引きこまれました。 一人立つ展望台からの眺めに、誰もいない砂浜と低い雲が浮かぶ水平線。指二本分、その縮尺を測ろうとするところがとても印象的で…
秋の海水浴場の涼やかな空気と、賑わったあとの一抹の淋しさ。のんびりとした秋晴れの休日。まったりとした雰囲気がとてもいいですね♪ >遠くに見える低い雲を  我の指先2cmセンチで挟む   情景が浮かん…
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