表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説 読まれない理由 分析 解析  作者: とある執筆者
11/20

それが普通にできてしまうのですか!?

このようなエッセイ、誰が読んでいらっしゃるのでしょうかね。

正直書きなぐりですし、だからこそ書ける部分でもあるのですが……。

良いね評価をお願いします!!

などと書いていなくても評価いただけていることは、大変うれしく思っております。

遅くなりましたが評価いただけた方へお礼申し上げます。

小説の主人公はよく死にます。

異世界ものであればかなりの確率で、物語の導入部分で死亡しています。

死因は様々ですが、事故死が一番多いのでしょうか。


敵に関してもまたしかり。

敵には死んでもらわないと、経験値になりません。お金にもなりません。主人公成長の糧なのです。

極論を言えば、小説ではそのためだけにウロウロしているのです。


一般的な異世界転移・転生のテンプレ設定ではです。



一区切りして質問を一つ。

本当に事故等で死にかけた。事故にはならなかったが死にそうな思いをした。

こういった方はどれだけいらっしゃるのでしょうか。

死から逃れようとする本能は、全ての生物に本能として刻み込まれています。そしてその恐怖は鋭い刃として精神を切り刻みます。一般的なPTSDと呼ばれる外傷後ストレス障害がこれに該当するのだと思います。

では、小説の主人公が死に瀕したのではなく、実際に死亡し恐怖・激痛・衝撃を味わったのだとすればまともに死について語れる状況ではないのではと考えます。

記憶の改ざんがなされているのであれば話は全く別です。生きていた時のこと。死んだ時のこと。味わった苦痛。それらが消失や改ざんされていれば、まともな反応も出来るのでしょう。

あ~。うん、トラックにはねられて、死んだな。などと、記憶と感覚が残されているのであれば普通は言えないはずです。


小説内では敵を打倒します。モンスター、魔物。そういった害悪をなす存在がいます。

では、現世での記憶と経験をしっかり残したまま異世界に転移や転生した者が、殺傷できるのでしょうか。

現代日本は生活の中から「死」を極端に切り離されています。

家畜の死の結果得られた肉なのですが、店先ではそれらの「死」はイメージさせないようにしています。

徹底した血抜きをされ、パック詰めされた肉には血も滴っていません。

血に漬かり、トングか何かで形状が判別できるままの肉を販売していたら……。そのような肉を買えますか?


死は日本人の感覚からするとグロテスクです。

異世界へ行き、剣を渡されただけで敵を殺せるとは思えないのです。


構えていただけの剣に敵が突進してきて、突き刺さってしまい魔物を絶命させたとしましょう。つまり殺意はなく魔物を絶命させた場合です。

剣から伝わる、生きている肉を貫く感覚。

死の苦しみを表現する目の前の魔物。

流れる血潮と血の臭い。

元々サディスティックな一面でもない限り、普通にはいられないでしょう。

主人公の精神に異常をきたしてしまえば、物語として成立しなくなりますのでそこまで脆弱な設定でなくても良いと思います。ただ少なくても笑いながら敵を倒し(殺す)たり、楽しみながら出来るものではない筈です。

精神が弱い人物であれば、「レベルを上げるために殺さなければならないのなら、レベルなど上げたくない」と、感じるかも知れません。

それとも、姿を見ずに殺せる手段(遠距離攻撃や罠)を考えるかも知れません。


剣を持ち勇敢に戦う異世界からの勇者。

チートスキルで敵を蹂躙する転生者。

肉体はいかようにでも強化は出来るかも知れませんが、精神があくまで一人の人間であるならば、殺傷の度に精神が壊れていくか元々壊れていたかのどちらかになるのではないでしょうか。

俺TUEEは読み手としては面白いのですが、主人公の内面が置いて行かれないようにするべきかとも思います。


あの小説がこうだから、こうする。とか、俺TUEE展開が書きたくて細かい設定はおざなりに。などとならないように気を配って設定を考えてみる必要があると思います。

主人公が精神を病んだ展開もありなのですが、読者側からするとあまり受けがよくないようです。短期間で復帰させるか、そこまでならないように予防線を張りながら執筆するのが良いかと思われます。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