第8話 第一章【転生編】2 俺の孤独な奮闘
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少しして・・・
「レイ!アウラル伯爵が、シェンツァに来訪されているから、これからシンの出生報告をしにアウラル公爵に会いに行ってこようと思うんだが、大丈夫か?」
「大丈夫よ!何も問題ないわ!それにシェンツァならこのルクソール村から1~2時間程度なんだからスグに戻って来れるんでしょ?」
などと、両親の話を聞いていたら・・・・・
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どうやら両親ともにランクの高い元冒険者で、功績が認められ騎士になったっぽい・・・
今は片田舎の領地で生活をしているとの事だった。
家の村は、この世界に四つある大陸の一つで、オストリア大陸にある村なんだって
このオストリア大陸には、二つの国があって大国であるエキセンブルグと小国のヨトゥンヘイムに分かれているとの事だった。
家の領地は、小国のヨトゥンヘイムの南にありルクソール村と言うらしい。
どうやら父ビルドが、ここの領主みたいだ。
両親の事を気に入ったアウラル伯爵と言う方が、父ビルドの事を男爵にさせたらしい。
贅沢は出来ないが、普通に生活している分には不自由がないのかな?・・・
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「おう!スグ戻ってくるから・・って走っていくから往復30分もかかんね~よ! それじゃ~行ってくる!」
何か・・・慌ただしい親父だな~
・・・・何か・・・色々とおかしくないか?・・・
「なんでこ~なった?」
(本来ならば公爵家の次男として何不自由のない家庭に生まれるはずが・・・まぁ~俺がセットアップを間違えたんだろうな~でも・・・チラリ。)
嬉しそうに優しい微笑みを俺に向けている両親を見る。
(まぁ~コレはコレで良かったとしましょう♪)
それからの俺は、親がいないタイミングや寝静まったタイミングを見計らい魔力操作やスキル操作を
バレない様に練習することにした。
「確か~この世では【ステータスウィンドウ】って言うんだよな!」
「出せません!・・・もしかして(汗)・・・声に出さないと・・・使えないのか!?」
だとしたら・・・俺・・・実際には(バブ~バァブバァア~ブ(ステータスウインドウ)~)って感じだぞ!
「どうしたら良いんだ~! 教えて~神様~エルゼ様~」
っと呼んでも・・・何もなしっと!・・・。
「何とかせねば~早くしないと・・・地獄のおむつ交換と・・・恐怖の抱っこと・・・悲しいあ~ん攻撃と・・・オッパイミサイル攻撃がまっている!」
想像した瞬間に身の毛がよだちブルブルと震えてしまった。
「あら~シンちゃん!ブルブルしてオシッコしちゃったのかな~♪ママがオムツを交換して上げましゅね~♪」
・・・俺・・・撃沈!
それから、数日間あ~でもない!こ~でもないとやっていたら・・・・・
「おぉっ!!やっと声に出さないでステータスウィンドウが見えるようになった!!」
「ふ~ん・・・空中に浮かんでいるのかな?それとも・・・眼球に映し出されているのだろうか?」
やはり異世界!不思議な感覚だ。
「しかし、ステータスウィンドウの表示画面が赤ちゃんには大き過ぎて端まで見えん!」
って事は、空中に浮かんでいるのか?
「見えはするけど文字が良く見えない!・・・視力も弱いのかな~もしかして・・・未発達なのか・・・?」
メチャ凹んだ・・・
「ボードのあちこちが霞んでハッキリ見る事が出来ない・・・赤ちゃんてこんなに視力が弱いのか~!」
それでも、見える部分がいくつかあるな・・・
「ふむふむ・・・ん!?・・・お~これは~便利な機能だな~【ヘルプ】があった!」
目を凝らしてみる。
「あらあら♪シンちゃん♪そんな顔して力んで~ウンチでしゅか~♪頑張れ!頑張れ!シンちゃん~♪」
な・何を言っているんだ母上は・・・?
