02
書けるうちにまとめて書いてます((((;゜Д゜))))
エレナに見つからないよう、隠し通路で帰った。
だけど、出た時と同じ扉を開けたら・・・・・・
鬼の形相で、エレナが立っていた。
隠し扉がバレてしまった上、一晩中お説教をされました。
もちろん、隠し扉はエレナの命令によって即日封鎖され、2度と使えなくなりました。
「アリア様!あれほど、夕方の鐘がなるまでに帰って来てくださいと申し上げましたのに!」
マリアも一緒にお説教をされた。そして、今朝はマリアからお説教中だ。
「・・・ごめんなさい・・。うっかり時間を忘れてしまってて、気がついたら鐘がなってたの。マリアまでエレナに怒られてしまって本当にごめんなさい・・。」
「・・・反省してくださるならもういいんです。でも、エレナ様がお説教だけなんて、なんだかちょっと不気味ですね」
マリアは本当に優しい。
反省をしたら、それ以上咎める事はしない。
「てっきり、外出禁止になるものだと思いましたのに・・・・」
エレナの罰があまりにも軽すぎた事が負に落ちないのか、ぶつぶつとマリアは腕を組んで考え込んでいた。
そこに、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。
マリアは考えるのを止め扉を開けた。
「アリア様に申し上げます。国王様が御呼びですので謁見の間までおいでください」
「お父様が?何の御用かしら・・・」
騎士が呼びに来る時は、国の施政に関わる懸案が多い。
しかし、最近は国も安定しているし、私が呼び出される事はないはずだ。
昨日の会議で何かあったのだろうか?
とにかく、謁見の間へ向かうことにする。
「まさか・・・国王様直々に罰を下されるわけじゃ・・・・」
マリアは真っ青な顔で後ろを歩いて付いてきていた。
コンコン
「失礼致します。第3王女アリア―デでございます。お父様、お呼びとの事ですが如何いたしましたか?」
ドレスを少し摘み、頭を下げ謁見の間の入室許可を頂いた。
「うむ。アリア、昨日はエレナからたっぷり絞られたそうじゃの」
父は、やわらかい笑みを浮かべこちらを見ていた。
「はい。もうお父様のお耳に入っていらっしゃるのですね。」
「おまえは昔から少々お転婆なところがあるからな。エレナをあまり困らせるな」
「申し訳ありません」
父はどうやら私がたびたび町に下りている事を知っているようだ。
「それで、本題なのだが、おまえはもう耳にしたかもしれんな。こういうことは、城で暮らしている私達より町の者の方がよく知っておる」
「?一体何の事でしょう?」
何を言いたいのかさっぱりわからない。
「先日フィルナリア国より招待状が届いた。表向きには晩餐会の招待状じゃが、真のところは王子の妃候補を選ぶためのものだ」
そこでやっと、私は昨日聞いた話に思い当った。
「王子の花嫁探し・・・ですか・・・」
「知っておったか。それにお前が指名されてきたのじゃ」
「!!私ですか?姉様だってまだ嫁いでらっしゃらないのに、私がそんなところに行くわけには参りません!フィルナリア国と申しましたら、この大陸一の大国ではありませんか。それでしたら、私よりも姉様の方が相応しいに決まっています!!」
姉を差し置いて嫁に行くということは、シュテルン王国ではあまりない事なのだ。
「それには心配及ばん。実は内々にだが、お前の姉リアーシャはすで婚約者がおる。しかし、まだ訳あって公表ができん。」
「え!姉様に婚約者ですか?私、聞いてませんわ。いつの間にそんなお話に・・・・」
2番目の姉に婚約者がいるというのはまったくもって初耳であった。
しかし、いくら婚約者がいても、この国を父の代で終わらせるわけにはいかない。
「姉様まで、嫁いでしまうのであればなおさら、私はフィルナリア国のご招待は受けられません。」
「アリア、この国の為を思ってくれるお前の気持は嬉しい。だが、リアーシャは嫁ぐのではない。婿をもらう事になっておる。お前も知っているだろう?わが騎士団団長のブレットを。彼と一緒にこの国を守ってくれるだろう」
「まぁ!!ブレットと姉様が!!素晴らしいわ!それならこの国も安泰ですわね」
「そういう訳じゃ。フィルナリア国はなぜかそれを知っておった。そこで、第3王女アリアを指名してきた。なに、あくまで妃候補の選抜じゃ。王子の目に留まらない限り妃候補にすらなれない。大人しくしていれば問題ない」
「・・・わかりました。大人しく候補に選ばれないよう頑張って参りますわ」
あんな大国に嫁いでしまったら、城下に下りることなんてかなわなくなってしまう。
これは、全力で地味に大人しくして目立たないようにしなければ!!
「・・・・・・」
そんなアリアの様子を見て、国王は普通は逆だろう。
と心の中で突っ込んだのは言うまでもない。
文章が乱れまくりです・・・・
すみません><