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小説 読まれない理由 分析 解析  作者: とある執筆者
10/20

物語の導入について

基本的に作品として執筆する上で、方向性を考えながら執筆されていると思います。

大分類では、文字の羅列をどういった長さや質でまとめるのか。

つまり、連載小説なのか短編なのか。エッセイなのかという部分。


次に読み手に何を伝えるのかというジャンルという内容に至る部分。

甘酸っぱい恋愛をテーマにしたもの。ホラー、エスエフ、ファンタジー。


最後に物語の展開。

恋愛を書くとしても、純愛なのかドロドロの愛憎劇なのか。

ファンタジーにしても最初から俺TUEE系なのか、地道な成長を描くのか。



そして、それぞれの物語では当然ながら執筆者「一押しの場面」が存在しているはずです。

むしろ、その場面を描きたいがために物語を書いていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

読者の胸をきゅっと締め付けるようなような、主人公とヒロインの若さゆえの甘酸っぱいやり取りであったり。

勇敢な主人公が剣一本で火竜へと挑む場面であったり。

様々なスキルを駆使して無双する主人公の姿であったり。


執筆者としてこれらの場面を書いているときにはとにかく楽しく、時を忘れて没頭してしまったりすると思います。

ただし、新たに小説を書き始め、書き溜めする前に投稿している方。(自身も例外ではなく)展開を急ぎ早くあの場面を執筆したい!という思いが強い(強すぎる)傾向があるように思われます。

そういった想いが悪い方向に出てしまった場合、以下のような展開になってしまうかも知れません。



恋愛ものであれば、人物描写が乏しすぎて感情移入出来ない状況のまま、盛り上がるシーンに突入させてしまう。

異世界ものであれば、有無を言わさずトラックが突入して主人公を事故死させ、異世界転生を強要する強引な神や女神の出現により、いわゆるごり押しでの何の理由もないままに異世界生活がスタートしてしまう。

冒険活劇では、幼稚な精神のまま行われる俺TUEEの殺戮行為。しかし作品中ではこれを冒険と呼ぶ。


当初の導入部分から物語の展開を考えず、導入部分は本編から切り離されて独立してしまっている作品が見受けられます。

物語は全てが伏線となりえます。そういった伏線を使いこなすことが執筆者として必要になる部分だと思います。


面倒だからトラックを突っ込ませ主人公を殺してしまえ!

ラブレターを渡して振られてからが物語のスタートなのだから、その前の場面は割愛してしまえ!

元々強かった。で説明は終了。無双シーンが楽しいから主人公の無慈悲な無双&ハーレム展開。


書きたいシーンであることは理解出来ますが、物語の中で不足の部分を伏線として補完し、是非小説としての質を高めませんか?


最後に……。

書きたいと思われるシーンは、おそらく何かの作品で見たり読んだりしたことのある場面です。

それを自分流にアレンジしたとしても、二番煎じでしかありません。

個性はキャラクターに現れ、しっかりとしたキャラが育てばキャラに似合った言葉を語り出します。しっかりとした溢れる個性があれば、記憶にあるシーンをなぞったとしてもキャラクター達は同じ行動をしないのではないでしょうか。


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