「おやぁ~♪ ウンチ終わったのかな~♪ じゃ~ママとオムツを交換しましょうね~♪」
な・なんでそうなった!・・・再び・・・俺、撃沈。
「く・くそ~ 負けてたまるか! そ・そんな事よりも魔力だ魔力!」
俺は、慌ててヘルプ画面を覗き込んだ。
「良かった~(ここだけ何故か日本語なのかは気にしない)この表示は読めるや!フムフム、なるほど~小さいうちから魔力を使い続けるとその反動で魔力値がドンドン増えるんだな!! 小さいうちから始める程、魔力量が増えるのか!」
だったら俺ほど早く魔力トレーニングが出来る奴はいないだろうな。これは・・・ラッキーだ!それと魔力の増やし方は、筋力トレーニングと同じイメージだな。
「ほぉ~コレは面白い!生まれたばかりの状態だとこの世のシステムによる干渉を受けないのか!」
普通に考えれば当たり前の事だった。
人間の赤ちゃんだけは、母体を守る為に、最低限の成長・・・ある意味不完全な状態で生まれてくる。
その為、生まれてからの日が浅ければ浅い程、不完全であるが故に、不可能が無いと言われている。
本来、赤ちゃんの時には何もできない。しかし、不可能が無い。
矛盾している様に聞こえるかもしれないが、この仕組みも神々の【相克】となるらしい。
昆虫や動物であれば、生まれた瞬間から本能で動き、考える事も出来、自分の足で立ち上がる事も出来るが、人間の赤ちゃんだけが例外で、1~2年の時間が必要となる。
さらに当たり前だが、記憶なんか残っている訳がない!
人間の赤ちゃんは、考える事も、一人で動く事も出来ないので、成長速度が多少の違いがあるものの、平均的にしか成長しない。
「ようするに!生まれてからの最低1年!上手くいけば年間は、この世界の仕組みに当てはまらない!逆を返せば、この1~2年間であれば、大器成長速度に関係なく成長が可能だって事だ!」
これは・・・やり方しだいによっては・・・・・グフフフフ♪楽しみになって来た!
「キャ~可愛い~♪ シンちゃんってば~なんて可愛い笑顔なの~♪」
抱き上げられてほっぺをスリスリされて顔の至る所にキスの雨が降り注いだ。
クッ!もう!好きにしろ!
俺!・・・・・開き直る!
さてと、続きだ!続き!
「おぉ~スキルってこんな感じで成長するのか~」
そうだった・・・まだ使えないのか~・・・。
「へぇ~ 声をださないと発動しない魔法が殆どなんだ~。フムフム、声を出さずに発動する魔法は~聖教会で神から授けられるのか!ふ~ん・・・この2種類あるって事か~」
まだ声でないけど・・・。
俺はシミジミと新世界を実感していった・・・
それから俺は魔力量を出来る限り増やしたくて、毎日トレーニングを開始した。それにしても・・・う~ん!やり方は、コレで良いのだろうか・・・。
悩んでも仕方がないな・・・取り敢えず!少しずつでも練習していくか!
魔力の訓練をして3ヶ月程たった・・・
「う~んおかしいな~・・・魔力が上がらない・・・こんなものか? 否!正確には魔力量が増えるには増えたけど・・・本当に少しだけしか増えてない・・・。」
ステータスウィンドウを開いて確認したが虚しく感じる数値だった。
「おかしいな~? 確か~転生する前に・・・魔力設定値も最大にセットしたよな~・・・?だったら・・・この魔力量で凄い方って事なのかな~?それとも赤ちゃんの時はダメなのか~?」
当てが外れた・・・。凄い事になると思ってたのに・・・赤ちゃんだとダメなのかな~
神界での事を思い出そうとしたが、記憶にモヤがかかって今一つハッキリ思い出せなかった。
「今回の転生は、記憶を全部、残す様にしたんだけど・・・何でだ? アカシックもゴッズも覚えてるし前世も覚えてる・・・エルザ様のやり取りも大体覚えてる・・・。何かを思い出せないような気もするけど・・・。何だろう~?」
思い出そうと腕を組んで考えるもどうしても思い出せなかった。
「う~ん、これも肉体が未発達の赤ちゃんによる弊害って事かな?」
やっぱり肉体のある地上界だと記憶の限界があるからかな~
それともやっぱり俺がまだ、赤ちゃんだからかな~・・・ま~良いか! 考えても仕方がない!
