ウンコおじいさんの旅立ち
むかしむかしというにはそこまで遠くない、少し近めのむかし…。
町のはずれのポツンと一軒家に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おばあさんは、朝から家で晩御飯のシチューを煮込み、おじいさんは、キノコを採りに山へ出かけました。
おじいさんがキノコを採っていると、雨が降って来ました。
「どこかで雨宿りをせんといかんのう…。」
おじいさんが雨宿り先を探していると、ほどなく雨宿りに打ってつけの洞窟を見つけました。
洞窟を入ると、階段がありました。階段の下から美味しそうなパンの匂いがします。
おじいさんは、お昼も食べずにキノコを採っていたので、お腹が空いてきました。
匂いに釣られて階段を降りていきます。
すると、階段の下にはとても大きな部屋がありました。そこには大きな机と大きなイスがあり、イスにはとても大きな男が座っていました。
大きな男は、口いっぱいにパンを頬張っています。
そこは巨人の家でした。
おじいさんはとてもお腹が空いていたので 、巨人の目をぬすんで机に上がり、パンに近づくとムシャムシャと食べ始めてしまいます。
「見ていたぞ人間!パンのかわりにお前を食べてやる!」
巨人はおじいさんを見つけると、大きな人差し指と親指でつまみ上げ、ゴクリとひと飲み…。
巨人は何事もなかったように、またパンを食べ始めました。
ですが、しばらくして巨人はお腹が痛くなります。
「いてて…。悪いもんでも食べたかな…?」
巨人はトイレに駆け込みました。
するとどうでしょう。奇跡が起きたのです。
おじいさんは、ウンコになって巨人の中から出てきました。
おじいさんは、巨人に向かって次々と一緒に出てきたウンコの兄弟を投げつけました。
「クサイクサイ!こりゃたまらん…。」
巨人は一目散に逃げ出しました…。
おじいさんは、巨人の家のお宝を持って、おばあさんの待つ家へと帰りました…。
…おじいさんはウンコだったので、おばあさんにトイレに流されてしまいました…。




