第55話 第二章【獣人族 獣霊山編】16
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「ブッハーッハッハッハ~♪ 舐めた真似を・・・・だが、今までの攻撃や防御が基本ステータスと言うのならば・・・・・歴代最強の俺以上の素質だ! 行くぞソロ!」
「メロ!マロン!ここからは危険だから入り口まで戻って防御を最大にして見ていろ!決して油断するな!」
本気を出し始めたお父様の速さは、軽く時速4000㎞ってところか?このフロアは前後左右上下共に150m程しかない・・・・・・秒速1㎞以上の移動速度はこのフロアの壁全てを使ってもおかしくない。
お父様の移動によるソニックブームがあちこちで発生している。
「どこを見ている!俺はここだ!」
俺の頭上にケリが落ち、俺の頭に直撃・・・・・・したかに見えた。
「何!ざ・残像だと?」
「一瞬の思考の停止・・・・・それは、油断ですよ・・・・・お父様!」
「グボッ!」
俺の回転回し蹴りがお父様に炸裂しフロアの壁に叩き付けた。ドゴ~ンと言う大きな音を立てて壁に減り込むお父様の姿があった。
俺は、蹴り飛ばす瞬間に素早く後を追い壁に減り込んでいるお父様の腹部に膝蹴りを叩き込んだ。
「グハッ・・・・・」
そして、お父様はそのまま地面に倒れこんだのだった。
「キャァァァ~やったよ!ソロ~♪」
「キャァァァ~決まったねソロ君♪」
その二人に手を挙げて応えようと思った一瞬。見ていたハズのお父様の姿が消えた。と同時に俺は吹き飛ばされていた。
「グハァ~ッ!何て言う速度だ!クッ! オォォォォォォ!」
吹き飛んだ俺の後を、空を飛ぶかのように追撃し左右の連打を叩き込まれた。そしてお父様の拳に炎が灯り始めた。
「油断し過ぎだ!バカ者め!喰らえ【巨炎弾】!」
ドドドドドドドドドっと凄まじい速さで左右のパンチを叩き込まれた。
「グッ! ギアを上げてきたな・・・・・・・・仕方がない!身体強化3倍だ~!」
殴りかかるお父様の右手首を掴むと同時に地面に叩き付けた。
「カハッ!ゲフッ!」
今まで以上に地面に大きな窪みが出来る俺はそのまま反対側の地面に投げつけた。そして空中に放った。
「死なないでって・・・・・死んでいるのか?それでも死なないで下さいよ~!喰らえ【爆炎斬】!」
上下左右から蹴ったソニックブームが上空を舞うお父様に当たる瞬間、最後のケリが空中でぶつかり×の形をした炎の刃がお父様を襲った。
「これは、本気でなければ受けきれんな!舐めるな!【極炎断裂刃】!」
必殺技同士が空中でぶつかる威力で俺もお父様も吹き飛ばされた。
「痛てててて~この野郎!まだまだ!余裕がありそうだな!だったらもう一つギアを上げるぞ!」
眼前に捉えていたはず・・・・・否、実際目の前にいるのにも関わらず俺は、壁まで吹き飛ばされた。
「ゲフッ!ゲフッ!ゲフッ!な・なんだ今のは・・・・・ウォッ!」
ドゴン!ドゴン!ドゴン!と凄まじい連打を浴び俺のガードしている腕が一発ごとに弾き飛ばされた。
俺のガードが耐えきれなくなった瞬間、お父様の拳を顔面に受け吹き飛ばされてしまった。
「グォ」
本当に痛い時には声は出ないものだ。しかし!このままではヤバイ!仕方がない!こちらもギアを上げるぞ!
「舐めるな!はぁぁぁぁ~!ゾーン全開!トランス完全開放! 身体強化4倍だ!」
そして、俺がいるはずの壁目掛けてお父様が【巨炎連弾】を叩き付け続ける中・・・・・・俺は一瞬にして反対側の壁に垂直に着地していた。
俺のギアが上がった事に気が付いたのだろうか?
