小説が読み進められない理由
小説を書いてはいるが、殆ど読み進められない。
文字数も既に十万文字を越え、短編の域を出た作品となっているのに……。
今回は一読者目線で何となく書いています。
私は自身、なろう内ではあまり先入観なく、数多くの作品を読むように心がけています。
そして作者ではなく、読者目線で作品を見たとき初めて感じる物も多くあります。
『長いプロローグに飽きる』
作者とすれば当然に世界背景の説明が必要。いや、むしろ絶対に必要だと考えていませんか?
その考えで執筆している方も多くいると思うのですが、私という一読者目線からであれば、はっきり言ってあまり重要ではありません。
プロローグで読みたい内容は、「この作品が面白いかどうか」であり、思わず今後の展開に期待させられてしまう。
読者としては、そんな「執筆者に仕組まれた展開」を期待してしまっているのです。
これは私的な極論ですが、作品冒頭部分では自己紹介や登場人物紹介すら無くても良いのかなと感じます。この段階で登場人物に対して愛着があるのは、はっきり言って執筆者だけ。
読者からすれば、興味も関心もない人物の紹介や世界背景の説明を延々とされたとしても、何も響かず小説に対する興味を失います。
そんな説明ばかりで、重要な小説の冒頭部分を無駄にしてしまうのであれば、プロローグなど不要でしょう。
いきなり本編でも全く構わない。私はそう感じてしまいます。
そして、読み始めた作品が説明ばかりの内容であった場合、私の場合には静かにブラウザバックを実行します。
ご自身の小説情報で、第一話だけPVが延び、その後のお話のPVが延びて来ないのであれば、小説のプロローグ部分の見直しを再考するのはいかがでしょう。
このなろうのサイト内だけでも、文字通り星の数程の小説が存在しています。
そんな中で偶然でも何でも、ご自身の小説に目を止めた読者を飽きさせず、引き込む工夫が『読み進められるため』には必要だと考えます。
多くの労力を費やし執筆してきている小説です。
出来るのであれば、多くの人に読まれ、楽しませたい。
その思いを遂げるためには、少しの工夫というスパイスが必要だと私は考えます。