第5話 第一章【神界編】3
「あっ・・・!え・えぇ~!問題ありませんわ♪」
(これ程の神核値など・・・見た事もありませんわ!)
それは、も~戸惑いましたわ・・・
(このステータス!!間違いありません!!・・・太古の昔【始まりの神】から教えて頂いた神言に・・・・と言うことは・・・あのお方に言われた・・・私の運命の人かも・・・ゴクリ!)
「貴方様のスコアボードは奇麗な状態で保存されていました・・・本当に信じられない・・・いえ・・誠に素晴らしい人生を送られてこられたのですね♪」
(それにしても・・・何て綺麗な生命色なんでしょう~・・・♪)
(このお方で間違いありませんわ♪・・・私の・・・運命の・・・・)
そんな事を女神様が考えているなど露知れず・・・俺は心より安堵した
・・・何せ今までの人生の全てがかかっていたのだから当たり前である!!
分かり易く言えば「20年かけて10億円貯めたが、交通事故で全て燃えてしまった様なもの・・・
スコアが消え去ってしまう・・・その可能性もある!・・と思われた・・・この20分間は異常に長く感じた・・・
「では・・・元の宇宙に戻る事は・・・(無理かもな~)可能なのでしょうか?」
俺は、本心では、諦めてはいたものの、女神様に当たり前の疑問を投げかけてみた・・・
「大変申し上げにくいのですが・・・同一宇宙の端から端と言う程度であれば何の問題ありませんが、次元を超えた魂の移動となると【存在値】を神のクラスにまで引き上げてからでないと不可能でしょう・・・。」
女神様が申し訳なさそうな表情で俺に語ってくれた・・・
「そんな申し訳なさそうな顔をしないで下さい!!俺の方こそ無理を言ってしまい申し訳ありませんでした。」
俺のために色々助けて頂いているのに本当に申し訳ないと思った・・・
「では・・・こちらの宇宙でも同じ様な仕組みと思っても宜しいのでしょうか?
俺のスコアボードが残っていたのであれば、こちらの宇宙でも同じ様に生命の錬磨を行う事が可能なのでしょうか?」
違う質問を女神様に投げかけてみた・・・女神様の応えに俺は安堵した・・・
「それは問題ありません♪この仕組みは【原初神であるアルス様】が作られたものです・・・
次元が異なろうが、どの次元においてもアルス様は存在し、またどの次元であれ同じ仕組みの上に成り立っているのです・・・」
女神さまの顔が明るくなっていく・・・
「それは良かった! では・・・この宇宙の超越神様に俺の前世でのご報告をさせて頂けないでしょうか?俺は次の転生を心から楽しみにしておりました。
・・・女神様!!お願いいたします・・・俺に超越神様とのお目通りの橋渡しをして頂けないでしょうか?」
俺は本当に真剣な思いで女神様に頼み込んだ・・・しかし返って来た応えは意外なものであった。
「それには及びません♪私の名は【最高神エルザ】この宇宙の神秘を司る者!」
「そして・・・次の創造神へと至る者が、私ですわ♪」
「超越神【ガイア】も(・)私の部下に当たりますわ。」
「え・えぇぇぇぇぇ~!!」
俺は気さくに話しかけられた女神様だったので、上級神位の女神様なのだと勝手に思っていた為、本当に驚いた・・・まさか・・・次代の【創造神】の候補だったとは・・・
「本日より最後の日まで、私エルザが、貴方様の転生担当の全責任を受け持つとしましょう♪」
(ウフフフフ~♪誰にも!誰にも~邪魔はさせませんことよ・・・ウフフフフフ♪)
エルザ様は俺に向け心安らぐ?途中から少し疚しい何とも言えない笑顔でビックリする事を語った・・・
「え・えぇぇぇぇぇ~!ほ・本当ですか?本当の本当に【最高神様】が俺の担当をして下さるのですか?」
「ウフフフ♪嫌ね~♪ 私は嘘なんか付きません♪」何か凄く・・・本当に凄く!嬉しそう・・・
「何で初めて出会った俺の様な者のために、その様な事までして頂けるのですか?」
俺は当然の疑問を女神様に伝えた・・・
「そ・れ・は~♪私が貴方様の事に興味を持ったからですわ♪」
(そして・・・このお方に直接触れて見れば分かる事ですわ♪(愛))
エルザ様は悪戯っぽく微笑みながら俺に話してきた・・・
「・・・・(言葉が出ない・・・いくら本気じゃないからって・・・)
俺はボ~ッとして顔が赤くなっていくのが分かる・・・
相手は女神様・・・否、この世界の最高神エルザ様だと言うのに・・・
でも・・・仕方がないじゃないか~(怒)
俺は、これでも結構モテル方だった。可愛い子も綺麗な子もそれなりにいたけど、ハッキリ言ってレベルが違い過ぎる美人なんだよ~~~~。
エルザ様の顔?体? もう全体が奇麗? 美人? なんて言うんだろう・・・
とにかく!あまりの絶世の美女からその様な言葉を投げかけられては・・・ドキドキが止まらない・・・
「ウフフフフ♪(愛)うれしいですわ♪私の事をそこまで思って下さるなんて♪こう見えても私、本気で貴方様に興味を抱いておりますわ♪」
(キャ~言ってしまいましたわ~恥ずかしいですわ~♪)
ドキドキし過ぎてヤバい!!!!
