3日目
翌朝、村から消えていたのは……ミィでした。
『ターン1』
オサム「昨日の犠牲者は、小学生か」
イチサク「狼たちの狙いが分からないな」
ニサク「とりあえず、各村から1人ずつ襲っていくつもりかもね」
***
ピーチ「……」
パイン「そろそろ、どなたか名乗り出ないんですか?」
***
マグロ「誰も名乗り出ないなんて、まるで魚村みたいだな」
サメ「だからといって、役職者を分ける方法は危険だろう」
シラス「今回は恋人まで潜んでいる分、難しいですねぇ」
カメ村長「フォッ、フォッ、フォッ」
***
マコト「ついに小学生村にも犠牲者が出てしまいましたか」
サナ「なんでミィなの⁉ かわいそう」
コウスケ「許せないな。絶対、狼を見つけてやる!」
『ターン2』
オサム「小学生村は活気がありますね」
イチサク「いつも楽しそうで、うらやましいよ」
ニサク「ええと……俺的には、他の村が怪しい気がするんだけど……って誰も聞いてねぇし」
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ピーチ「……」
パイン「一応、聞いていますよ。基本的に同じ村の仲間は疑いずらいですよね」
***
マグロ「今日の追放者をどうするかだが……」
サメ「全ての魚が残っていることで、余計な疑いをかけられるのは困る」
シラス「私なら追放されても大丈夫ですよ。奥の手もありますし」
カメ村長「フォッ、フォッ、フォッ」
***
マコト「この流れだと、シラスさんになるんでしょうか?」
サナ「奥の手って何だろう?」
コウスケ「う~ん。俺にも奥の手があればなぁ」
この後は、たわいもない会話が続いたため、投票に移ります。
『投票結果』
シラスがサナに投票しましたが、それ以外のメンバーがシラスに投票したため、彼が追放されました。
シラス「投票ありがとうございます。それでは皆さん、お祈り下さい。天の神様に選ばれた方が、ターゲットになります」
ニサク「???」
マグロ「⁉」
会議を終えた村人たちが四方の村に帰った後、シラスは村から去る前に矢を放ちました。
それは小学生村の方に飛んでいき……。
???「キャーーー!!」
1人の犠牲者が退場しました。




