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2日目

 翌朝、村から消えていたのは……サンサクでした。



   『ターン1』


オサム「最初の犠牲者は、うちの村か」


イチサク「俺たち兄弟がサンサクをやるとは考えにくいから、きっと狼は他の村の奴だろう」


ニサク「でも、オサム君は兄弟じゃないから、どうなんだろうねぇ。いやいや、全然、疑ってないけどね」


   ***


ピーチ「……」


パイン「……」


ストロベリー「あら? なんで2人とも黙ってるのぉ? 何か秘密でもあるのかしら? ウププw」


   ***


マグロ「この村は全員いるか? 大丈夫か⁉」


サメ「なんとか無事だったようだ」


シラス「そういえば、夜中にガサゴソと村を出ていく音を聞いたのですが……こういう情報は言ってもいいのでしょうか?」


カメ村長「すでに言っておるぞ。フォッ、フォッ、フォッ」


   ***


マコト「どうしてサンサクさんが狙われたんでしょう?」


サナ「狼だって、最初は適当に襲ってるんじゃない?」


コウスケ「もしかしたら、1つの村に集まっている狼たちが、怪しまれないように仲間を襲ったのかもしれないぜ」


ミィ「やだ……怖いです」





   『ターン2』


オサム「なんだか僕たちが疑われているみたいですね」


イチサク「この村に狼がいるなんて信じたくないけど……実をいうと、俺も聞いちゃったんだよなぁ。夜のターンに、誰かが村から出ていく足音を」


ニサク「あぁ、それは俺だよ。トイレに行った」


   ***


ピーチ「……」


パイン「……」


ストロベリー「そういえば~、アタシも聞いちゃったのよねぇw 不審な足音を。夜のターンに出かける理由って何だと思う? 男かなぁ? 狼かなぁ? ねぇ、ドッチだと思う~?」


   ***


マグロ「……ところで、役職者は名乗り出ないのか?」


サメ「この分だと、またシラス探偵の出番が来るぞ」


シラス「だ・れ・に・し・よ・う・か・な……」


カメ村長「同じ村の者まで当てずっぽうに混ぜるのかい」


   ***


マコト「確か、この村でも夜のターンに不審な音がしませんでしたか?」


サナ「えっ? そうなの? 私はDSやってたから気づかなかったけど」


コウスケ「俺も、俺も。マコトは考えすぎなんだって」


ミィ「でも……私は聞こえたような……」




   『ターン3』


オサム「なにはともあれ、そろそろ追放者を決めませんか?」


イチサク「なるべく優秀な人材を……じゃなくて、重要な役職の人を残したいから、静かな人は追放しない方がいいかもしれない」


ニサク「騎士や占い師が潜んでいる可能性もあるからか。ん~。それだと1番、無駄な話をしていた人から追放かな?」


   ***


ピーチ「……」


パイン「バランス的には、まだ犠牲者が出ていない村から追放した方がいいと思いますが、どうでしょうか?」


ストロベリー「別に、壊滅村があっても面白いと思うけど。ウププw」


   ***


マグロ「さっきから、余計な事ばかりしゃべっているフルーツがいるな」


サメ「おそらく村人だろう」


シラス「天の裁きによると、今日、追放すべきなのはマグロさんです」


カメ村長「シラスは、同じ村にも容赦ようしゃないのぅ。フォッ、フォッ、フォッ」


   ***


マコト「どうやらストロベリーさんを追放する流れになりそうですね」


サナ「賛成」


コウスケ「それじゃ、会議終わりか?」


ミィ「まだですよ。ストロベリーさんの意見を聞いてあげないと」




   『ターン4』


オサム「ミィちゃんは優しいですね」


イチサク「年下なのに、ニサクよりも、しっかりしてるな」


ニサク「なんだよ、それ。どうせ『妹が欲しかった』とか思っているんだろう? 弟2人で悪かったな」


   ***


ピーチ「……」


パイン「このままだとストロベリーが追放されそうですね」


ストロベリー「やっぱり、アタシの事が気になっちゃう? アイドルの宿命だから仕方ないんだけどぉ、今回ばかりは追放されたら困っちゃうよ~。……みんなの方がw」


   ***


マグロ「重要な役職だと言いたいらしいが、どうもソレっぽく思えないな」


サメ「荒らしが得意そうだから、狂人じゃないか?」


シラス「たとえ今回、追放をまぬがれたとしても、本当に重要な役職であれば、狼に襲われてしまう可能性が高いので……遅かれ早かれアウトだと思います」


カメ村長「フォッ、フォッ、フォッ」


   ***


マコト「どうも果実村と魚村は仲が悪そうですね」


サナ「その点、アタシたちは仲良しだよ」


コウスケ「なんかさ、魚村の村長って、キツネっぽくないか?」


ミィ「確かに笑い方が怪しいですけど……今回は、妖狐なんていなかったと思います」



 おおよその流れが決まりましたので、投票に移ります。

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