比べる人がいないから分からないけど、この魔力値でも実は凄いのかも・・・。
-----現在の俺の魔力の最大値は60だった・・・
(うん!考えても仕方がない!一歩一歩、確実に鍛えていこう!)
■【両親の視点】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺は、魔力を上げる為に、目に映るモノや手に触れられるモノに魔力を流していた・・・
「なるほど~微弱だけど魔力を込めるとこんな感じになるのか~」
〔バァ~ブ~ババブ~バァブバァア~ブ~バァア~ブ~バブ~〕
「このオモチャに魔力を流すと・・・おぉ~少しだけど軽くなった~~! お~~~おもしろ~い!」
〔バァブババブ~バァブバァア・・・ブゥ~バァバァアブ~バァブ~~! キャッ~キャッバァ~ブ!〕
「あらあら~元気ね~シンはそのカランコロンのオモチャが本当に好きでちゅね~」
「不味い!母上に見つかってしまった! 手にある物を離せ! 秘技!狸寝入り~zzz!」
〔バァブ!ババブ~バァブバァア~ブ! バァアブ~バブ~! バァブ!バァブ~zzz!〕
「あれ!オモチャを落としてどうしたの~・・・まぁ~!なんて!カワイイ寝顔なの~」
頬をスリスリされる・・・チュッチュッされた・・・
俺・・・敗北!
「あら~シン君は、お眠になっちゃったんですか~じゃ~お布団にいきましょうね~」
俺は抱き上げられた・・・(不味い・・・ねんね~の刑だ!)
(パチ!目が覚めました!大丈夫です!母上!)これで!どうだ~!
〔バブ!バァア~ブ~バァ!ン~ブ~!バブ!〕
「あら~起きちゃったの~シンちゃん!よし!だったらママとねんね~しようね~」
一緒に寝かしつけられた・・・オレ・・・撃沈!
「こ・今度こそ~魔力の練習を~よし!今がチャンス!」
〔バァアブ~バブァブバァォ~ウィ!ン~ブ~バブ!〕
「おっ!なんだ~シン!抱っこして欲しいのか?よ~しよし~良い子だね~」
「ナッ!壁の後ろからだと~! フッ、負けたよ・・・」
〔バァ!バァアウィブゥバァ~! ウィブゥフ・・・〕
壁の裏にいるとは・・・・・俺!・・・・ハニカム!
次の日・・・
よし!今日こそは見つからない様に・・・キョロキョロ・・・
「あら~シン君、何をそんなにキョロキョロしてるのかな~」
「不味い!大丈夫!かまわないで下さい!」
〔バァブ!ババブ~!バァブバァア~ブ!〕
「まぁ~ママが来たらこんなに喜んで~」
「ち・違う!き・今日こそ!魔力操作の練習を・・・・」
〔バ・ブブ!バ・バァブ~!バァブバァア~ブ・・・・〕
「今日もシン君は~おしゃべりさんですね~」
俺の健闘虚しく・・・抱っこされた!
「離して下さい~!練習を・・・俺は・・・練習したいんだ~!」
〔バァブバァブ~!バブゥ・・・ヴゥゥ・・・バァブバァアブ~!〕
「まぁ~この子ったら!本当にお話してるみたい!ビルド~ちょっと見た~」
「あぁ~本当に会話しているみたいだ!大きくなったらパパともいっぱいお話ししまちょう~ね~」
「この!バカ親が~!」・・・キッ!と睨んでみた!
