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2 隣の家の男の子



まさか。


まさかまさかまさかっっ


私の隣の家には、前引っ越してしまった大兄弟が戻ってきた。


どうやら、母は神宮家の母である玲子さんと神宮家で久しぶりのお茶タイムをしていたらしい。




「風香と会うの何年ぶりだろうなぁ。俺もう大学3年だぜ」


私の隣に座る茶髪で大学3年の次男、太希たいき

昔と全然性格は変わっていない。少しやんちゃっぽく、元気な男の子。

でも顔はかなり変わったけどね。


「俺、かっこよくなったろ?」

「あはは、そうだね。すごく変わった」



太希は少し顔を赤くして、私の頭をクシャクシャした。

少し私の前を歩いていた太希。





「まったく太希兄さんはすぐ顔を赤くするんだから」

三男で大学1年のゆうは、私に笑顔を向けて言った。

一つ上のお兄さんで、いつも私と本を読んでいた。


「わぁ、優も変わったね。」

「そうかな?」

「うん!何か大人っぽくなったよ」


色素の薄い髪に整った顔立ち。

昔から、かっこよくなるぞーって世間の人からも言われてたから、まさに予想通りだった。

落ち着いた雰囲気もそのままだった。





「ええと、蓮…久しぶり」


「…ん」


私と同い年で高校2年、四男のれん

黒髪でピアスもしてて、少し怖い雰囲気になっていた。

小さい頃から無口だったのは変わらないけれど。

でも、顔はかっこよくなったし背も高くなった。


「変わってないな」


「…そう?蓮も無口は相変わらずだね」


「うるせぇ」


「もうっ、ふふ」


「…なんだよ」


少し照れたように、そっぽ向いてしまった。

やっぱり、変わってない。

少し嬉しいような…。





「風香ぁ、ジュースでも飲むか?」


冷蔵庫を漁っているのは、五男で高校1年のりゅうだった。


「ありがとっ、もらう!」


竜はにこやかに持ってきて、私に渡す。

そして、少し怪しい笑みを浮かべて、私の手を握ってきた。


「…?竜?」


「可愛くなったね」


「なっ…顔近い…」



竜は手を離して、自分の部屋へと戻るようだ。

何だったの…?


「竜には気をつけなよ。最近、あいつ女癖悪いんだ。まったく…毎日のように女、部屋に連れ込んでさ」

優は机の上のジュースを飲み干して溜息をついた。


「そうなんだ…」


変わっちゃったんだ・・・。

前は、女の子に、悪口ばっか叩く子だったのに。


「でもね、竜にいね、ここに帰れるって言ったら、風ちゃんと会えるって、すごく楽しみにしてたんだよ!」


一番末っ子のひかるちゃんは、まだ小学4年の可愛い子。もちろん男の子。

女の子みたいな顔で、この子は顔も甘えん坊な性格も変わってない。


「洸ちゃん!久しぶりだね、背高くなっちゃってー」




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