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第68話 第三章【戦争編】3



それから、さらに数日が過ぎた。

相変わらず死ぬ~と値を上げている臣下だったが、まだ、誰も死んでいない。

「フム・・・・・成長が少し遅いな・・・・・中隊長クラスで、重力60倍。 部隊長が80倍から100倍って感じだな。出来れば150倍から200倍で筋力トレーニングさせたいんだけど・・・・・仕方がない!強制的に限界を超えて貰うとするか?」



俺の言葉が聞こえたのか、これから起こるであろう事を予想した臣下達がガクガク震えていた。

「クフッ♪クフフフフ♪ 何をされるつもりなのですか? それにしても・・・・・シンも強くなってません? 何て言うか・・・・・我々の成長速度よりも早い気がするのですが?」

「うん? あぁ~お前達の修行をボケっと見てるだけだと時間が勿体ないだろう? だから、俺も重力負荷をかけているぞ?」



「クフッ♪クフフフフ♪ 抜け目がないですね~一体何倍の重力負荷を掛けてるのですか?」

「ん?ティーグルの半分位だぞ?」

「おや?僕の重力が500倍ですから250倍なのですか?」

「そうだぞ?」



何とも腑に落ちないと言った顔を俺に向けるティーグルが何かに気が付いた。

「シン!何です?その装備は?いつの間にそんな物を用意したんですか?」

「あれ?気が付いた♪ 目ざといな! これは、重力修行が出来ないメロとマロンの為に新しく作ったウェイト装備だぞ?」



「クフフフフ♪ 当然僕の分の装備もあるんでしょうね~♪」

「おぉ・・・・あるけど流石に500倍の重力修行中に身に付けると死んじゃうぞ?」

「正直に答えて下さい!シンのウェイト装備の重量はどれ位あるのですか?」

「あれ?見た目より重いってバレちゃった?」

「当たり前ですよ!それに身体強化使ってませんよね!」



「ハハハ♪ティーグルにはバレバレだったか♪」

「クフフフフ♪ 貴方が、250倍程度の重力でフラフラする訳がありませんからね♪」

「内緒だぞ!これは、白鋼鉄を10分の1にまで潰した物だから希少なんだよ♪ 試しに今の俺の装備で1000㎏ってところか?」



「クフッ♪ なるほど・・・・・・身体強化なしで250トンもの負荷を掛けていたと・・・・・クッ!重力を下げるので、僕にもそれを下さいよ! 貴方だけ強くなるのは許しませんよ!」

「ハッハッハ♪流石、ティーグル♪ 次の時間帯からお前にはさらなる修行を用意してやるよ♪」

「クフッ♪クフフフフ♪ 望むところですよ♪」



「さて!お前達にまだ話していない事がある!以前記憶を失った事は伝えていると思うが、今の俺は、月に何度か記憶があった頃の力を少しだけ使える時がある! そして、もう少ししたら俺の力の一部が解放される。その時、俺の魔法で、強制的にお前らのレベルアップを手伝ってやるから強くなりたい者だけ名乗り出ろ! これは、相当に苦しい修行だ! 強制はしない!」

すると全員が目に強い意志を持ってお願いしますと俺に伝えたのだった。



「さて、シリウスよ!」

≪はい!マスター≫

「会話が出来るって事は、俺との接続が繋がったって事だな?」

≪はい!マスターその通りです。これから24時間は25%の能力が使用可能となります。≫



「お前の事だから現状把握は出来ているんだろう?」

≪当然です!この者達を効果的に鍛え上げれば宜しいのですよね♪≫

「フッ♪さすが、相棒♪ 任せたぞ!」

≪畏まりました。 では、以前マスターが使用された自動回復呪文の強化型の使用を推奨します。≫



「あぁ微量の回復をする魔法だろう? でも、それだったら温泉の回復効果とあまり変わらないんじゃないのか?」

≪フフフ♪ 強化型なので、この魔法は30分間瞬時に回復する事が可能な完全回復呪文その名もリバイバル。この呪文と時間魔法。さらに自動負荷重力呪文を併用すれば、かなり効果的な結果が出ると思われます。≫



