2日目
翌朝、村から消えていたのは……サンサクでした。
『ターン1』
オサム「最初の犠牲者は、うちの村か」
イチサク「俺たち兄弟がサンサクをやるとは考えにくいから、きっと狼は他の村の奴だろう」
ニサク「でも、オサム君は兄弟じゃないから、どうなんだろうねぇ。いやいや、全然、疑ってないけどね」
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ピーチ「……」
パイン「……」
ストロベリー「あら? なんで2人とも黙ってるのぉ? 何か秘密でもあるのかしら? ウププw」
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マグロ「この村は全員いるか? 大丈夫か⁉」
サメ「なんとか無事だったようだ」
シラス「そういえば、夜中にガサゴソと村を出ていく音を聞いたのですが……こういう情報は言ってもいいのでしょうか?」
カメ村長「すでに言っておるぞ。フォッ、フォッ、フォッ」
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マコト「どうしてサンサクさんが狙われたんでしょう?」
サナ「狼だって、最初は適当に襲ってるんじゃない?」
コウスケ「もしかしたら、1つの村に集まっている狼たちが、怪しまれないように仲間を襲ったのかもしれないぜ」
ミィ「やだ……怖いです」
『ターン2』
オサム「なんだか僕たちが疑われているみたいですね」
イチサク「この村に狼がいるなんて信じたくないけど……実をいうと、俺も聞いちゃったんだよなぁ。夜のターンに、誰かが村から出ていく足音を」
ニサク「あぁ、それは俺だよ。トイレに行った」
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ピーチ「……」
パイン「……」
ストロベリー「そういえば~、アタシも聞いちゃったのよねぇw 不審な足音を。夜のターンに出かける理由って何だと思う? 男かなぁ? 狼かなぁ? ねぇ、ドッチだと思う~?」
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マグロ「……ところで、役職者は名乗り出ないのか?」
サメ「この分だと、またシラス探偵の出番が来るぞ」
シラス「だ・れ・に・し・よ・う・か・な……」
カメ村長「同じ村の者まで当てずっぽうに混ぜるのかい」
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マコト「確か、この村でも夜のターンに不審な音がしませんでしたか?」
サナ「えっ? そうなの? 私はDSやってたから気づかなかったけど」
コウスケ「俺も、俺も。マコトは考えすぎなんだって」
ミィ「でも……私は聞こえたような……」
『ターン3』
オサム「なにはともあれ、そろそろ追放者を決めませんか?」
イチサク「なるべく優秀な人材を……じゃなくて、重要な役職の人を残したいから、静かな人は追放しない方がいいかもしれない」
ニサク「騎士や占い師が潜んでいる可能性もあるからか。ん~。それだと1番、無駄な話をしていた人から追放かな?」
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ピーチ「……」
パイン「バランス的には、まだ犠牲者が出ていない村から追放した方がいいと思いますが、どうでしょうか?」
ストロベリー「別に、壊滅村があっても面白いと思うけど。ウププw」
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マグロ「さっきから、余計な事ばかり喋っているフルーツがいるな」
サメ「おそらく村人だろう」
シラス「天の裁きによると、今日、追放すべきなのはマグロさんです」
カメ村長「シラスは、同じ村にも容赦ないのぅ。フォッ、フォッ、フォッ」
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マコト「どうやらストロベリーさんを追放する流れになりそうですね」
サナ「賛成」
コウスケ「それじゃ、会議終わりか?」
ミィ「まだですよ。ストロベリーさんの意見を聞いてあげないと」
『ターン4』
オサム「ミィちゃんは優しいですね」
イチサク「年下なのに、ニサクよりも、しっかりしてるな」
ニサク「なんだよ、それ。どうせ『妹が欲しかった』とか思っているんだろう? 弟2人で悪かったな」
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ピーチ「……」
パイン「このままだとストロベリーが追放されそうですね」
ストロベリー「やっぱり、アタシの事が気になっちゃう? アイドルの宿命だから仕方ないんだけどぉ、今回ばかりは追放されたら困っちゃうよ~。……みんなの方がw」
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マグロ「重要な役職だと言いたいらしいが、どうもソレっぽく思えないな」
サメ「荒らしが得意そうだから、狂人じゃないか?」
シラス「たとえ今回、追放を免れたとしても、本当に重要な役職であれば、狼に襲われてしまう可能性が高いので……遅かれ早かれアウトだと思います」
カメ村長「フォッ、フォッ、フォッ」
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マコト「どうも果実村と魚村は仲が悪そうですね」
サナ「その点、アタシたちは仲良しだよ」
コウスケ「なんかさ、魚村の村長って、キツネっぽくないか?」
ミィ「確かに笑い方が怪しいですけど……今回は、妖狐なんていなかったと思います」
おおよその流れが決まりましたので、投票に移ります。




