表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

反社レベルの圧力

…ごめん、俺がこのメニューにしたのが悪かった。


葛葉と和食…全然似合ってない!!!!多分葛葉が着物とかを着れば話は180度変わってくると思うのだが。

それにしてもヘンテコだ。


「んぅ…美味しかったぁ…。んへへ、お花今日は満開だなぁ…」

「良かったな!」

「うん!!!」


葛葉は隆聖君に頭を撫でられ、「えへへ」と笑みを溢していた。今は俺でも見える。あぁ、お花が飛んでいる。

葛葉は超ニッコニコ、そして隆聖君もまた超ニッコニコ。そしてどちらも顔が良くまた性格も良い。こうなればもう誰でもわかる。俺でもわかる。そう、「お花畑」の完成だ。


こんなことを考えている連中は他にもいるであろう。見たところ周りは男しかいないが、周り全員が2人を見ている。


やばい、今すぐにここから立ち退きたい。そのために…俺はこの前にあるご飯を完全に消化する!!!


俺はそう心に誓って箸を進めた。



「やばい…お腹いっぱい…」


俺は思わずそう呟いた。


勢いよく食べたからなのかどうかは不明だがお腹が張っている。


「悠、食べ終わった?」

「うん。…んじゃあ俺帰るから…」

俺はそう言って席をゆっくり立とうとしたその時。肩を持たれた。


「オイ葛葉様がまだ席に座ってるだろうがドブ。てめぇはそんなこともわかんねぇような低脳なのか??」

「お?」


なんだこいつ。


「あ?なんだよ。俺が言ってること聞き取れなかったのか?さっさと座れって言ってんだろ」

「紗凪也、やめて」

「だけど…」

「今日の紗凪也の周りのお花は枯れてるよ」

「ごめんなさい…」


何かの忠犬。まるで犬と飼い主みたいな関係性だな…。

俺がそんな馬鹿なことを思っている最中にも紗凪也君?が俺のことを睨んでくる。正直言ってとてもとてもとても怖い。

しかし反社をそう舐めるでない。この子をよりももっとやばいやつらがうじゃうじゃいた。余裕で街ん中で電動ノコギリを振り回してるやつや弓矢で永遠とターゲットをマークしている奴らなどなど。

この恐喝のような発言とこの睨み具合はとてもとてもとても怖いけれども、それでもまだ俺が我慢できるレベルのものだ。


「じゃあ悠、部屋に戻ろっか。んで二度寝しよ。今日は学校無いし」


葛葉はそう言うと俺の分のトレイも持って行ってしまった。


「ちょ、葛葉?」


俺はそんな言葉をかけたが虚しく、運ばれてしまった。


ん〜…超いい子じゃん。


…さっきから後ろからの視線が痛い…。この紗凪也君…からの圧がすごい。これは普通に反社でもおかしくないレベル。


この子…どんなんだったっけ…?やばい…物語を詳しく見てなかったせいで把握できてなかった…。


でもまた中心人物なんだろうな…。


真っ赤でツーブロックの髪に耳に左右一つずつピアスをつけていて目も髪と同じく真っ赤。そしてすごく背が高い。俺が175㎝だから少なくとも180㎝はいっているだろう。


「悠!行こ?」


俺がそんなことを考えていると手を振りながら葛葉がこっちに来てそのまま俺の手を取り、廊下を歩いた。


「悠ー、今日の授業なぁに?」

「リズムの感覚をとる授業だよ」


俺は知らなかった筈なのに自然と口から出ていた。


「ええー?それオレ嫌いなやつじゃーん!」


葛葉は唇を突き出して不満であることを曝け出した。


「頑張ろ」


俺がそう言うと首が折れるのではないかと思ってしまうほどの勢いで葛葉がこっちを向き、「うん!!」と元気に言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