〔ブブ!バ・バァブ~!〕
「おぉ~!なんてかわいい顔をしてるんだ~」
チュ~!スリスリ・・・
俺!敗北・・・ビルドの髭が・・・痛かった・・・
「やばい!お腹が空いてきた!」
〔バァブ!バブバァブバァアブ!〕
この小さい身体だと一回の食事量が少ないせいで、すぐお腹が空いてしまう。
チラリと母レイの方を見上げる。俺を見つめて微笑んでいた。
(ちくしょ~赤ちゃんの身体がにくい・・・。本能による食欲は我慢出来ん!)
俺は、ハイハイしながら母の近くに向かった。
「母上~!お腹が~すきました~!」
〔ウギャ~!ウギャー!ウギャー!〕
「ハイハイ♪シンちゃんオッパイしましょうね~♪」
俺・・・・・飲む! 凄い勢いで!
「あらあら♪ お腹が減ってたのね~♪凄い飲んでるわ♪ こうしてるとママ幸せ♪」
今だけは、俺も幸せ・・・ハッ!いかん!精神年齢を考えろ俺!
そして、当然の如く、お腹がいっぱいになると眠くなる。
「あらあら・・・シン君、眠る前にゲップしてからねんねだよ~♪」
俺・・・惨敗。次こそは・・・必ず・・・かつ!
その後も、俺の孤独な戦いが続き、敗北の歴史が続くのであった・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そしてさらに3ヶ月ほどが過ぎた夜中の出来事である・・・
時間にして夜中の2時頃だろうか・・・
俺がスヤスヤ寝ていると・・・上空に何かしらの違和感で目が覚めた・・・
「ん?何だ~何か嫌な感じがする・・・」
突然!俺の目に刹那の閃光が走ったかのように感じた瞬間・・・俺の中に何かが飛び込んできた・・・
「な・なんだ~何が・・・」
その時・・・俺の中から声が聞こえた・・・・
(・・・お前・・・・と・・・・・よこせ~)
ん?
(・・・・・のからだ・・・いしんを・・・・)
なんだ?何かが・・・俺の頭の中で囁いている・・・
(お前の肉体と精神を寄越せ~!!!!)
「うぉっ! こ・怖ぁ~・・・何だ!! 誰だ、お前は~!」
チョットちびった・・・恥ずかしい~ 大人として恥ずかしい・・・あ・赤ちゃんだから・・・良いか!・・・うん♪そうだった。 赤ちゃん最高!
(今からお前の身体と精神はこの私のものだ~!!!!)
「ふざけんな~コレは俺が楽しみにしていた体だぞ!お前こそ俺から出ていけ~」
(諦めろ~!!寄こせ~!! フハハハハ よし!精神の融合に成功したぞ!)
「グッ! く・苦しい~・・・意識を・・・失いそうだ・・・このままじゃ・・・。」
何かの力が俺の中を駆け巡る・・・
(さぁ~あと少しで、私のものだ~~ん?何で?赤ちゃんと会話が出来るんだ???)
ヤバイ!泣いて親を起こさなきゃ!・・・・?こ・声が・・・出ない!!!!
「ちくしょ~何でこんな目に合うんだ! どうしたら良いんだ?・・・取り敢えず・・・ま・まりょくで・・・」
俺は、訳も分からず・・・現状で出来る限りの魔力を自分の体の内側に流し続けた・・・
(グアッ! フッ! 無駄な抵抗をするな~さっさとお前の体を寄こすのだ~!)
ん?・・・ちょっと効いたか?
さらに自分に流す魔力の圧を高めるイメージを行う・・・ギュッ!
(ゴフッ! ・・・無駄な抵抗を・・・するな! そんな攻撃は全く効かんぞ!)
う~ん?効いてるっぽい!? 効いてるか!
さらに魔力を込める・・・ギュウ~!
