第43話 第二章【獣人族 獣霊山編】4
そして3分もしない内にソロが戻ってきた。
「ただいま~戻ったよ~♪」
スタっ!と壁の上に着地して、メロとマロンに声を掛けるkと俺は、2人の前に着地した。ズダ~ン!グラグラグラ~!!出来るだけゆっくりと着地したんだけど5トンはやっぱり重いみたいだ。また、地面が揺れてしまう。
突然の出来事にビックリする美人が二人・・・・・あれ?ちょっと変な顔になってるかもプププ♪
「はい!マロンこれだろう?
大きさが40㎝強の正方形だから~重さは計算上で、1つ約2.5トン位だと思うんだけど・・・・・・
実際持ってみたら分かると思うけど、かなり軽いから違う鉱石化も・・・・・・。
本当は、メロとマロンにそれを確認して貰いたくて持って帰って来たんだよね。
金属の種類が分かったら後で教えてね♪」
何度持ってみても軽い。
ヤッパリ手応え的には1つ10㎏程度にしか感じない俺は片腕でもって見せて上げた。
何故か未だにアングリと顎を閉じない二人の姿があった。
それから、口を閉じてオホホホホ♪ と笑って誤魔化したメロとマロンが簡単に白鋼鉄だと教えてくれた。
どうして分かったかと言うと単純に二人が、どんなに頑張っても持ち上げることが出来なかったのだった。
「そんな事よりも!この白鋼鉄って、さっきの場所にあったんだよね?それを何で、3分位で、持って帰ってこれるのよ? 二つで5トンだよ5トン!分かる? ソロ君のウェイト装備もそれ位だろうから体全部に装着しているならまだ分かるよ?」
「そうでしょう?分かるでしょう?今までだって5トン位装備していたんだから何の問題もないだろう?」
「いやいやいや・・・・・片手で2.5tを簡単に持ってたら既におかしいでしょうが!」
「ソロ・・・・・簡単に言うと今までの重量を手だけで持っているんだぞ?それも、簡単に・・・・・。」
「ソロ君? ここ獣霊山なんだよ? 平地じゃないんだよ? 確かに場所によっては比較的になだらかな所もあるけど大半が、急斜面なんだよ?どう考えてもおかしいでしょうが~!!」
はぁ~またこのパターンか・・・。おかしくないやい!確かに前までより格段にパワーアップしたとは思うけど。
「そんな事を言われましても・・・出来てしまうものは出来てしまいますので、俺頑張ったし♪」
「あ~うん・・・・・そう言えば、ソロ君だったね・・・。」
何だいつも!そのソロ君だったって言葉は!俺の努力の結果!
「ん?ソロ・・・多分、今、努力の結果だと思って自分の異常さに気付いていない気がする。」
キャァ~第10感か?恐ろしい。これが女の感ってやつなのか?凄まじいな・・・。
「と・兎に角!明日みんなで、山頂に行って俺が見たものを見せるから!少し訓練したら温泉にいくぞ!」
「は~い♪」
そして、いつもの特訓メニューが終わり温泉にむかった。
「ソ~ロ~君!エヘヘヘヘ♪背中流してあげるね♪」
そう・・・言い忘れていたが、何十回も何百回も温泉に投げ入れている内にメロとマロンは俺と一緒に入浴しても恥ずかしく無くなったのか一緒に温泉に入るようになっていた。
大事な部分をタオルで隠しはするものの自分の身体を洗う時は見えちゃうんだよ?
俺だって男だ!俺の息子が我が儘な子に育っても知らんからな!
「どう?気持ちいい?腕も洗ってあげるね♪」
はぅ!メロの胸が・・・胸が~~!!
