新しい生活の始まりだ!
「アスガレアはあなたの要望の亜人種が存在していますし、稲や米が存在しています。何より、転移者にも優しい場所ですのでここが一番おすすめです。」
「そうですか………。」
「この場所に転移でよろしいですか?」
どうしよう?帰ることが本当にできないなら、転移するしかないけど………、念のためにもう一度聞いてみるか。
「あのー、本当に帰ることができないのですか?」
「はい。」
そうか、本当に帰れないのか。それなら、行くしかないな!
「もし、お友達が気になっているのでしたら心配は要りませんよ?」
「え?」
「同じ転移先になっていますので、転移先で会えると思いますよ。まあ、絶対ではありませんが。」
そうなのか!アイツもアスガレアに行くのか!なら、こんな所で迷っている暇はないな!
「そこでお願いします。」
「よろしいですか?」
「はい!」
覚悟は決まった!アスガレアがどんな所でも生き抜いてやる!!
「転移先での職業はランダムになっています。ですが、職業が決まればその職業についての質問のみですが、答えることができます。」
「はあ。」
「転移先についたらまずステータスを開いて、念話のスキルがあるか確かめてください。こちらで転移が完了したことを確認したのち、こちらから念話による初期サポートを行いますので、ステータスを確認する以外は要りません。」
初期サポートがあったのか。知らなかったけど、それなら安心だ。
「説明は以上でございます。それでは転移を開始します。目を閉じていて下さい。」
目を閉じていても分かるぐらいの光だ。何が起きてるかわからないが、今目を開ければ確実に失明するな。
光が弱まってきた!これで目が開けられる。
「ここは…………洞窟?なんで?」
まてまて、とにかく落ち着いて周りを見てみよう。
……………本当に、洞窟なのか。
洞窟スタートになったみたいだけど、ここから俺の新しい生活の始まりだ!!