表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/70

2日目

 朝になると、イチサクの姿が消えていました。

 急いで人狼を見つけださなければ、どんどん犠牲者が増えてしまいます。


 村人たちは、追放会議を始めました。


   『ターン1』


ナナ「きゃ~、狼に食べられちゃったのは、1番年上のイチサク先輩だったのね~」


ヨミ「せっかく会えたのに……許せない。私は占い師だから、狼役を見つけてやるわ。ちなみに、サンサクは白よ」


ミルク「あの……私も占い師なんだけど……ニサク先輩が白でした」


イツカ「へぇ。2人の占い師がいるってことは、どちらかが狂人なのかな?」


ニサク「だとしたら、どっちも狼ではなさそうだから、わざわざ追放する必要は無いってことか。一応、ミルクちゃんの白出しは合っているから、僕は彼女を信じるよ」


サンサク「ヨミの占いだって当たっているよ。一体、誰に投票すればいいんだ⁉ 早くイチ兄のかたきをとらないと」



   『ターン2』


ナナ「また村人を犠牲にするわけにもいかないし……どうしよっか」


ヨミ「だったら、グレーの人を追放するのはどう?」


ミルク「そうしましょうか?」


イツカ「今、グレーなのは私かナナだけど……さっきから、ナナの発言が不自然な気がするんだよね」


ニサク「そういえば、やたらテンションが高かったような……。ナナちゃんって、こういうキャラだったっけ?」


サンサク「イベントがあると、やたら張り切るんだよ。でも、分かりやすい奴だから、図星かもしれないし……。なんにせよ、俺はナナには投票しずらいなぁ」



   『ターン3』


ナナ「それって友達だから? それとも、もっと深い意味が……ううん。なんでもない。私はただの村人だからね。みんな信じて~」


ヨミ「あら? 役職は言わないんじゃなかったの?」


ミルク「確かに怪しい気がしますね」


イツカ「ナナでいいんじゃない?」


ニサク「了解」


サンサク「……困ったな」




   『投票結果』


 ナナとサンサクがイツカに投票しましたが、それ以外の4人がナナに投票したため、彼女が追放されました。


ナナ「テンションが高くなっちゃうのは、楽しいからに決まってるじゃん。できれば別の役職が良かったなぁ」




   『夜のターン』


 残念ながら、村にはまだ人狼が潜んでいます。

 今夜は誰が襲われてしまうのでしょう?


ニサク「あれ? ゲームが終わらないってことは、ナナちゃんが狼じゃなかったのか……」


サンサク「やっぱりそうか。俺は信じてたぞ」


人狼「ガルルルル」


一同「⁉」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