「あぁ~!ズルいぞ! メロ! 抜け駆け禁止! 僕もソロの身体を洗いた~い。 僕は左手と胸を洗ってあげるね♪」
ヒィィィ~!今度はマロンの胸が~~~
「ソロ、気持ちいいかい?ほら!もっと僕の方に腕を寄せてくれないと洗い辛いよ。」
ハワワワワ!理性が・・・・理性が~~~~
「こっちの腕も!もっと私に寄せて♪ウフフフフ♪ どう?気持ちいい」
「は・・・はい! と・とっても・・・・・柔らかくて・・・・・気持ちが~いいれす~」
もう・・・限界! 俺・・・・・・・鼻血出た。
「キャァ~ソロ君!大丈夫?上を向いて!」
メロが俺の頭を優しく腕で包み込み俺の頭を上に向けてくれた。だが・・・・・。
俺の肩にメロの胸が・・・胸が~~!ポヨン、ポヨンと凄まじい弾力だ。
俺・・・・・鼻血強化2倍!発動~~ブホォッ~
「鼻血が止まらないね・・・これを鼻に当てて!」
そう言いながらマロンが水で濡らしたタオルを俺の鼻においてくれた。優しいなマロンはありがとう。だけど・・・
体勢が不味い!俺の太ももの上に跨り大事な部分を押し付けながらッて~ヤバい~~
俺・・・・・理性強化2倍!さらに4倍発動~~~
「鼻血止まったかな?」
2人は屈んで俺を覗き込むが、自分の左右の腕に挟まれるメロとマロンのたわわな胸がより強調される。
イカ~ン!余計に鼻血が~
「良かった~♪ 大丈夫そうだね」
っと言いながら二人が背筋を伸ばす。
その瞬間、 人のタオルがストンっと落ちた。
「キャ!」と恥ずかしそうにしゃがみこみ自分の腕で大事な部分を隠し切れないメロ
「ワァー」とタオルを掴んで女性の神秘を隠そうとするが隠せないマロン
・・・・・死んでも良い・・・・鼻血4倍強化発動~~ ブッッッッ 俺・・・瀕死。
「見たよねソロ君・・・。今・・・私の身体。責任取ってね♪」
何故か潤んだ瞳で俺を見つめるメロ。メチャクチャ色ポイんですけど!
「僕の身体・・・見た・・・よね? 獣人族の掟に倣って責任取って貰うからね♪」
頬を染め恥じらいを浮かべるマロン。なんだ・・・このギャップは・・・・・。
だめだ!俺の理性が・・・・・理性が~~~理性4倍強化!だめだ!こうなれば8倍だ~~~!
俺、興奮しすぎて気を失う。 チーン♪
血を流し過ぎて意識が薄れる中、メロとマロンが何やら囁いていたが聞き取る事が出来なかったので、大丈夫心配しないでと意味を込めて指でOKサインを出した。
擦れ行く俺の目には、興奮した獣の目になった2人の姿が映ったが気のせいだろう。
そして、気が付いたら次の日の朝焼け前になっていた。
何故か2人とも俺を挟んで寝ていた。しかも薄着で、ネグリジェってやつだろうか?何で持ってきてたのか・・・。
俺の腕を枕にして左右に分かれて俺の身体を抱きしめているので、2人の色々な部分が当たっていて、俺・・・朝から幸せ。
2人の顔が、近いので、ちょっと頭を寄せればキス出来そうだ。意識したらドキドキしてきた。
「それにしても・・・何度見てもメロとマロンは寝顔でも可愛いな♪」
近距離でメロの顔を見つめていたら、メロの目が突然開きビックリして固まってしまった。
メロは、瞬きもしないで俺の顔を見つめるので、恥ずかしくなってしまった。
「お・おはよう♪メロ・・・・・ん・・・・・・・ん~~」
俺の言葉を飲み込みメロが・・・・・俺にキスをした。
何秒間キスしていたんだろうか・・・・。メロの目がトロンっと艶を帯びていた。呆然とした俺を置き去りにして目を閉じたメロは俺の胸に顔を埋めてそのまま眠りについた。
寝惚けていたのか・・・?でも、でも・・・・・メロとキスしてしまった。
俺は逸る心臓に落ち着け、落ち着け!と命令し恥ずかしさと気まずさに天井を向いた。
俺の右目の端から何かの気配を感じ少し顔と目を傾けると愛くるしく目を空けたマロンが見えた。
何とも言えない憂いを帯びた表情を浮かべ俺を見つめていた。何を思ったのか俺の胸に顔を埋めるとゆっくり自分の顔を俺に近づけ目を閉じた。
どういう事なの?キスしてって事だよね?俺が困惑しているとマロンが目を空けて色気を含んだ艶やかな唇を俺に近づけてきた。
こんな表情をされては我慢が出来る訳がない。
俺は自分の顔をマロンに近づけ俺はマロンの柔らかい唇にキスをした。
ピクンとマロンの身体が震えたが、そのまま俺に体を預けてきた。
やがて、マロンも俺の胸に顔を埋めて眠ったようだった。
何でこうなった?
