1杯目 笑顔と不安
初投稿です!
( `・∀・´)ノヨロシク!
カランカラン…
「あ、いらっしゃいませ!」
店に入ると、可愛い女の子が居た。
緑色…いや、ミント色に近い髪の毛に、蒼い瞳。
大人しそうな子だ。
「えっと、ご注文は…?」
「ミルクココアとクッキーで」
「あっはい…」
恥ずかしいとは思わない。思う気すらもない。
いつものように、注文が来るまでスマホをいじる。
携帯ゲームも達人となり、ランキングなどでは常にトップ3に入っている。
ゲーマーを始めてこの道7年。キャラの名前は既に暗記している。
「お待たせしました」
目の前にミルクココアとクッキーが置かれる。
焼きたてで美味しそうだ。
大好きなココアからいただく。
甘くて美味しい。ま、今となっては当たり前だが。
昔、自分はカフェの店長をやっていた。
その時は人気で、支店すらも出ていた。
ま、それでも忙しすぎて店長辞任したけどね。
…何やら店員の女の子がこっちを見てくる。
俺なんか悪い事したっけ?
「あの…もしかして…勇雅君…?」
「…えっ、もしかして…由梨ちゃん…かな?」
中学校で片思いだった湯浅 由梨。
大人しくて可愛い子だ。
結構モテているが、何やら好きな人がいたらしい。
「久しぶりだね…!勇雅くん、元気だった?」
「俺は大丈夫だったけど、由梨は?」
そんな何気ない会話をしていた。
それは、彼女の一言だった。
僕の人生を楽しくする言葉だったとは、今、誰も思っていなかった…
『勇雅くん。私のカフェで働く気はない…?』
えっ…もしかして、俺に言ってるのか?
しかも、何で俺なんだ?
頭の中で幾つもの疑問が渦巻く。
ここで僕はあることを考えた。
投稿ペースは不定期です。(m´・ω・`)m ゴメン…