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ひとりごと -きつねのきょん-
わたくしめのせかい
ひとのなきよの
あじけなき
はかなきせかい
そらのみなとへと
おとずれるもの
たえてひさしき
としつきをすごしつつ
あのそらのさきを
みつめてすごした
ひとりきりのあのころ
いろのぬけたせかいで
わがあいかたのかえりだけを
ひそやかにまちわびていた
ともをえて
いばしょをえて
あじけなきせかいに
あざやかないろをかんじ
いろづいたせかいは
いまでも
かわらずにひろがりゆく
ともといるせかい
ともとわたくしめのせかい
いろあざやかなせかいは
とてもすばらしく
わたくしめのあじけなきせかいは
とものいろにそめられて
たのしきせかいへとかわりつづける
ひとりはあじけなきいろ
あざやかないろどりは
ともとわたくしめのいろ
どちらも
わたくしめのせかい
そらのみなとに
ここちよきかぜがふく