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ビッグサイトに導かれし者たち

注:思った事を全て文字にしただけの乱文です。目眩や吐き気を感じたらすぐにプレイを中止してください。

 都条例の一部解釈を巡って勃発した下北沢駅前事変に巻き込まれる一。

蓮舫とアグネスが急進させる青少年健全育成条例とか100%面倒ごとには違いないがそこはそれ、下北沢一の"変態による変態の為の変態の編隊"(フェミニア)として見過ごすわけにはあきまへん。虚数空間内にてハイド博士による810時間にも及ぶ人体改造手術を受けた後、リハビリがてら意気揚々と向かった先は立教大学。

 在宅アニメ評論家(ワークライフバランサー)達の見識に感銘を受け、前衛芸術のセカイを学びにビッグサイトに集結した専門家達と舌戦を繰り広げるも、一朝一夕の付け焼き刃が通用する筈もなく、あえなく砂糖菓子の弾丸(アヴァンギャルズ)の餌食になってしまう。

 もはやこれまでかと思われたが土壇場でセカイ系への波及について実際にスケベ椅子を用いながら考察。独自の理論を展開する。これには専門家達も唸るばかり。議論は白熱し、室町時代の官位制度にまで波及する。

 議題がヘーゲルとキルケゴールの対立構造へと差し掛かった辺りでどこからともなく、何よりも早くUFOが飛んで来た。サンスクリット語で記された予言書によれば30分後幕張メッセに宇宙人が襲来するらしい。

これを受けて争点は一転。大友庵野以降のSFファンタジーノベルについて議論は錯綜する。

 残り時間10分を切ったあたりで専門家達の半数が脱落。形骸化した名ばかりの円卓は崩壊し、只の親和的馴れ合い空間へと変態を遂げる。

 と。そこへ西尾維新乱入。得意の独り語りで周囲を困惑させる。「それは間違っている。つまりそれは間違っているんだ。」

 アメリカ軍の派遣も間に合わず、百八度目の「ぼく」が登場した辺りでビッグサイト炎上。それでも尚語り続ける西尾。傍観する京極。荒ぶる森。twitterに投稿する東野圭吾。四天王とその周囲を除き、辺り全てが燃やし尽くされ、地上が真っ赤な地獄へと変貌を遂げた虚空の独白は、かつて世界の中心で愛を叫んだ獣の生き写しそのものであった。

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