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1日目

 とある村に狼が現れ、今朝も1人の村人が犠牲になりました。


???「うわぁ。初日に犠牲になると、プレイヤー紹介にも載らないのか。ヒドイ扱いだな」


 村長は、このかわいそうな村人のために、狼だと疑わしい人物を話し合いで決め、毎日1人ずつ追放することにしました。



   『ターン1』


ナナ「さぁて、狼さんはだ~れかな~?」


ヨミ「……」


ヤッコ「まずはどうすればいいの?」


ミルク「なんだか怖いです」


イツカ「人狼の見つけ方なんて分かんないや」


イチサク「今回は初日占いが出来ないから、大変そうだなぁ」


ニサク「イチにいのセリフは、なんか他人事ひとごとっぽいから村人かもね」


サンサク「あんまり適当な事を言わないでよ。それとも、かく乱狙いか⁉」



   『ターン2』


ナナ「自分の役職は、まだ言わないでね~」


ヨミ「それは何で?」


ヤッコ「気になるけど、会話順の縛りがあるせいで、次のターンにならないと答えが聞けないのが、ちょっと不便だよね」


ミルク「あの……今日は誰を追放するんですか?」


イツカ「適当に?」


イチサク「う~ん。初日は何も手がかりが無いから、重要な役職の人を追放しないように、誰か村人が名乗り出て、その人に投票するっていうのはどうかな?」


ニサク「いきなり村人をにえにする作戦かよ」


サンサク「でも、考えようによっては、村から追放されれば狼に襲われずに済むんだから、その人は安全に逃げられるんだよね」


◇ルールによっては、昼間の会議で仲間に疑われた人物は、その場で処刑されてしまう場合もありますが、今回はあくまでゲームをしているだけ……という軽めの設定になっています。



   『ターン3』


ナナ「さっきの質問だけど、役職を言わないでって言ったのは、みんなが『〇〇です』と言い始めると、騎士とか名乗り出られない人が言いずらくてボロを出しちゃうと思ったから」


ヨミ「あぁ、そういうこと。騎士が見抜かれれば、狼に襲われてしまうものね」


ヤッコ「私は村人だから、追放してもいいよ」


ミルク「えっ? ヤッコちゃん。本当にいいの?」


イツカ「それじゃあ、追放するのはヤッコで決まりかな」


イチサク「ありがとう。おかげで作戦がうまくいきそうだ」


ニサク「だけど……こんなことをしていたら、村人が減って、狼にやられちまうぞ」


サンサク「いやいや。明日になれば占い結果が分かるから、それに期待しよう」




   『投票結果』


 本人以外は全員ヤッコに投票したため、彼女が追放されました。

 ちなみにヤッコが投票していたのは、ナナでした。


ヤッコ「でも、ナナに投票した理由は特に無いよ。みんな頑張ってね」




   『夜のターン』


 恐ろしい夜がやってきました。

 村にはまだ人狼が潜んでいます。

 今夜は誰が襲われてしまうのでしょう?


人狼「ガルルルル」


???「俺か! ……まぁ、そうだよなぁ」

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