あらすじの重要性
自分なりに考えたことをただただ書いている(似非)エッセイです。
自らの記してきた小説でも、執筆を開始した当初はあらすじを特別重要視していませんでした。
ただ、タイトルには注視し何度か修正も実施してきていましたが、あらすじは基本的に据え置きという状況で来ておりました。
プロットがしっかりと作りこまれていないことも原因なのですが、それ以上にあらすじが大切であると理解していなかったのです。ただ、こんな駄作であっても読んでいただける方がいたということは、運がよかっただけと言う他ありません。優しい方が多かったのかも知れませんが……。
ある読者……といっても私ですが、無性に作品を読みたい衝動に刈られる時があります。
そんなとき、「限られた時間」「読了満足感」「様々な学び」これらの条件を満たした作品をサイト内で探すことになります。ただ私は問題のある性格でして、それらをメジャー作品で無いものに求めてしまう傾向が強くあります。埋もれたままの名作を見つけた時の喜び。注目される前から知っていたという満足感。そういった新たな感動を求めてしまう傾向があるのです。
するとやはり限られた時間の中で作品を探すことになるので、ジャンルや文字数でソートをかけて、やはりあらすじに目を通してどういった作品なのかを知ろうとします。
数々の作品あらすじと作品を読む中で、煽り系(顛末はいかに!?)や、ぶつ切り系(旅立つのであった)のあらすじが記されている小説については、プロットとしての設定や時代背景、筆者本人が完結までの道筋がしっかり見えていないように感じます。
つまり、あらすじで書かれた筆者の思いを翻訳すると、「彼らはどうなっていくのか?」と書かれている小説は、筆者本人にも彼らがこの後どうなるかや、どのような困難が訪れるのかが決まっていないor断片的でしかない。そうなのだと思われます。
物語としての先行きが定められていないからこそ、主人公の性格がぶれて支離滅裂な内容となる可能性が出てくるでしょう。
「これは彼の英雄譚である」というような形で強引に方向性だけ示して終わるぶつ切り系のあらすじは、筆者としてもぼんやりとしたプロット。もしくは断片的場面しか考えられておらず、短期的な方向性と全体的な方向性は定まっているものの、具体的な部分までは煮詰め切れていないのではないでしょうか。
一般的に長い文章でだらだら書くことと、短い文章で簡潔にまとめるのでは、圧倒的に後者が困難なものです。もしあなたが小説を書いていらっしゃるのであれば、この機会に物語の始まりから終わりまでを記した『あらすじ』を書いてみることをお勧めします。
何か新しい発見があるかと思います。
私自身が記す小説もそうなのですが、フラグを立てっぱなしで回収が出来ていなかったり、キャラクターの性格を無視した支離滅裂な言動や反応。キャラクターの性格崩壊やリアクションの希薄さなどなど。
あらすじから見ると、設定という基礎が出来上がっているか否か中途半端な小説となり、様々な描写が不十分になりがちです。
これは作品を書く上でのある提案ですが、まずは冒頭から(ネタバレを隠しつつ)最後の幕引きまでをしっかりとしたあらすじとして書いてみてはいかがでしょう?