違和感を感じ取ったお父様が、高速移動した俺を目で追って振り向いていたスピードがスローモーションに見える。
反対側の壁から全力でお父様に飛び掛かると同時に両手をクロスさせ技を放つ
「【空・裂・斬!】・・・・・・・それと!」
自分が放った技を追うように跳躍すると続けて奥義を放った。
「【爆・炎・斬!】」
本来ならば高速で放つ腕による【空裂斬】と足による【爆炎斬】は同時発動出来ないしかし壁を使った事で、空中での技の追加発動を可能にした。
二つの真空の十字架と炎を纏った十字架がお父様の直前で混じりあい凄まじい爆発音が鳴り響いた。
巻き上げられた砂ぼこりが落ち着いた時、壁に刻まれた十文字の大きさと深さが技の威力を物語った。
「お父様は・・・・・生きているな・・・・・それに、対して効いてなさそうだ。」
ズタボロに切り裂かれているが、生命力に余裕がある事はゾーン状態の俺には手に取るように分かってしまう。
「ゲフッ!ゲフッ!ゴホッ!クックックック♪ 自分の血を吐き出したのは、本当に久しぶりだ・・・・・お前になら後二つギアを上げても・・・・・ついて来れそうだな・・・・・。俺の超獣化の限界も近いな・・・・・。刮目せよ!これが・・・・・これが・・・・・真の能力解放だ~!」
お父様・・・・否、ヒョードルを包み込んでいた金色の輝きが小さくなっていくと共に2m60㎝以上あった身長が縮み始めた。
「オイオイ!なんか・・・・・ヤバそうな匂いがしてきやがった。」
先程までの巨躯がスラっとした肉体に変わるとそこには、身長が最初と同じ位の黒髪の青年が立っていた。
今まで溢れ出ていたオーラを全て体内に取り込み先程までの巨体を凝縮したような金属の様な肉体。
俺の本能が危険を告げる。
「フッ♪凄いや!これは・・・・・俺も全力を出さないと・・・・・瞬殺されるな。」
「クックックック♪ この俺の姿を見たのは鬼人族の奴ら以外にお前が初めてだ!誇るが良い!そして、一瞬たりとも気を抜くんじゃないぞ!」
正直対面しているだけでも圧し潰されそうな威圧感がある。
「クッ! これ程とは・・・・・・では!俺も・・・・・ゾーン全力展開!スゥー身体強化完全開放~!さらに!能力強制解放! 全能力強制身体強化8倍だ~!!!!」
俺の周りには金色と赤色そして青色のオーラが身を包んだ。
「フッ♪人の身でありながら・・・・・これ程の力を身に着けているとは・・・・・これは、本当にとんでもない奴だ!この状態でいられる時間には限りがある!速攻で勝負を決めさせてもらうぞ!」
「それは!こっちのセリフだ!行くぞ!【獄炎連弾!】」
本来であれば、4~5㎝程度の大きさの【炎連弾】だが、ここ迄の身体強化の状態から放つとその大きさは、1mにも達していた。
今の俺の速度は秒速4㎞以上になるはず!ただ指を弾くだけで炎とソニックブームが発生する。
「からの~【連続獄炎斬!】」
ソニックブームと獄炎連弾が癒合し始め炎を纏ったソニックブームが秒速何百発もの炎の真空破がヒョードルに襲い掛かった。
「グヌヌヌ~!ゼリャァ~!ハァハァハァ・・・やるな!ならばこれでも喰らえ!」
そして、俺は驚いた。何とヒョードルは、左手で【空圧拳】を放ち、右手で【空裂斬】を連続で放ってきた。
「グハッ!くそっ! な・なんてパワーだ・・・・・・・防御で精一杯だ!」
「まさか・・・・・この攻撃がこの程度だとは思っていないよな!ダァリャ~!連続【極大裂空拳!】
巨大な真空の刃が縦横無尽に俺を目掛けて襲い掛かった。
凄まじい爆発に舞い上げられた土煙が晴れるとズタボロに切り裂かれた俺の姿があった。
「ゴホッ!ゲフッ!ゲフッ!くそっ!痛いな~!やってくれたな!」
