【マキナの話をもっと聞いてみる】
【強くてニューゲーム】
【つづきから】
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「――魔法処理柱シリーズはいくつかの作成年代の違いがあって、その中でもアーキタイプと呼ばれるのが我々第一世代の――」
「――であるからして、この式を展開すると――」
「――3つの供給孔があり、魔力供給孔、電力供給孔、情報供給孔が特徴となっていて――」
「あーすまん、長くなりそう?」
「20分くらいかかる見込みっすね」
「いや長いわ!校長先生の話くらい長いわ!」
「好調先生?」
「ああー……、学校とか通わないのか?」
「学校は行ってないっすね!でもでも勉強はしたっす!テストもなん澗<じゅん>回も受けたんすよ!」
ホームスクーリングってやつだろうか?テストはやや多い、のか?小テスト含めたら50回程度にはなるんだろう。教育熱心なご家庭だ。
「ふーん、すごいすごい」
「絶対そう思ってないっスよね」
「話は戻るんスけど、最近シュレ様は、麻酔して解剖とかするんすけど、痛めつけて解剖とかが趣味になっていて、それで!」
「えー怖いな、それ。ここ生き物居るんだ」
いろいろ聞きたいことは山積みだが、そろそろ戻らなければ。
――
校庭に戻ると、シュレはムスッとして、言った。
「ずいぶんと楽しそうにしてたじゃない」
「シュ、シュレ様!?」
もしかして聞かれていた?泳がされていた?嫌な予感がする。
「失せなさい。顔も見たくないわ。あははっ!!お前に顔なんてなかったわねエ!」
「そこまで言うこと――」
「シュレ様の益々のご活躍をお祈り申し上げます」
ぴしゃりとそう言い残すと、マキナは消えていった。
嫌な予感は当たらなかったが、こんな別れになるのか。数百年連れ添ってきたというのに。
「お邪魔虫は消えたわ」
「さて――嘘でしょ!?私の物語はこれからなのに!まだ話があるのに――」
【原作】百夜異世界物語
【プロデューサー】魔王
【進行管理】魔王
【調達管理】魔王
【QA】魔王
【脚本】シュレディンガー
【世界設定】ワールドフリッパー
【イラスト】いらすとや
【プログラミング】マキナ
【BGM】魔王塊
主演キャスト
【勇者A】勇者
【勇者B】勇者
【勇者C】勇者
【勇者D】勇者
【魔王】魔王
【マキナ】マキナ
【シュレディンガー】シュレディンガー
【町民A】シュレディンガー
【博士】Fox.シルフィード博士
【中の人】高慢ちき
【スペシャルサンクス】
異教徒大学
憂さ晴らしに協力してくださった被検体の皆様
【協力会社】株式会社501U
Thank you for playing!
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to be continued world line...?
END14.シュレ先生の次回作にご期待ください