夢にオヤスミ
つま先で蹴り上げた夢のかけらは
いとも簡単に空に舞い上がり
行くあても知らない風に吹かれ
何処かへ飛んで 消えて
もう 窓を開けることさえ出来ない
足跡をつけた 砂浜に戻ることも
行くあても知らない風よ
君の心に 吹き込んで
少し疲れただけだよ
虚ろな目の君も 夢に沈む君も
目まぐるしい日常から
少し離れたいだけだよ
くるくると光に踊る君も
海に誘われた君も
風船ガムで
行くあてのない風に吹かれて
少し疲れただけだよ
だから もう
投げ捨てて 何もかも
少し疲れただけだから
だから もう おやすみ
目まぐるしい日常から
少しの間 少しの間だけ
読んでくださってありがとうございます。