「時間魔法と重力呪文? どんな効果があるんだ?」

≪この魔法は使用者の魔力量によって効果が異なりますが、最初に効果時間の設定を行います。

そして、時間魔法タイムスローにより、対象となる者の空間だけ時間軸を歪める事で、実際の時間を最大100万倍にする呪文です。 今回は30分の回復呪文に合わせる事で、タイムスローの倍率をいくら変えても実際に経過する時間は30分となります。≫



「100万倍? って事は、30分間の完全回復を最大50万時間に出来るって事か?」

≪ご明察恐れ入ります。 この呪文の優れている点は、他の魔法との組み合わせや魔法使用者の任意によって攻撃から封印まで様々な用途に使用できる事です。≫

「なるほど。今回は短時間で、最高の修行が出来るもんな・・・・しかし、50万時間って57~58年分・・・・・確かに封印って言葉も尤もだな・・・・・。」



≪さらに自動負荷重力呪文とは、現在、限界だと思われる重力負荷を自動で増減させる身体トレーニング用の魔法です。まぁ~本来の用途は、実力を隠している敵の攻撃力を一定にさせる封印魔法の一種なのですが、今回は、修行に最適だと判断しました。≫

「なるほど・・・・・俺みたいに身体強化の倍率をどんなに上げても限界まで自動的に重力負荷が掛かったら身体強化する意味がないもんな・・・・・。」



≪その通りです。しかし、今回の修行では、筋力が上がる度に自動で倍率が上がっていきますので、一々調整の必要がありません。 治癒魔法が無ければ敵を無力化出来る程の超高等魔法です。≫

「ハハハ♪ お前が入れば何でも可能そうだな?」



≪何を仰っておられるのですか? これらの魔法はマスターの能力です! 私が凄いのではなく!マスターが素晴らしいのです! 流石の私も起こりますよ!≫

「クスクスクス♪ 悪かった♪ シリウス♪ありがとうな!愛してるぞ♪」

俺の言葉を咀嚼するように脳内のシリウスがバグってしまった。

≪ハワワワワ~ マスターから・・・・・愛してるぞ♪ 愛してるぞ♪ 愛してるぞ♪ 愛してるぞ♪≫



お~い!返って来~い!シリウスさ~ん? ダメだ放っておこう・

「クフッ♪クフフフフ♪どうしたんです?いきなり黙り込んで?」

「フム・・・・・どうやって鍛えれば最高の結果が得られるかなって思ったんだけど・・・・・予想以上に素晴らしい方法が浮かんだから、ここでの修行は、一旦終わりにして全員下山する事にする!」



俺の言葉に全員驚いていたが、俺の機嫌が良さそうな姿を見て全員が妙に納得していた。

その後、メロにも事情を説明して全員でテンペストに戻ったのだった。



「皆の者に伝える事がある!以前、修行を付けるのは精鋭たちと伝えたが、今から残り18時間ほど俺の能力が使えるので、強くなりたいと願うものがいるのであれば、申し出ろ! 今から行うのは魔法による強制的なレベルアップを行える修行だ!」

俺の言葉に民たちが、ザワザワし始めた。



「死ぬようなレベルだったとしても瞬時に回復するので安心して欲しい。

修行に要する時間は、最大50日間まで、ただし、実際の時間で30分しか時間はかからない!意味が分からないと思うが、説明はしない! 簡単に強くなる分けではないし、当然痛みを伴う!

本当に強くなりたいと思うものだけ参加する事を許可する!」




まさか・・・・・俺の言葉を聞いた全ての獣人達が参加する事になるとは、思わなかった。

「全部で、10万人ちょっとってところか? 流石に無理か?」

≪フフフ♪ マスターに不可能などありません♪ 半径1㎞程の何もない場所があれば、ドーム状の範囲魔法として使用が可能です。ただし、魔力は、現在使用可能である25%程使う事になりますので、この修行が出来るのは1回だけとなります。≫



「問題ない!頼んだぞ!シリウス♪」

≪イエス!マイロード≫

それから、1時間後全獣人達を連れ以前ミラージュと戦った場所へと到着した。



「う~む・・・・まんざら、あの時の戦いも無駄にならなくって良かったな・・・・・。」

テンペストの周辺に直径2㎞以上もの平坦な場所がなかったので、どうしようかと悩んでいた時、シリウスが

≪以前の戦闘跡などは、如何でしょうか?≫

と教えてくれたことで、決定した。



メロとマロンも俺の傍にいて現地に着くまでに話をしたら本当に驚いていた。

メロはメロで、「やっぱり、名前が戻っただけで、シン君は、シン君だったか」だって!

