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枕の下に 希望の上に(7)

三人の日

空気の温かさ

布団を干して

何やら満足気になる

散らばる水分が

少なくなることに

優しさを感じて

良い夢が見れると

安堵する



エネルギーというには

厳格過ぎて

力というには

曖昧過ぎて

確実にある想い

迷い無き明瞭感



たぶん

わからないフリをした方が

きっと

楽しいのです

そういう事にしておく

余計な確定要素は要らない

確定要素は要らないと

確定させる

変な状態で

納得している人が居るのは

きっと

そういう事なのです



花が咲いて

三人の日が来たのだと

少し薄着でも良くなったと

日差しの中で思いながら

プランターに

水をかけた

ユラリと風が吹いて

くしゃみをする

山が少し霞んでいた



何だかんだで

立ち上がる事は

勝つ為でも

負ける為でも無い

サッカーで言えば

勝ち点1を取る為で

隙があるなら

勝ちを取る為で

負けない事と

勝ち取らない事は

同じ意味がある



きっと

わからないフリをして

負けても良いと

勝つのが一番だと

言っていただけでしょう

たぶん

そう言っていた方が

自分を慰めたり

自分を誇らしく思ったり

出来るのだから



最初が自分になっている

他人の言葉なんて

聞かなくて良い

選べないから

その人が選んだ結果を

あなたが選んで

何をどうするというのか

他の物語

その結末をくっつけて

物語を完結させる

そんな話みたいだ



負けた状態から

選ぶのも

勝った状態から

選ぶのも

歪になる物だ

なんでこんな事に

納得しているんだろう

そんな人に

たまに出会う

歪な納得を抱えている

あの人の後ろ姿は

幸福とは程遠く

悲しみとも程遠い

ただ薄いのだ

存在する意識が薄いのだ





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