チャームの魔法でも掛けられているのかって位に心臓が高鳴っていく。
転生後の星でこの様な事を囁く女性がいたら直ぐにでも恋に落ちてしまうだろう・・・アレッ?
何か心の中を読まれているような気がする・・・気のせいか?
「ウフフフフ♪(愛)うれしいわ♪」
(何かしら?心の中から何か疼くような切ないような・・・とても気持ちが良いですわ♪)
エルザ様が艶やかな笑みを浮かべ微笑んだ・・・
もしかしなくても心を読まれていそうだ!話を変えよう・・・
「エ・エルザ様」
声が引き攣ってしまった・・・
「何かしら♪♪ 私、幸せだわ~♪ 私の名前を読んで下さる殿方など久しく居りませんでしたので・・・もっと名前で呼んで下さいまし・・・」
(不思議ですわ~♪・・・このお方に名前を呼んで頂けるだけで、なぜこんなに幸せなのでしょうか?)
いかん!!話題を変えなければ・・・恥ずかしくてエルザ様の顔を直視できない・・・。
「エルザ様・・・此度の俺の地球に於いての貢献度と今までの累積されたポイントを使い地球と環境が異なる異世界での転生を希望いたします。」
・・・俺は矢継ぎ早に言葉を繋いでいく・・・
「自分で言うのも何ですが、俺は今まで、相当なポイントを累積していたと思います!!」
これは本当の事だ!俺は今までの人生の全てのポイントを殆ど使っていなかった。
「自分の生き様に納得が行くまで同じ星で転生を繰り返しました。
・・・そして今回の件で地球の人類の凡そ半分ほどは守れたと思っています・・・」
さらに捲し立てる様に言葉を続ける・・・
「転生に転生を重ねることで、ポイントが一定値を超えた時は、転生時における能力値の振り分けが出来る事も知っております。・・・何卒・・・俺を新世界に転生させて頂けないでしょうか?」
よ~し!伝えたかったことは全て伝えられたと思う。
・・・ふっとエルザ様の顔を見上げた。
そこには・・・不機嫌そうに、少し拗ねている子供の様な顔をしたエルザ様がいた・・・。
「ダメ!やり直し!シッカリ私の顔を見ながら話してくれなきゃ願いは聞いてあげな~い」
なぜか・・・エルザ様が幼い顔(に見える)でムッとしている・・・
「えぇぇぇぇ~お願いします。エルザ様が奇麗過ぎて目を見れないんですよ~お願いします。」
俺は必死にお願いした。
「分かりました・・・条件があります!」今度は凄く嬉しそう・・・
キリっとした顔で言葉を続ける「先ずは・・・私の傍へ来て下さらないかしら♪」
「分かりました」
俺は心より良かった~機嫌が納まった~と内心喜んでいた・・・
「では、願いを叶えるに当たり・・・私が今から伝える〈どちらかの条件〉を満たす事が出来たのであれば、貴方の願いを叶えて差し上げましょう♪」
何故かエルザ様の微笑みに悪戯っぽさが見える気がするが・・・気のせい気のせい・・・
「分かりました!!状況を教えてください!!男に二言はありません!!」
エルザ様の顔が歓喜に震えている様に見えた・・・
「その前に貴方様のお名前はどちらでお呼びした方が宜しいのでしょうか?」
ごもっともな意見である。前世の名前と神界での名前では当然呼び名が変わる。
しかし、俺は次の転生後に名乗る名前が決められている。