「フハハハハハ♪俺の【極大裂空拳!】を食らってその程度のダメージか!この一撃で鬼人族の奴らなんぞ1000匹程度は吹き飛んだんだがな!面白い!本当に面白いぞ!ソロ!」
「痛てぇ~ったく! その程度のダメージじゃないよ! かなりのダメージだったっての! それじゃ~俺もお父様にビックリしてもらうとしますか!」
身体に負担がかかるが、この室内ならば可能だ・・・・・・ただ・・・・・。
「2人共今から俺の技が終わるまで全力で防御してくれ、出来れば技の発動と同時に鋼を発動する事!」
「「了解!」」
「行くぞ!お父さん!」
「来い!ソロ!」
そして、俺は上下前後左右に次々と縦横無尽に跳躍し1秒間に何十回も壁面を蹴り往復を繰り返し始めた。
この状態だからこそ使える超振動を全方位の壁に叩き込んでは次の壁にと繰り返した。やがてグワン♪グワン♪と音が段々と大きくなりやがて音の波が目に見え始めた。
「な。何だ?この技は・・・・・真空破ではないな・・・・・面白い!が、俺が躱せば良いだけよ!」
ヒョードルが中央から動くと音の波がヒョードルに纏わりつくように向かい始めた。
「何だと?どうなっている!えぇい!何なのだこの技は!」
そして、全方位の壁に向けて【炎連弾】を放つと音の波がさらにうねり始めた。そして、今のこの状態でなら使える技をヒョードルに向け放った。
「行きますよ!お父さん!連続【極空圧拳!】
極大の空圧拳が全方位から一斉にヒョードルを包み込むと圧力を強め始める。
「ぐっ!こんなもの!くそ!形がないから防ぎようがない!それに・・・・・何だ・・・・この感覚は?」
数百発の空圧拳によりヒョードルに掛かる圧力は深海の底にいるような感覚をうけている。
そこに全方位から共鳴反射による波がヒョードルを襲うが、本人の気付かないレベルで体内を痛め始めた。
そして、仕上げにヒョードルに当たらない様に【空裂斬】を周囲に放つとヒョードルを中心に凄まじい空中振動が発生した。 俺が指をパチンと鳴らした音でこの技が完成する。
「この技は痛いじゃ済まないかもね!死なないでよお父さん! パチン!【破砕超振動波!】」
ヒョードルを覆っていた空気の圧力が、一瞬で凄まじい振動を引き起こし限界点に達した空気の塊が弾けた。
凄まじい爆風により熱を生じた瞬間温度は恐らく4000度を超えている。ヒョードルを中心とした30mの範囲が天井まで一瞬で燃えていた。
爆風と爆発により天井まで吹き飛ばされたヒョードルが地面に叩き付けられた。
「ガハッ!グボッ!ゲハッ!ゼェーゼェー こ・これは凄まじいダメージを受けちまったな・・・・・くそ! 油断した! チッ! 見た目に騙された・・・・・・ハァハァハァ・・・・・・それにしても・・・・・・・殺す気か!」
強がっている者の足元がフラフラしているところを見ると本当に限界ギリギリと言ったところだな。
「ゲホッ!ゲホッ!この状態で、ここまでダメージを追ったのは初めてだ・・・・・時間がないな!最強の奥義をもってこの勝負のケリをつけるとする・・・・・ソロ!俺の最後の一撃を見事受けてみろ!見事受けきったら・・・・・・お前がメロの婿になる事を認めてやるよ!いくぞソロ!」
「ハハハ♪やっと限界ですか?本当に助かりましたよ♪俺もそろそろ限界だったんで、それなら!俺も最強最大の技で受けましょう!そして!メロは俺が貰う!」
そして、俺達は同時に集中し始めると巨大な空圧拳をお互いの眼前にぶつけ合い炎を解き放った。
「けっ!そう簡単には認めてやんねーよ!いくぞ~! 完全身体強化発動~! くたばれ~!!! 究極奥義【レオ・ディザスター:神撃!】」
