これまでの主な登場人物③
【ロゼリア国内】
ルードヴィッヒ=クラン=ロゼ
(ルーイ)
ロゼリアの王子。恋人は海の中にある敵対関係の隣国、アクアリアの人魚姫。許されざる恋に生きる年若き王位継承者。王子のわりに口が悪く態度も悪い。しかし初対面の蓮姫に『人魚病』の流行る自国に入らないよう忠告する心優しい面も。
17歳。
ホームズ子爵
ロゼリア王家に古くから仕える家系。クローン技術のような魔術で栄え数代前からの記憶も少しだが受け継いでいる。封じられる前のユージーンと数代前の間には面識があり蓮姫達に協力する。紳士的な人物で蓮姫も何度かその発言、態度にときめいている。
65歳。
ロゼリア王妃
亡くなったロゼリア国王の妻でありルードヴィッヒの母親。息子と人魚姫の結婚を強く反対し、またアクアリアへの敵対意識も強い。イザベラを強く信頼している。
35歳。
イザベラ=コルベット
元々はロゼリア内の領主の妻だったが王家に取り入り、その聡明さから亡き国王と妃より強い信頼を受けている。国王や元夫の死は彼女が近付いてから約一年で起こっていた。
41歳。
ドロシー=コルベット
イザベラの娘でありルードヴィッヒに思いを寄せる少女。雰囲気がソフィアに似ている。可愛らしい外見の持ち主。身分の差や自らが恋する王子に想い人がいる事に悩む恋する乙女。
15歳。
【アクアリア国内】
ラピス=アクア
海の底にある人魚の王国、蒼き国アクアリアの姫。敵対関係にある隣国ロゼリアのルードヴィッヒ王子とは恋人同士。ラピスラズリのような蒼い瞳と髪を持つ美しい人魚。
アクアリア王妃
ラピスの母親でアクアリア王家の者。母親がロゼリアの王子に恋した事で出来た『人魚病』について、母亡き後も心を痛めていた。
アクアリア国王
ラピスの父親だがアクアリアの人魚ではなく、別の国出身の人魚。威厳ある王だがロゼリアとの交友関係復興、娘と娘が慕うルードヴィッヒとの幸せな結婚を願っている。
ルリ
歴史に名を残す『人魚姫』の物語の当事者。ユージーンのかつての友人だったらしく、彼の魔術で人魚の証を捨て人間となった。海に身を投げた後、ユージーン達に助けられ一命を取り留めたがその事実を知る者は数少ない。