おそらくだが、このルールも変わらないはずだ・・・
「シン!!そう御呼び下さい。」
「シン様ですか~♪ 誠に良いお名前ですわ♪ それにしても・・・さすがはシン様です!!男に二言はない!!信じますわ~♪」
何故かエルザ様は満面の笑みを浮かべている・・・
「転生後の条件であれ、クリア条件であれ何でも仰ってください!!」
「ウフッ♪では、遠慮なく♪」エルザ様の目がキラッと光った様に見えた・・・
「では・・・私の目を見つめながら(エルザ愛してるよ)と囁いて下さいませ!」
もしくは 「私の事をお姫様抱っこして同じく(エルザ愛してるよ)と囁いて下さいませ~」
エルザ様は、キャ~キャ~言いながら、両手を頬に当て照れるようにそう言い放った・・・。
「なぁっ・な・な・な・な・な・な・な・な・何を仰っているのですか~(怒)」
「あら♪怒らないで下さいませ♪男に二言はないのですわ♪」
凄く悪戯顔になっている・・・
「いくら何でも・・・ある意味・・・この世の頂点と言っても過言でない方に・・・その様な真似が許されるわけがないではありませんか~~~!!」
俺は意味が分からずパニクッた・・・
「あら~?だいじょうぶですわ♪その私が大丈夫!と言っているのですから早くして下さいまし・・・」
エルザ様がシレッと話してくる・・・
「制限時間は10秒としますわ・・・過ぎたらシン様は私の傍で神となって仕えて下さいまし・・・」
「10秒って短かっ!!そんな短い時間じゃ心の準備が・・・」
俺はまたもやパニクッた・・・
「10・9・8・7・6・5・・・・・」
楽しそうに秒読みをするエルザ様・・・
「わ・分かりました!や・やります!!やりますから・・秒読みをやめてください!!」
「幸せですわ~まさかこの身で願いが叶うことが、あろうとは思いもよりませんでしたわ♪」
エルザ様は本当に嬉しそうにそう呟いた・・・
「エルザ様はどちらが宜しいのですか!!」
俺は、半ばやけっぱちになって聞いてみた・・・
「私の目を見つめながらお姫様抱っこをしながら(エルザ愛してるよ)と囁いて欲しいですわ♪」
「どっちかじゃなくてどっちもじゃないですか~(泣)」
「早くしないと0秒になってしまいますわよ♪4・3・2・・」
早くやって下さい!と言わんばかりに・・・
「わぁ~!分かりましたっ!!」
俺は覚悟を決めエルザ様をお姫様抱っこした・・・・
俺の首へエルザ様のしなやかで細く引き締まった白い腕か絡みつく・・・
はぁぁぁぁ~こんな奇麗な人【神】に・・・こんな事を・・・俺は頭が真っ白になっていく・・・
「ウフフフフ♪何だか心の中がポッとしますわ・・・」潤んだ瞳で俺をみるエルザ様・・・
神様じゃなければこんな嬉しいイベントはないだろうが、トホホホホ・・・
「それじゃ~失礼して」俺は意を決して・・・お姫様抱っこをしているエルザ様の瞳をしっかり見つめた・・・
(はぁう!凛々しいですわ~(目がハート))
「エルザ様、愛しております」よし!やったよ~俺!やりましたよ~自分をほめよう!次の瞬間・・・
(嬉しいですが・・・イヤッ!ですわ・・・他人行儀過ぎますわ(怒)・・・納得いきませんわ!)
