総合格闘技を異種格闘技って呼ぶな!
作者が勝手に思っている事を書いているだけです。そういうのが嫌いな人は、いまスグ回れ右をして退出していただければ結構かと。
格闘技はお好きですか?
ボクシング、柔道、ムエタイ、空手、柔術、相撲、キックボクシング、アマチュアレスリング、テコンドー、日本拳法、中国拳法、バーリ・トゥード、カポエイラ、プロレスリング。
有名なところでいうとそんな所でしょうか。
マイナーなところになると、
サバット、サンボ、グリマ(アイスランドレスリング)、シルム(韓国相撲)、カラクジャクetc...
様々な種類があり、打撃技、組み技を駆使して戦うものが主となります。
細かく言うと打撃技、組み技をもっと分解できるのですが、それを言い始めると長くなるので却下します。
格闘技というのは簡単に言うと、
鍛え抜かれた体を駆使し相手を倒すという、シンプル且つ明確に、人としてどちらが“上”かを決めることの出来る“行為”です。
権力や財力、人望や知恵。それ等を一切取っ払い、相手と自分と、一体どちらが“強い”のか?
それがハッキリと明白にできるのが、格闘技だと思います。
最近、総合格闘技というのを口火に、様々な格闘技が注目されています。
総合格闘技と言えば、誰もが一度は聞いたことがあると思います。
一般的に有名な総合格闘技といえば、日本のPRIDEにはじまり、K−1 HERO’S、アメリカのUFCなどでしょうか。
そもそも総合格闘技は古代ローマのパンクラチオンから始まり、現代に受け継がれています。
その頃から人間は、単純な闘争力を以って“どちらが上か”という遣り取りが好きだったのでしょう。
有名な人物では、グレイシー柔術のヒクソン・グレイシー氏や、日本の燃える闘魂アントニオ猪木氏。最近ではテレビでも活躍している魔裟斗選手。
いずれの人物も、最強を目指して格闘という道を歩んでいるわけです。
さて、
ね?
長いこと説明をしてきました。格闘技について。
ね?
昨今の注目の的は、やはり総合格闘技でしょうか。僕は毎回観ています。
が、
僕はそれにあたり、毎回不満に思うことがあります。
ハッキリ言って、それは一般の人に言っても、「で?」という一言と機嫌の悪そうな顔だけで一蹴されてしまいそうな些細な事です。
が、僕はそれがどうしても許せないのです。
それは、何かというと・・・、
総合格闘技を異種格闘技って言うな!!アナウンサー!!
よくいるんです。リングアナで「さぁ、始まりました。ボクシングVS柔術の異種格闘技戦」とか言う人。
あれが僕にはどうしても許せないわけですよ!
だってね!だってね!!
総合格闘技は“総合格闘技”でしょう!?
ボクシングは“ボクシング”って言うのと同じように、総合格闘技は”総合格闘技”であって、異種格闘技じゃないんですよ!
でね、でね!
これを言うとね、よく「いや、ボクシングと柔術が戦えば異種格闘技戦だろ」みたいな事を言う人が出てくるんですよ。必ず。
けど、
ね!?
ボクシングと柔術が“総合格闘技”という種目に互いに歩み寄っている時点で、それはもう異種格闘技じゃないでしょう!?
だって、ボクシング出身の人蹴っとるがな!柔術出身の人殴っとるがな(後半強め)!
色で例えると、
赤と青が戦います。が、黒という舞台で戦うために、互いが黒に歩み寄ってるってことなんですよ。最終的には“黒”対“黒”でしかないわけですよ!
本当に「異種格闘技」を謳いたいなら、柔道家は柔道で、ボクサーはボクシングだけで戦いましょう!それで初めて「異種格闘技」と呼べます!
あと、もう一つあるんですよ。
不満。
もうここまで来たら、最後までお付き合いください。
で、不満が何かというと・・・
例えばボクサーが勝ったときに、「強い!ボクシング!」って言うな!アナウンサー!!
言うの!最後に!
「強い!強いボクシング!」って!アナウンサーが!!
違うでしょう!?強いのはその“人”であって、別にボクシングが強いわけじゃないじゃないですか!
じゃあ前の日にボクシング習い始めた人が強いかと言えばそういうわけじゃないし、じゃあボクシングやってない人が弱いかといえばそうでもないんです。
ボクシングをやっていた“誰か”が強いのであって、決して“ボクシング”が強いわけじゃない!
あれだ!車の免許も持ってない人間をF−1乗せたってダメなんですよ。けど、逆にF−1とかの免許を持っている人は、大概の車を乗りこなせるんですよ。
ようは車じゃなくて、それを操る“人”なんですよ。ボクシングを“操っている人”が強いんですよ!
褒めろ!人を褒めろ!競技を褒めんな!
じゃあ「強い!サッカー!」って言え!声たからかに言って周りから冷たい目で見られろ!
っていうか、
っていうか、
極端な話、僕、格闘技に解説って必要ないと思うんですよ。
解説とか実況って、絶対必要ないと思うんですよ。
何で?
って、聞かれたら、
「じゃあ何で必要なの?」
って、話じゃないですか。
ね?
だってね、
たまに、確実に実況で贔屓してる人が居るんですよ。
こっちの選手しは甘目の実況。こっちの選手には辛目の実況。
みたいな。
「今のはいいパンチ!」
「今の当たってますかぁ?」
みたいな!
絶対必要ないでしょ!実況!
解説は、まぁ、解るんですよ。何となく。
って言っても、結局解説なんてされなくても、
『パンチをくらった。倒れた』
とか、そんなの観てれば解るし、別に技の名前なんか知らなくても、どっちが勝った、とかは最終的に解るし。
ようはどっちが強いか。の世界ですから、そこにわざわざ技名の解説とか、観てれば解る実況とか、必要ないと思うんですよ。
ああ、何か、熱くなりすぎました。
凄い失礼なことを言っているかもしれません。
が、僕はたまにそう思うのです。
オチとかないです。
笑うところもないです。
僕がそう思った。それだけの話なんです。
ああ・・・、なんか、
本当にスミマセンでした。
この話に関して、「そりゃ違うだろボケ」とか、「作者は馬鹿か?」などの意見をお持ちになられた方は、是非感想をお願いします。