少女紀行1
選択少女
例えば、今
この話を読む前に、あなたは読むか否かの選択を迫られましたね
何時だって人生全てにおいて選択が全てなんですよ
生きる限り選択はしなければならない。良かれと思って取った行動がとんでもない事態を生む事になる、何て事は沢山ありますね。何時だってしなくちゃいけない時があるんですよ。どんなに 苦しくても ね。
さてさて前置きが長くなって申し訳ないですね
何度でも言いますよ。忘れないでいてください。選択しなければいけない時があるってね。
ーある1人の少女のお話ー
リリリリ…
この音が聞こえると言うのは私にとっての朝の目覚めであり一番嫌な瞬間である。一体誰が作ったんだこの悪魔の物体は。底知れぬ怒りを感じながら私は目覚まし時計に手を掛ける。
「うるっさいなぁ…」
基本的に朝の第一声はこれなのである。目覚まし時計を沈めた私は沈めたと同時に針を確認した。
「よし、まだ6時半」
この寝ぼけた状態から再び眠りに入る僅かな時間。
私にとってはとても幸せ。が、今日は運が悪かったのか下からドタドタ階段を駆け上がる音がする。
「はぁー、最悪」
私を守る最後の壁が ガチャ っというなんとも言えない音と同時に崩れ去る。
「起きなさいー!学校の時間だよー!」
と言いながら私を起こしに来たのは他でもない私の母親である。喋るのが面倒だから適当に頷いて下に戻らせた。
「また、1日か〜」
寝ぼけつつ私はパジャマから神速で制服へとチェンジ。
髪をいつも通りにセットしてテーブルに着地。我ながら完璧な動作である。ここまでかかった時間は15分。自己ベスト更新だ。などと訳の分からない記録を叩き出してテレビの電源を入れる。恒例の朝のニュースである。
「今日は朝方から夕方まで猛暑になりそうです、外に出る方はしっかりと対策をして外出するように心がけましょう」
そう、季節は夏なのだ。夏真っ盛り。熱い奴。
しかしもう少しで学生には天国な夏休みが待ち構えている。マリオとかで言うスター状態の部類であると私は思っている。
「もう少しで夏休みだしオープンキャンパスとか考えとかないとダメよー?あんた馬鹿なんだからさー」
「うーん、それなりに予定立ててるからなんとかなるって〜」
私は高校二年生だ。そろそろ進路に向けて考えなければまずい時期である。いくらスター状態と言えども期間限定があるので永遠ではない。時間は限られているのだ。私的に行くところは既に決まっているからなんの問題も無いのだけれど。
「7時か、そろそろ出ないと」
私は荷物を整え玄関まで駆け抜ける。その時間2秒。
「時間通りね〜気をつけていってらっしゃいー」
「うーん、行ってきまーす」
ガチャ とかいう何処かで聞いた音と共に外の世界に飛び出した私。流石に夏である。とてつもなく暑い。けど夏休みはあと少し、、!と思うとやる気が出てくる。
「今日も頑張ろ」
私は自転車を漕ぎ始める。
夏休みが約束されている保証など無いのに。
そう、私は何か安心していたのだ。
とりあえず大丈夫なんだ と。
けどそれは間違っていたみたい。
あの時の私は気づけていなかった。
選べなかったんだきっと。
2に続く