頬を赤く染めながら「ダメっ!!やり直し!!」俺は何が何だか分からなくなってしまった。
「と・取り合えず一度仕切り直しをさせて下さい!!」
俺はエルザ様を地面に下ろそうとした・・・
「ダメっ!!私を下ろしたら時間切れとします!!このまま続けて下さいまし・・・」
赤く染まった頬と潤んだ瞳で見つめられ俺はクラクラした・・・
ヤバい・・・!こんなンされたら惚れてまうやろ~
どこかで見た懐かしのフレーズが頭をよぎった・・・アホか俺は・・・冷静に考えろ・・・
「エルザ様・・・何がいけなかったのか教えて頂けないでしょうか?」
「ダメっ!!何がいけなかったか自分で考える事!!」嬉しそうに笑顔で俺に囁いた・・・
も~限界!!気が変になる!!
「エルザ様お願いします!!出来る限りの追加の希望も叶えますから・・・答えを教えてください!!」
(!?・・・エヘヘヘヘ・・・追加の希望~♪)
エルザ様の目がさらにキラキラし始めた・・・そして、顔を近づけて教えてくれた・・・
「分かりましたわ♪まず・・・私の事を【エルザ】と呼び捨てにしてくださいまし・・・そして堅苦しく【愛しております】ではなく【愛してるよ】です!!ちゃんと心を込めてですよ♪」
嬉しそうにそう囁くエルザ様・・・目が妖しく光る
「では・・・追加の希望は・・・愛を囁く前に~にシン様と私のおでこを付けてから【エルザ愛してるよ】と囁いて下さいまし~♪ きゃゃゃ~私ったら~幸せ過ぎて顔がニヤけてしまいましたわ♪」
(あわよくばシン様の唇に・・・エヘヘヘヘ・・・ハァッ!!私とした事が妄想に浸ってしまいましたわ・・・♪)
(なんで?こ~なった???)
何故・・・俺なんかでこんなに喜んでいるのだろうか・・・?
ここまで言われてやらなければ男が廃る・・・ヨシ!!本気で相手をしましょう・・・
「よし!本気でやります!!」(ま・まさか・・・や・やりました!言質は取りましたわ~♪)
エルザ様の目を見つめながら顔を近づけ・・・そ~とおでことおでこをくっつけた(コツン)
(はぁう~胸が苦しいですわ~・・・もう・・・メロメロですわ~(目がハート))
「エルザ!!俺は心からお前を愛してる!!」
そう耳元で囁いた瞬間!!エルザ様の顔が真っ赤になっていく・・・
「はぁぁ~ん~・ん~」
エルザ様が体をくねらせ・・・両手が俺の頭を引き寄せ唇が近づく
(もうダメ!!我慢できませんわ!!シン様~お願いですわ・・・私にキスして下さいませ・・・)
「ん?なぁ~」
俺はメチャクチャ焦った・・・だって!そ~だろ~!!相手は【神】しかも最高神!!
それにしても~滅茶苦茶色っぽい声!!
俺は思わず抱きかかえていたエルザ様をすぐさま立たせた!!
(あ~離さないで下さいまし~)
「はぁ・はぁ・あん・・(ゴクリ!それにしても艶っぽい・・・)惜しかったですわ・・・でも・・・こんなにも幸せで・・・こんなにも心が満たされるとは・・・シン様!!私も貴方様を愛していますわ・・・」
(きゃ~言ってしまいましたわ~)
少女のように両手で顔を隠しながらきゃ~きゃ~騒いでいる・・・
何・・・言っちゃってるの?エルザ様?俺は立ち尽くして茫然としていた・・・
少しして・・・
「コホン!私とした事が大変にお見苦しいところをお見せしました・・・」
まだ少し頬か赤く染まっている。
「喜んで頂けた様で良かったです・・・」
俺もメチャクチャ恥ずかしい・・・
「シン様はヤッパリ新世界への転生を所望されるのですか?」
何か悲しそう・・・
「はい!!こればかりは俺の夢の一つです!!何卒よろしくお願いいたします!!」
「そうですよね・・・」
もの凄く残念そうな顔をしながら諦めた様な顔をしている・・・
「分かりました!!私【最高神エルザ】の名に懸けて・・・シン様が希望された内容で、新世界へ転生の準備をいたしましょう!!」
(私も何とか惑星【ソラリス】に行ける方法を考えなければなりませんね・・・ウフフフ)
「あ・ありがとうございます!」
こうして俺の新たな人生の準備が始まった・・・女神さまの思惑など知る由もなく・・・
「では、シン様が転生される新世界は・・・ファンタジー溢れる魔法の世界で宜しいですね!!」
「はい!よろしくお願いします!」
「本当に嬉しそうですわね♪」
「はい!俺!エルザ様と出会えて本当に良かったです!