夢か?夢オチか?リアルに感じる2人の温もりに俺は余計にドギマギするだけだった。
俺は天井を向き、目を見開いて暫く茫然自失となっていたが、答えの出ない問題を放棄した様に眠りについていたようだ。
誰かの声で目が覚めた。左右を見渡すと俺一人だった。ヤッパリ夢?だったのか?ボケーっとしていたら
「クスクスクス♪ 何キョロキョロしてるのよ? おはよう♪ソロ君♪今日は良い朝だね♪」
いつも明るいメロだが、今日は一段と花が咲き誇ったように明るかった。俺は花に引き寄せられる蜂のように料理中のメロの近くまでいくと美味しそうな匂いがした。
「おはよう♪メロ!今日は一段と綺麗だね♪何か良い事でもあったの?」
「ウフフフフ♪ うん♪でもソロ君には、な~い~しょ! もう朝食が出来上がるから身支度してきて♪」
「あ・あぁ~そうだね・・・ありがとう。」
思わず見惚れてしまった。太陽に反射した髪がキラキラとして、優しさの伝わる微笑みを俺に向けているメロは、言葉を失うほど綺麗だった。
「どうしたの?あぁ~分かった!私を見て惚れ直したんでしょう♪」
少し恥ずかしがりながら頬を染めて俺を見つめるメロに素直な言葉が俺の口から零れだした。
「そうだな・・・惚れ直した。正直メロが綺麗でドキドキしている。メロは本当に綺麗だ・・・・・。」
まな板の上で野菜を切っていたメロだったが、トントンドンと動揺を隠せずまな板事切り裂いていた。
「な・な・な・何を・そこは・・・あ~もう!ドキドキする~修行が終わるまで我慢しようと思ってたのに~もう限界!もう自分を抑えられない!マロン!ごめん!もう~ソロ君がいけないんだからね♪」
何がマロンごめんなんだ・・・と思った瞬間。メロが俺の前に立って背伸びをしながら俺の頬を両の手で優しく振れるとキスしてきた。
ビックリした俺が、メロから離れようとしたら
「ダメ!ソロ君が私に火を付けたんだからね♪もう我慢できない!」
思いを吐き出したように先程までのキスとは違う濃厚な大人のキスをメロが求めてきた。
雷が頭に落ちたような衝撃を受ける。メロを抱きしめる腕に力が入った。
メロの口から吐息に混ざって甘美な声が聞こえる。
何分キスしていたのか俺もメロ」も息が荒い。
キスし終わるとメロがヘタっと地面に座り込み息を荒くして、ビクンビクン小刻みに痙攣していた。
「やっぱり・・・さっきの事も現実だったのか?」
誰に言ったわけでもない言葉にメロが、色気を含んだ表情を俺に向け小さく頷いた。
振るえる身体を支えながらメロが立ち上がると後で説明するから先ずは、支度してきてっていうので、階段を下りて温泉まで降りて行った。
現実味のない出来事に頭がぐちゃぐちゃだ。温泉に入って頭をスッキリさせようと思い。温泉につかると突然マロンが浮き上がってきた。服を脱ぎだした俺に気が付き恥ずかしさのあまり温泉の中に潜ったらしい。
「お・おはようマロン。ごめん・・・・・マロンがいるの知らなかったから・・・・俺出るよ!」
温泉から出ようと立ち上がった俺の手をマロンが引っ張った。
「出ないで!僕は平気だから」
自分の胸に手を当てて深呼吸をしながら声を絞り出していた。
「だ・だめだ!だってマロン裸じゃないか!」
一人で入っていたからかマロンも俺もタオルを身に付けていなかった。
「大丈夫♪だって今までにもソロは僕の裸を何度もみたでしょう? 今更だよ♪」
「いやいや、それでも!俺がドギマギするの!マロンは、自分が美人な事を理解した方が良いよ!」
マロンは、恥ずかしそうに俯くと
「僕って本当に美人なの?」と自信なさげな顔で俺の事を見ていたので、
「今までにも何度も言ったでしょ!マロンは美人なの!」