以前、メロが俺に使用した技だが、ハッキリ言って次元が違った。
空中を蹴る度に俺の周囲に巻き起こる空気の振動だけでも凄まじい威力があった。
「なんちゅう~出鱈目なパワーだ・・・・・・・簡単に認めて、安心して俺に負けて下さいよ! クッ! 身体持ってくれよ! 瞬間最大身体能力完全開放!16倍だ~! いくぞ~! 究極奥義【最大!爆裂気功連弾!】
双方共に圧倒的な破壊力を持つパンチとケリの勝負となった。手数では俺だが、一発一発のパワーはヒョードルの方が上だ。
「ブホッ グハッ グヌヌヌヌ~諦めて!サッサと負けを認めんかい!」
「グァッ オッグッ それは、こっちのセリフだ!メロとの交際は認めて貰うぞ!」
「「グヌヌヌヌ~負けてたまるか~!!!」」
ドン! ドガン! ゴン! バキ! 時間にしたら僅か10秒程なのだろうが、それの何倍も殴り合っている気がする。
(あれ程のダメージを追ってたのに・・・・・・な・なんて出鱈目な体力だ・・・・・・・それに、この威力とは・・・・・・ヤ・ヤバイ・・・・・・俺の身体強化が時間切れに・・・・・・。)
徐々に意識が飛び始めてきた。
「これで終わりにしてやる!くたばれソロ!!!」
凄まじい爆発と共に俺の意識が薄れて行く・・・・・。
まだ・・・・・負けられない・・・・・・俺は・・・・・・薄れゆく思考の最中、時間の流れが遅く感じ始めた・・・・・・
その時、忘れていたあの声が聞こえた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
≪マスター!聞こえますか?今なら魔力が残っているので、私に命令してください!私の名前はシリウス!貴方の忠実なる僕!私に命令してください!≫
誰だ・・・・・命令だと・・・・・・だったら・・・・・・俺に力を!何物にも負けぬ力をよこせ!
≪マスター!私の名前を!私の名前はシリウス!私の名前を呼んでくださ~い!≫
「分かった!シリウス!命令だ!俺に力を!全てのものを支配する力を俺によこせ!」
その瞬間、俺の身体に虹色のオーラが纏い始めた。
繋ぎ止めていた意識が戻り始めると体中の凄まじいダメージが次々と治っていく。
「これは・・・・・夢か・・・・幻か?」
≪ウエ~ン・・・・・・マスタ~マスターの声が聞こえるよ~ウエ~ン嬉しいよ~ウエ~ン≫
「な・何だ?俺の頭の中に?・・・・・なんだ?なんだ~~????」
≪ヒック、ヒック、マスタ~お会いしたかったです~2年間以上も一人にさせてしまい本当に申し訳ありませんでした~本当にご無事で良かったです~≫
「さっきから・・・・・・何だ!何なんだ!お前は誰だ!」
「やっぱり・・・・・記憶が戻っておられないのですね!しかしご安心ください!まだ、完全ではないにしても、これで随分と干渉が可能となりましたから♪」
まったく会話が成立していない。
「だから!お前は何者なんだと聞いている!」
≪はい!申し訳ございません。私はシリウス!宇宙思念体ロイドがマスターの力により生命を持った独立した精神生命体で、最愛なるマスターによりシリウスの名前を付けて頂きました。≫
「で、誰がマスターなんだ?」
≪失礼いたしました。マスターシン様・・・・・おや?マスターの名前が【シン・マグワイヤ】から【シン=ソロ】に変わっておりますね?これは・・・・・≫
「兎も角!俺がお前のマスターって事なんだな!それで記憶が亡くなる前からお前がいたって事だな!」
「その通りでございます。相変わらずのご明察!見事でございます。」
「あれ?そう言えばヒョードルとの試合は?どうなったんだ?」
≪ご安心ください!現在、思考速度の回路を魔法により10万倍にしていますので、今現在のマスターは1秒間を24時間程の時間として考える事が可能です。≫