マロンは、マロンで「なるほど・・・・・って事は、その時であれば、さらに素晴らしいプレイが可能って事だね♪」

って・・・・マロンさん何の話?



「よし!シリウス始めてくれ!」

≪畏まりました。 範囲固定! グラビディオート! 自動完全回復 オートテラヒールプラス! 時間魔法 タイムスロー! 演算終了!問題なく使用可能です! ≫

「了解! では、これから俺が唱える魔法で、この一帯に重力場が、発生する!ただ歩いているだけでも成長するが、自分に厳しく課題を課せば課すほど凄まじい成長を遂げるだろう! お前達の成長を楽しみにしているぞ♪」



地鳴りのような歓声と共に俺は魔法を行使した。

上空500m程迄、届くであろう場所から半円状に虹色に輝く結界が出現し各々の限界を少しだけ超える重力が掛かり始めた。

「なるほど・・・・・これは、凄いな♪ 凄まじい激痛が連続で、襲うけど・・・・・・一瞬で痛みが消える。でも、重力が、どんどん重くなるから・・・・・・ガ~ハッハッハッハ~♪ これは、凄い!凄いぞシリウス♪」



≪喜んでいただけたようで、幸いです♪ 以前のマスターであれば喜ばれるであろう内容ですので、でも、体感時間1200時間は、本当につらいと思いますが、大丈夫なのですか?」

「フッ♪ 愚問だな!」

≪ウフフ♪ そうでしたね♪≫




そして、30分が終わり結界が消えると凄まじい戦闘力を持った獣人が大量に現れたのだった。

シリウスが、全員の頭上に能力が見えるステータスの魔法をかけた事で、どれだけ成長したのかが一目瞭然だった。



0~12歳児の2万人は置いておくとして、約7万人の非戦闘員の内、2万5千人がDランク、 次の2万人がCランク、 さらに2万人がBランクに成長していた。 そして、非戦闘員の中でも極めて優秀だったもの内、5000人がBランク+にまで成長していた。 そして、残りの戦士達は7000人がAランク さらに2000人がAランク+

800人がSランク 150人がSランク+ そして、20人がXランク、部隊長クラスに至ってはXランク+になっていた。



分かり易く表にすると

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

■非戦闘員

 25000人 ランクF → ランクD

 20000人 ランクE → ランクC

 20000人 ランクD → ランクB

  5000人 ランクD → ランクB+


■戦士クラス

  7000人 ランクC → ランクA

  2000人 ランクB → ランクA+

  800人 ランクB+ → ランクS

  200人 ランクA → ランクS+

 

■幹部クラス

20人 ランクA+ → ランクX

部隊長4人 ランクS → ランクX+


■獣王クラス

マロン ランクX+ → ランクG

メロ  ランクX+ → ランクG

ティーグル ランクG → ランクG+


因みに、Gランクとは、神クラス何だよね・・・・・・。

ティーグルのランクG+って・・・・・中級神様と同レベルの強さになったようだ。

ヒョードル様は、今回のメロが獣王となった事で、神に進化したが、そのヒョードル様と生きながら同等となってしまったようだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


シリウスが、ついでなので、全員に身体強化が使えるようにと念話による一斉通話を可能にしてくれた事で、今では、4歳児以降の獣人全てが使えるようになっていた。

さらには、一部の人間は、テクノ様から授かったスキルの伝授も行っていた。

何処の戦闘民族だ!



シリウスさん?何この凄まじい結果?

そりゃ~俺が、やるって言ったけど・・・・・・

これは、やり過ぎなんじゃないの?

特にランクB+になった非戦闘員の中にいる子供達・・・・・元はランクFやEだったんだよ?



