2日目
翌朝、村からいなくなっていたのは、後列にいたヒラメでした……。
カレイ「おいっ! 探偵さんが前と後ろに分けたせいで、村人が犠牲になっちまったぞ」
探偵「落ち着いて下さい。もし前列から襲われていたら、もっと悲惨な事になっていましたから、実に幸運な結果です」
イカ「幸運だって⁉ このままじゃ、後列にいる俺とカレイまで狼に襲われちまう! 共有者でもないのに、お弁当にされるなんて最悪だよ。このアホ探偵め」
探偵「まぁまぁ、そう怒らないで下さいよ。私も命がけで推理していますし、狼にも前列から襲えなかった理由があるのでしょう」
カレイ「一体どんな理由があるってんだ?」
探偵「例えば、早くも後列の仲間を失いそうなので、誤って狂人を襲ってしまう事を恐れているとか……」
???(ビクッ)
探偵「それに、霊媒結果によっては、この作戦が無駄ではなかった事が証明されるかもしれませんので、霊媒師の方は、トビウオさんの結果を教えてくれませんか?」
しかし、前列の魚たちは、霊媒師だと名乗りでませんでした……。
探偵「困りましたね。では、こうしましょうか。霊媒師が現れないなら、今日は前列から追放者を選ぶことにします。うまくいけば、狼が追放できるかもしれませんし……皆さん、お祈り下さい。か・み・さ・ま・の……」
クラゲ「ちょっとまったぁ! どんだけポジティブシンキングなんだよ。どう考えたって、重要な役職を追放しちまう可能性の方が高いだろうが。そんなやり方で負けるのは納得いかないから、霊媒結果を教えるよ。トビウオは『黒』だった。どうして分かったのかは知らないが、アンタは本物の探偵のようだ」
エビ「ちょっと待ったぁ! 勝手な事をベラベラと……いいですか。探偵さん。トビウオの結果は『白』でしたよ。ニセモノの情報を信じないように気を付けて下さい」
探偵「ふむふむ。トビウオさんの結果は、白黒パンダになってしまったようですね。白かもしれませんし、黒だったのかもしれません。この答えはいくら考えても分かりませんので……お次は黒を見つけた占い師さんがいましたら、名乗り出て下さい」
探偵はしばらく待ちましたが、魚たちは全く動きませんでした。
探偵「ふむふむ。そうですか。分かりました。では、今日の追放者は……前列ではなく、後列のイカさんにしましょう」
イカ「冗談じゃない。俺はただの村人だぞ」
探偵「ですが、4分の1の確立では狼ですから」
イカ「完全に濡れ衣だっ。誰か、そのヘボ探偵をどうにかしてくれ~っ」
村からイカが追放されました。
『夜のターン』
狼役が排除したのは、とても大きな魚です。
???「なぜ俺なんだ⁉」