これからもず~っと!エルザ様が俺の為にお付き合いして下さると言って頂けた事、心が震えました!俺は、本当に嬉しかったんです! エルザ様を心の底から敬愛いたします!」
「はっ!?・・・も・も・も・も・もう一度言って頂いても宜しいですか?
・・・今度は~丁寧語ではなく友達や彼女とお話しするように・・・ハッキリ!クッキリと!」
何かに気が付いたように目がキラキラしているエルザ。
「え!?柔らかく話すって事ですか?・・・・(この後は、もう転生させて頂けるんだから・・・よし!)分かりました。」
(え~とさっきの文章を簡単にすると・・・様を抜いて、神=エルザで~・。ず~っと=永遠かな?敬愛=愛して敬う?う~んシンプルに愛してるだな!・・・こんな感じかな!?)
「俺!エルザに会えて本当に良かった!これからも永遠に!エルザが俺と付き合ってくれるって言ってくれて心が震えた! 俺は、本当に嬉しい! エルザを心の底から愛してる!」
こんな感じで良かったかな?・・・・ん?あれ?
そして、・・・・・エルザ様が後ろ向きに倒れた。何故か鼻血を出している。
・・・・・「はぁ!?・・・・わぁぁぁぁ」~!大変だ~」
俺は、エルザ様に駆け寄り抱き上げて介助した。
(はぁ~もう駄目ですわ~・・・胸がドキドキしますわ~・・・キュンキュンしますわ~キュン死しそうですわ~ お付き合い(・・・・・)ってエヘッ、エヘヘヘヘ。)
美人が台無しな表情を浮かべて、鼻血を出しながらエヘエヘ言っている。
(わたくしのことを~愛してる(・・・・・)って言われましたわ~ キャ~❤もう誰にも私は止められませんわ!)
エルザ様の鼻血を拭いてあげながら顔を眺めると、何故か目がギラギラしている気がする。
「だ・だ・だ・大丈夫ですか?」
焦った俺はエルザ様を抱き起す(目がハートになっている)・・・。
エルザ様の顔が、何故かかわいい顔になっている・・・
「大丈夫じゃないですわ~ 苦しいので様を付けないで呼んでくださいまし・・・」
(シン様に抱かれましたわ~♪ も~ダメですわ~♪・・・このまま勢いで行くしかないですわ!
最後のチャンスですわ)
俺はエルザ様を見て何か綺麗なのに可愛い人だな~って見惚れてしまっていた・・・
・・・何か?エルザ様の目が・・・獲物を狙っている獣の目に見えた(ゾワ~とした!)
仕方がない・・・
「エ・エルザ!大丈夫か?」
恥ずかし~頑張れ俺!
「もう限界ですわ~~駄目ですわ~~」
と言いながら(ジュルリ)舌なめずりした。
(もう行きますわ!誰に何と言われようと行きますわ!)
エルザの目がキランと光った!
「エルザ!エルザ!大丈夫か? エル■~~~~~む~~~~!?」
「チュッ ん~ん・・・ムチュ~・・・む・・・ん・・・チュ~ ハアハアぁ~ん!」
突然エルザ様のしなやかな腕が俺の首の後ろと背中の後ろに回され顔が近づいたと思った瞬間!!
エルザ様の艶めかしい柔らかい唇の感触が・・・俺は頭が真っ白になった・・・
(し・あ・わ・せ・・・・・も~~先程よりも・・・もっと!も~っと幸せですわ~~もう離しませんわ~)
(いかん~ん!エルザ様!?ん~・・・舌が~~入ってきた~)
俺もおかしくなってしまう~!
(不味い~離れなきゃ~早く~離れるんだ~!)
凄まじい力で離れる事を拒否しているエルザ・・・。
「ひひゃへふふぁ~ふぁはへはへんふぁ~・・・はぁあん・・・いやぁん・・・あん
俺はエルザ様の顔を手で包み強引に引き離す・・・何でこ~なった!?
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