「な・何だと?思考速度を10万倍にする・・・・・・魔法?・・・・・!それよりも魔法がなんだって!俺が魔法を使えるのか?」
≪はい!マスター♪ 全能なるマスターならば、この世界の理に縛られる事無くどんな魔法でも使用が可能です。但し時の女神テラス様とソラリスの女神ヘンティル様との約束で、今まで力を封印されておりました。
しかも、お優しいマスターは、この私を守る為に自ら望んで私の封印を望まれたのです。≫
「俺が望んでお前の封印を施してもらっただと? それに・・・・・・俺が魔法を使える?」
≪神々の封印を破る事は難しくかなりの時間がかかってしまい本当に申し訳ありありません。
私がマスターに話しかける事が出来る封印を解いた時には、既にマスターが記憶喪失となっておられた為、私の声がマスターに届かなくなってしまいました。ですので、再接続をする為にもマスターに私を認識して頂く事が必要となってしまったのです。≫
ソロがシリウスを正しく認識していない為、ソロの脳内にシリウスの映像が映し出されていないが、シリウスは、長い事辛い思いをしたのだろう・・・・・・悲しげな顔を浮かべていた。
≪私との接触回路が不十分だったので、マスターの記憶が戻りやすくなるタイミングで、ず~っとお声がけをさせて頂いておりました。
それと、本来マスターのご年齢は現在13歳4か月のはずだったのですが、惑星ソラリスの神ヘンティル様の聖域に干渉してしまった事と時空神テラス様による魔法付与が互いに干渉しあってしまい約2年もの時間の加速が起こってしまったようです。≫
「なんだと?それに神々がなんだって? 話が大きすぎる・・・・・兎も角今の俺はヒョードルを倒さねばならんのだ!俺の力でないなら消えてくれ! しかし、シリウスが記憶を失う前の俺の力だと言うのであれば力を貸してくれ!奴を倒す事は可能か?」
そして、俺の目の中?心の中?良く分からないが、嬉しそうな表情を浮かべた清楚な女性が姿を顕した。
≪マスターご冗談が過ぎますよ♪あの程度の者なら以前のマスターであっても、瞬殺とは言いませんが、手を焼く相手ではございません!魔法で始末するもよし!身体強化で圧倒するもよし!如何なさいますか?≫
「あの・・・・・ヒョードルを圧倒できる・・・・・だと?」
≪あの者の戦闘力は魔物で言うところのXランク若干、手を抜いている事を考慮しても、Gランク-と言ったところでしょうか・・・・・獣人族としては十分強者である事は疑いない事実ですが、マスターと比べればなんて事ありません。≫
「以前の俺はそれほど迄に強かったと言うのか?」
≪誤解されると良くないので、肉体的な強さだけで言うのであれば、以前のマスターの40倍以上の身体能力を身に付けておられます。これは本当に素晴らしい数値ですが、本来のマスターはこの世に比類なき魔力の持ち主でした。その魔力から繰り出される魔法は全てのものを灰燼と化すレベルの持ち主でした。≫
「それ程か?」
≪これでも、過小評価ですが、そうですね~・・・・あっ!分かり易くお伝えする方法が、ございました。先程お伝えした時の女神、別名:時空神テラス様とこの惑星の女神ヘンティル様をして尋常ならざる魔法と驚愕しておられましたね♪≫
「神々がこの世界におられるのか?・・・・否、今はそんな事はどうでも良い!ところで、俺は魔法なんか使えないんだが、どう言う事なんだ?」
≪マスターは、転生時における何かしらの要因のせいで、魔力があるのにあらゆるステータスが封印されておられました。そこでマスターと同化した私を介す事で、マスターは魔法を自由自在に操っておられました。≫
