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音符燕

作者: まえとら

かつて電線で空が覆いつくされるほどの町があった。どこからかやってきた春の使者の燕たちが、電線にとまった景色は日常になった。不思議なことに五線譜のように張り巡らされた電線とリンクし、燕たちがとまっている位置は、ドレミファソラシドの音階と一致していた。燕たちは共鳴し音楽を奏で、歌声を響かせ合唱を披露した。人々も音楽を楽しみ、燕たちとセッションやコラボを楽しんだ。

燕の学校は電線の上

そっと見上げて みてごらん

そっと見上げて みてごらん

みんなで わちゃわちゃしているよ

燕の合唱は電線の町

そっと見上げて みてごらん

そっと見上げて みてごらん

みんなで 楽しく歌ってる

時代が移ろい次第に電線は姿を消し、音符燕と呼ばれた燕たちも姿を消していった。今もどこかへ渡って、暮らしているかもしれない。

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