しかも、腰の曲がっていた老人たちに関しては、背筋がシャキッと伸び何故か若返っていた。

「「「なんじゃこりゃ~」」」って驚いているけど・・・・・俺の方が、驚いたよ。

当たり前の様に怪我をしていた獣人達もスッカリ元気になっていた。

修行の終了と同時に皆から崇められてしまった。



「ハハハ♪ やり過ぎちゃったかも・・・・・。」

「クフッ♪クフフフフ♪ まさか・・・・・この僕が、ここまで強くなれるとは、クフフフフ♪ 以前の僕が子ども扱い出来そうですね~♪」

「私もビックリ・・・・・てっきり限界だと思ってた・・・・・・。はぁ~何なのこの力♪ 最高だわ♪」

「まさか・・・・・以前のシンと同等かそれ以上に強くなれるとは思わなかったよ・・・・・凄いや♪」



「ハハハ・・・・・・喜んでもらえて何よりです。」

笑いも乾くと言うものだ・・・・・。



そんな事が、あったからか戦士職を希望する獣人が後を絶たなかったが、迫る鬼人族との戦いにはBランク+の非戦闘員だった者達を加え合計1万5千人の軍団が誕生したのだった。

拡大した戦力だったので、新たにティーグル直下の戦闘部隊を加え合計で5部隊とした。



第一軍団長兼任の総大将としてティーグル。中隊長はティーグルが自分で指名するとの事だった。

第二軍団をマロンの父であるギランを団長にした。中隊長に子羊のラムとアニョー、子山羊のキッドとカプレット

第三軍団の団長には巨猿のプロフェット。中隊長にゴリラのゴリーユとゴリーア、猿のシンミアとシンシア

第四軍団長には、巨狼のジーニアス。中隊長に狼のルポ、犬のカーネと猫のガット、狐のボルペ

第五軍団長に猛牛のエーニス。中隊長に牛のムッカと馬のカヴァロとポニー、熊のオルソ




俺の魔法が使える残った時間で、城壁の強化や温泉設備の設置、医療体制の拡張と回復薬3種類の精製さらに、鉱物の発掘及び運び出しをフォローしてやった。

只でさえ、やる気になっていた獣人達が、凄まじいパワーアップを得て異常な速度で、作業が進んでいった。

そこに俺が魔法でフォローしたのだから言うまでもないか・・・・。

当初の予定よりも10倍以上充実した結果を整える事が出来た。



それと、以前ミラージュに使った魔法が失敗した理由の最大要因が、モフメロだった。


     ◆◆◆◆◆


≪マスター!モフメロを随時顕在化させておいて欲しいとお願いしたと思うのですが?≫

「アッ! 忘れてた・・・・・モフメロ!」

「ミィ~ ミィ~ キュイ♪」

おぉぉぉ~!!相変わらず可愛いなっぁ~♪



≪マスター! この際なので、ハッキリ申し上げます! 以前もお伝えいたしましたが、モフメロは、間違いなく神獣になります。 そして、成体に慣れるどころではない膨大の魔力をマスターから既に吸収しております。幼体のままですと所有者の魔力を永遠に吸収し続けますので、お伝えした様にモフメロを常に顕在化させておかなければ、いつまで経ってもマスターの記憶を戻す障害になってしまいます。≫



いつもの冷静なシリウスらしからぬ剣幕で話をされたので、俺も真剣に話を聞く事にした。

「そうは、言ってもポケットに至り背中に張り付いていたりしている事が多いからなぁ~ 因みにモフメロってどれ位の魔力を吸収してるんだ?」

演算中なのかシリウスが俺の脳内で何かを思案している。



≪現在モフメロの魔力吸収速度は、平均すると1秒間で2500程と思われます。≫

「1秒間に2500って・・・・以前、シリウスが賢者レベルの魔力量が1万って言ってたよな? そんなに吸収してたのか? 俺、良く生きてるな?」



≪現在のマスターの1秒間の魔力回復速度は、約3200となりますので、問題ないのですが、先程のモフメロの吸収速度は平均2500/秒と言う意味ですので、実際は一日何回かに分けて大量の魔力を吸収しているようです。≫

「なるほど・・・・・でも、昔はもっと魔力量が少なかったんだろう?」



≪あくまでも、現在の吸収速度ですので、日に日に増加するマスターの魔力量に合わせて増え続けています。本来、魔力は使えば使うほど総量が増え続けますので、時の神テラス様との接触によって2年間もの時間を飛ばされた事で、必然的に毎日モフメロによって限界近くの魔力を吸収されていた様です。 結果、2年半前と比べ100倍以上の魔力量となった事は僥倖でした。≫



