表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
降魔の誓い  作者: Elef
5/6

結界

 「あれっ?階段ってこんなに短くなかったですよね。」

石段を下りきったとき、祝がそんなことを言った。

「いや、行きはもっと時間がかかっていたはずだぞ。」

広瀬も不思議に感じていた。行きは一時間以上かけて上った石段が、帰りはものの数分で下りきったのだ。さすがにおかしい。

「すみません、実はいくら上っても頂上に辿り着かない結界を張っていました。私が留守の間に寺を荒らされないようにするためのものです。」

御門は二人に謝る。

「「結界?」」

二人は思わずそんなことを口にする。宗教的なまじないの類だというのは想像に容易いが、まさか科学が発達した20世紀にそんなことが本当にできるなんて信じられなかった。しかし、二人は実際に結界の効果を体感している。最近では鬼なんていう、それこそ想像上でしかいないようなよく分からないものまでいるというので、そういうことができるのだと割り切ることはできるが、理解できなくて混乱している。

「ええ。魔法みたいなもだと解釈してくださって結構ですよ。」

御門は特に何ともないといったように答える。二人はいまいち納得はしていないが、ここで云々うなっていても無駄だと、理解するのをあきらめた。

まったく話が進まない。さっさと鬼との闘いやオリジナル兵器を出したいのに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