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じゅうなな
小さい頃
父親の背にイボがあるのに気づいた
なんだかプヨプヨしていて
妙に触り心地が良かった
だがあれが自分の身体にできるとは
創造していなかった私であった
そう
ついにヤツは現れたのだ
初めはニキビの類か
または蕁麻疹かと思った
上の字はジンマシンと読みます
続けます
蕁麻疹かと思った
しかしそれは
何日経っても消えず
毎日同じ場所にある
私は恐ろしかった
まさかこの歳で
ヤツが身体を侵略するなんて
思いもしなかったからだ
おい
何が言いたいのか?
つまりだな
このイボみたいなプヨプヨ
こいつは
オナのせいで出来たんじゃね?と
だとしたら
マジオナ最悪じゃね?と
まぁ
しみじみイボを弄る
私であった