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むかしむかしの和風乙ゲー
「・・・と、仰りますと?」
本日何度目かになる意味がわからないと言った真の表情にも慣れてきました。
変人扱いと化してくるのも時間の問題でしょう。
「わざとやってるでしょ?」
「いや、質問を質問で返されましても・・・」
なんとなく1日いただけだけどわかってきた。
このチュートリアル男、只者ではない。
出会ってからここまで薄い笑顔か意味わからないって顔しかみてない。
そぅ真顔とか本当の笑顔と言ったものを見ていない。
チュートリアル男だから顔の表情筋が少ないと言われれば納得・・でき・るかぁぁぁああ!!
これは現実、現実に表情2つの人間っているかぁ!
この人、絶対何か隠してる!!!
「真、私はとっくに選んでるけどあんたには教えない。だから物語を先に進めなさい」
「・・・かしこまりました」
こんな戯言でどーにか切り抜けたチュートリアル。
この台詞が物語始まりの合図。
さてどーやってしらばっくれて乗り切ってゲーム終わらせて
その先の人生をやっていこう?
ぼんやりとそんな事を考えいたら部屋の襖を開けられ今日の終わりを告げられる。
「では凛音様、本日はお休みください」