「でも、シリウスの話だとそれでも魔力が3200/秒で回復するんだから大丈夫なんじゃないのか?」

≪失礼いたしました。 もう少し具体的にお伝えします。 例えば2時間おきにモフメロがマスターの魔力を吸収した場合は、2500/秒×3600秒なので、2時間ですと一回で1800万もの魔力を吸収しているという事になります。4時間おきであれば3600万です。いくらマスターの魔力が尋常ではないと言っても一度にこれだけの魔力を消耗すれば、流石のマスターでも魔力切れを起こします。≫



「な・なるほど・・・・・ヤバそうだな・・・・・。」

シリウスから具体的な数字を聞いた事で、危険である事が良く理解できた。

≪先程の修行で魔法を使用する直前にモフメロによって1800万もの魔力が一度に消費されてしまい魔力コントロールが乱れてしまいました。≫



「そうだったんだ・・・・・・でも、どうしたら・・・・・モフメロって魔力の吸収に限界ってないのか?」

≪ありません。 現在までにマスターから吸収した総魔力量は500億を超えていると思われます。≫

「500億? 話がデカ過ぎて今一ピンとこないけど・・・・・・それなのに幼体なのか?」



≪はい。マスターから魔力を吸収するという事は、常にマスターの魔力の中にいるという事です。 モフメロは半精神生命体なので、マスターの魔力の源である生命に強く影響を与えてしまいます。 私もマスターの生命に統合して頂きましたので、モフメロによって魔力を吸収されると私自身も大きく力を失います。≫

「なるほど・・・・・そう言う事か・・・・・」



≪モフメロとの主従関係の契約をした後にマスターが思い描いた神獣となったモフメロの姿を思い出せば、必然的にモフメロも成体へと進化を遂げられるのですが・・・・・≫

「そうだったんだ・・・・・・俺が記憶を失っているからモフメロも幼体のままって事なんだな・・・・。」

≪その通りです。なので、少しでもマスターの記憶を戻す為にも獣人達にマスターの本当の名前を伝えなければなりません。≫



「分かったよ。このままじゃ・・・・ダメだよな! それと!モフメロ! 出来る限り顕現していてくれよ?」

「みゅ~?ミィ~♪」

か・かわゆい・・・・・イカン! これがダメなんだ!

「お前も立派な成体になりたいだろう? その為にも出来るだけ協力してくれよな♪」

「ミィ~ミィ~ キュイ!」



「ハハハ、敬礼ポーズをどこで覚えたんだ? それと、これからは、もっと気を付けるようにするよ♪ 教えてくれて助かったよ・・・・・ありがとうなシリウス♪」

≪出過ぎた真似をしてしまい・・・・・誠に申し訳ございませんでした。≫

「いや、お前がいてくれて本当に助かるよ♪ これからも頼むな! 相棒♪」

≪はぁぁ~ マスタ~♪ 何と言うお優しい言葉を・・・・・嬉しいぃぃ ウェ~ン 嬉しいよ~ぉぉ~≫


     ◆◆◆◆◆


ッてな事があった。

修行が終わった後にシリウスからドラゴンアイズに出来るだけ魔力を吸収させておいた方が良いとのアドバイスを受けたので、定期的に魔力を注ぐ練習を開始した。



その後も戦闘訓練を続け1ヵ月が過ぎた頃には、軍隊としても素晴らしい成長を遂げていた。

修行によって魔力が飛躍的に伸びた一部の戦士たちの中から新たに魔導戦士と呼ばれることになる逸材が育ち始めていたようだ。



俺が、魔法が使えるタイミングでメロとマロンに魔法を教えるようになり興奮した二人が、提案したのだった。

なので、この魔導戦士部隊は、2人の女王が付きっ切りで指導に当たっていた。



余談だが、メロは、バトルオリンピアを優勝した事で、女王である事は間違いないが、マロンは女王ではない。

周りの民体が俺の事を“シン王”と呼んだ為、マロンの事を“王妃”と呼ぶようになったのだが、まだ結婚していないとマロンが言い出した事で、メロが「マロンも次席の女王よ♪」とフォローしていた。

偶にマロンの事をマロン王妃と呼ぶ奴がいるが、マロンはまんざらでもないらしく呼ばれるとニコニコして返事をしていた。




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