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人生の分岐点2

家を追い出されて3日、リックは死人のように歩いていた、それもそのはずだ、いくら転生したからと言って、この世界の実の父親と母親を失った、そして、現在の持ち金はブラバスが最後に投げつけてきた、金10枚と販売料金の金貨50枚だ十分あるにはあるが、この先どうするか悩んだ…悩んだ結果


国を出る事にした、この国には、もう何も無く、復讐をしようとしても、ブラバスはもう何処かに消えていた


そして、リックはまず着ていた、血だらけの服を捨て、服屋で違う服を買った、シャツが赤色

コートは紺色、ズボンは黒の感じだ


そして、出国用の移動手段として馬店で馬を購入して鞍付きで金貨40枚を支払って行こうとしていたら


「リックさん!!」


後ろから聞き覚えのある声が聞こえて来た

後ろを振り返ると、そこには、息を切らした女の子が立っていた、その女の子は


リルドア・フォン・シャロンだった、彼女はリカルド家の事を聞いた瞬間に危険を顧みずリカルド家に行ったらしい、行った時には死体と燃えてる家だけが残っていたらしい、その後、必死にオレの事を探して回っていたらしい


そして、オレが挨拶をする暇もなく

シャロンはオレに抱きついて来た


「やっと、見つけました!」

「よかった、生きてる…生きてて良かった!」


シャロンは泣きながら言った、そしてシャロンは怒りながら


「なぜ、貴方は私の所に来なかったんですか!」


シャロンはそれでも、泣きながらオレに抱き付いていた


「それは、家の事は家の事だ他家を巻き込むわけには行かなかったから」


「そんな、事は気にしないで欲しかった!」

「リックさんの中で私はそんな程度だったんですか!!」


「そんな事はないよ……ただ…」


「ただ何ですか!?」


「…好きな女を命の危険にさらしたく無かったんだよ!」


今、凄くオレは顔が赤いんだろうな、てか、恥ずかしくてシャロンの顔が見れない


「何ですか!!それ〜ぇぇぇえええ!」


シャロンも凄く動揺したように叫んだ


「えっと、あの…え〜と、よろしくお願いします!!」


「へ?えっと、そう返す?」


「いや、だって私誰かに告白された事なんてないし、だ、だからと言って、べべつに、リックさんが嫌いって訳じゃないし!!」


オレはそんな感じにアタフタしている、シャロンを見て、ついつい笑ってしまった


「なっ、笑う事ないじゃないですか!」


「ハハハハ、すまんすまん、何かありがとうな、元気出たよ」


そう言って、オレはシャロンを優しく抱きしめた


「俺はお前の事が好きだ、もし、シャロンお前が良ければ、時間はかかるかも知れないが、俺と結婚してくれ」


オレは思い残す事なくこの国を出るためにも、思っていた事を全て出し切った


「喜んで!でも貴方が帰って来るか私が貴方に追いつくまでは、お預けですよ」


シャロンはニッシッシと笑いながら返した


シャロンはオレがこの国にはもう帰って来る、気がない事を気づいていたらしく、またオレにこの国に帰って来させるためにもそう言った


「まったく、お前って女は」


オレはフッと笑いながら言った


「私は貴方のお嫁になるのですよ、それくらい分かっていて当然です」


えっへん、という感じに両手を脇腹に付けて堂々と言って来た


「シャロン、これ、やるよ、俺のお守りだ」


そう言ってオレがシャロンに渡したのは、婚約指輪だ特に装飾は施されていないが、咄嗟に金貨を使って作り上げた


「お揃いだ!」


オレはもう一個の指輪を見せながら馬に跨って馬を走らせた


向かうはオーバー王国のシャイカの町


ラーリカ王国から馬で約一週間の距離だ








第4話お読みくださり誠にありがとうございます!!


どうぞ、これからもよろしくお願いします!

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