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夏生詩集3

夕方ラジオ

作者: 夏生

日常のなかに

笑っちゃうほど

明るく

元気な声が

言葉が

小さなラジオから

聴こえて


言葉を

心の真ん中に

向けて

気前よく発信

してくれた人がいて


その人が

ラジオの向こうで

泣いていた

嗚咽で

メッセージがことごとく

濡れてしまって


時間は次へと

容赦なく動いて


あの日流れた音楽

くだらないジョーク

切ない思い

急速に

逆戻りして

こみあげて

こちらも

もらい嗚咽


永遠はない

当たり前のことが

信じられなくて

これも

くだらないジョーク

だったりはしないかと

粘着質な期待をして

明るく

裏切られて


ありがとうございました!

明るい声で

その人は

言葉を置いた





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