(そんな・・・馬鹿な~赤ちゃんなら簡単に憑依できるはず・・・グァア~・・・き・効かんぞ~・・・抵抗は・・・やめろ~無駄だぞ~無駄だから今すぐ抵抗をやめろ~~!)
うん!効かないのに・・・やめて欲しいのね!
何か・・・魔力の込め方が、段々分かってきた!魔力をギュッ!
(な・何で?子供ならまだしも赤ちゃんなのに~グハッ!・・・・・ゴフッ!・・・今なら・・・ゆ・ゆるして・・・やめ・・・)
あれ?厳つかった声が・・・? 段々と高い声になってきたような・・・。
「諦めろ!俺の体は!俺の物だ!」
(グッ・・・グァッ・・・チャンスなんだ・・・あきらめて・・・諦めてたまるもんか~)
ショウガナイ!魔力最大出力~!!オリャ~!!!
(グワァ~ア~何だ!この力は!苦しい・・・や・やめろ~・・・や・め・て・く・下さい!)
「ふざけるな!だったら俺から出ていけ!」魔力を再び込める。
(ギャー・・・もう・・・無理なんです・・・一度、精神の融合すれば・・・離れる・・・事が・・・できないんです~)
何か相当弱ってきたな!声も渋く低い声から高い女性ポイ声に聞こえてきた・・・
「俺から出れないなら!このまま消滅してしまえ!」
(ヒッ! お・お願い・・・致します!・・・あ・貴方様に・・・ご・・ご迷惑は・・かけませんから~)
「もう!遅い!すでに迷惑をかけてるだろ~が~!」
何が迷惑はかけないだ! アホか~!!!
(ヒィィィィ~ごめんなさ~い・・・何でもします・・・許してください~~)
「では!答えろ!お前は何者だ?どこから来た?・・・応えなければ・・・消滅させる!」
俺は魔力を弱めた・・・
(ヒィッ!・・・お答え致します!私は、宇宙に存在する残留思念の塊で【ロイド】と言われる存在です。)
「残留思念の塊?ロイド?」
「はい・・・最初は極々小さく残留している思念が、宇宙空間で悠久の時をかけ、彷徨い続けている内に、様々な星で亡くなった生物や星そのものに宿った意識【残留思念】が宇宙に滞留している場所を通過する事があります。」
フムフム・・・俺が頷くのを確認して話を続ける。
「そして、その様な場所を通過する度に停留している残留思念をどんどん吸収していくと、やがて大きな思念体となっていき【ロイド】と呼ばれる精神思念体みたいな存在になるのです!
「フ~ン・・・で、俺をのっとろうとしたお前は、悪い残留思念の塊ってことだな!」
(そ・それは違います!)
「俺の身体を乗っ取ろうとした奴が何を言ってやがる!」魔力をギュッ!
(ギャー・・・それは・・・そうなんですが・・・ち・ちがうんですよ~!)
「何がだ?何がどう違うって言うんだ!」
(我々ロイドも残留思念の塊とは言え何でもかんでも悪い残留思念とは限らないんですよ~!)
「どう言う事だ?」
(漂う残留思念が、纏まっていくと、何故か善と悪の二つの要素にハッキリと別れるんです。)
「ふ~ん。だからお前は、善のロイドだと!」
(はい!私は善のロイドです!〔ドヤ顔〕)
何故か、実体のないロイドがドヤ顔をしている気がする。魔力を込めた・・・ギュッ!
(ギャァ~苦しいィ~ごめんなさい~調子に乗ました~)
「で!本当はどうなんだ?」
(本当です!本当に、私は善の塊のロイドなんです~!しかしロイドの本能と申しましょうか・・・体があった時の事を本能で思い出すと申しますか・・・〔汗〕)
「ふ~ん・・・それは分かった・・・では、なぜ俺を狙った!消されたくなければ・・・応えろ!」
(は・ハヒィ~!狙った分けではございません!偶々でございます!・・・)
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