「という事は、お前が・・・・・シリウスがいないと俺は魔法が使えないって事だな!」
≪今現在はその通りです。それと話を挟んで申し訳ありませんが、大事なお話があります。≫
「何だ?言ってみてくれ!」
≪実際、未だにマスターとの接続回路のいくつかに神々の封印がかかっております。これは私の力では、どうしようもありません。この封印はマスターの記憶喪失が原因となっているので、マスターの完全復活の為にはマスターの記憶を戻す必要があります。≫
「俺の記憶を戻す方法があるのか?」
≪あるにはあるのですが、あまりその方法は推奨いたしません。≫
「何故だ?記憶が戻るのであれば、良いじゃないか!ダメな理由はなんなんだ?」
≪それは、この獣人界においてのマスターの記憶が消えてしまう可能性がございます。私は、マスターの意識と同化しておりますので、マスターの愛する2人の女性との記憶が無くなる可能性がある行為は推奨いたしかねます。≫
「なるほどな・・・・・そう言う事か・・・・・。」
≪それと、これが本題ですが、今現在、この惑星の特徴である二つの月が双円・・・・・つまり、ダブルムーンを迎える時ほど私との接続が容易になります。分かり易く言いますとダブルムーンの日は、現在のマスターと私との融合率が25%なので、月の魔力を借りて最大50%までの能力が使用可能です。 ですが、今日はダブルムーンの翌日なので、最大40%の使用が可能になります。≫
「フムフム」
≪月に1回のダブルムーンの時で、50% 片方だけのフルムーンであれば、25%の能力開放が可能です。≫
「なるほど・・・・・」
≪逆に双円から離れれば離れる程、私との接続が、弱まってしまい力が使えなくなってしまうだけではなく、私との接続も切れてしまいますので、お気を付けください≫
シリウスが、現在の俺の能力の使用条件に付いてと幾つか他の事も教えてくれた・・・・・・・。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
月に1日だけ全能力の50%まで使用可能。分かり易く伝えるならば
7日前・・・・・・・0.1%以下
6日前・・・・・・・1%
5日前・・・・・・・5%
4日前・・・・・・・10%
3日前・・・・・・・20%
2日前・・・・・・・30%
1日前・・・・・・・40%
当 日・・・・・・・50%(50%の能力が使用出来るには、数時間)
1日後・・・・・・・40% 本日8月16日
2日後・・・・・・・30%
3日後・・・・・・・20% バトルオリンピアの予選日
4日後・・・・・・・10%
5日後・・・・・・・5%
6日後・・・・・・・1%
7日後・・・・・・・0.1%以下
それ以降は・・・0.01%以下
二つある月の一つだけの満月であれば、25%
6日前後の1%以下になるとシリウスとの接続が困難になるとの事。
記憶が戻る=封印が解除される。
封印が解除される程、能力の使用上限が増える上、接続時間も伸びる。
使用出来る魔法は、世界の理の影響を少なからず受けてしまう。
モフメロが魔力を食べ続けてしまうと常に魔力が使用されている状況の為、シリウスとの接続が難しくなる。
モフメロが神獣である事。
俺の魔力を食べ続けた事で、シリウスでも図れない程の魔力を秘めている事。
時空神テラス様の力による影響で、止まっていた2年間の身体への影響により身長骨格共に大きくなった事で、急激な成長を遂げている事。
俺の生まれについては、次回教えて貰う事にした。
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