何を思ったのかオドオドしていた先程までの表情が消え、優しさを含んだ微笑みを浮かべていた。
「クスクスクス♪ソロが言うんだから僕も少しは自信を持っても良いのかな~♪」
マロンは手で大事な部分を隠すのを止め自分の頬を両手で挟むと照れ臭そうに口を開いた
最初の頃は短かったマロンの髪もこの5ヶ月間で随分と伸びていた。水に滴った髪がマロンの胸に絡みつき
肌に付いた水分が太陽の光に反射してキラキラと光を放っていた。まるで一つの芸術の様な姿に俺は息を呑んだ。
「ウフフフフ♪どうしたの?ソロ。そんな顔して♪僕の身体どっかおかしいかな?」
「おかしいとこなんか一つもないよ・・・・・それどころかマロンの身体は胸の形も引き締まったお腹も、スラっとした手足も形の良いお尻も、その美しい顔も全部、芸術のように綺麗で、見ているだけで自分がおかしくなりそうだよ。」
「クッ!ダメだ~僕・・・ドキドキが治まらないや・・・獣人の本能が抑えられない。これ以上我慢したくない。メロごめん・・・・・僕・僕・・・・・ダメもう・・・・ソロの事を考えるとおかしくなりそう。」
マロンは身体を小刻みにモジモジさせると頬を朱に染めて艶めかしい身体を俺に押し付けてきた。
「もう・・・・我慢できない!」
そして、俺はマロンと二度目のキスと躱した。
吐息に似た声を漏らすマロンの身体を抱きしめて俺たちは唇を躱しあった。
少しして、お互いに身体を離すとマロンは艶めかしい身体をピクピク痙攣させていた。
相変わらず色ポイ・・・本当に15歳なのか?それ程に完成されて肉体美だった。
「エヘヘヘヘ♪ 僕嬉しい♪でもマロンに謝らないと・・・抜け駆けしちゃった。」
屈託のない笑顔がそこにあった。
暫くして上に戻ると俺たちの事を見ていたメロが
「はぁ~やっぱり・・・マロンもか・・・・。でも仕方ないよね~ソロ君が悪いもん♪」
「ふ~ん♪じゃ~メロもだね♪ フフフフ♪僕はそれも嬉しいよ♪」
ヤレヤレと言ったように両手少し広げたメロはなぜか嬉しそうだった。
「クスクスクス♪私も嬉しいかな♪」
「僕お腹空いたよ♪早くご飯を食べよう~」
俺は何が何だか分からずこの二人に終始振り回されるのだった。
話を聞くと個人訓練が始まった頃に俺の話になって最初はお互いに自分の本音を隠してお互に似合っていると言いあっている内に、強い者を伴侶に求める獣人族特有の気性が出始めてしまったらしい。
今度は自分こそ俺とお似合いだと言い争い始め並行した拉致の飽かない事で、獣人族の掟に倣い、勝手に俺を掛けての決闘に発展したとの事だった。
結果は激闘の末、引き分けとなり俺は2人の物になったらしい。
しかし、今はバトルオリンピアの本選出場の為に修行にきたのだから結果が出るまでお互いに我慢する事で話が纏まったが、獣人族としての本能がそれを許さなかったとの事だった。
「はぁ~なるほどね・・・。で俺は、知らない間に2人の物になったと・・・・・。」
2人は気まずそうに俯いていたので、俺はハッキリさせることにした。
「だったら!俺はメロともマロンとも付き合うって事になるけど・・・・・それで良いのかい?」
俺の言葉を聞いたメロとマロンはビクッと反応しお互いの顔を見つめあうと抱き合いながら言葉を発した。
「もちろん♪私はそれでも大丈夫だよ♪」
「僕も大丈夫♪ それに獣人族は一夫多妻制だから問題もないし♪」
だったら!俺がやらなければならない事は一つだな。
「分かった!だったら・・・・・メロ。」
「はっ、はい!」
「俺は、メロと出会った時から君に惚れている。良かったら俺と付き合ってくれませんか?」
俺の言葉を聞いたメロの目から涙が溢れ始めた。
「ウフフフフ♪ 知ってたよ♪ 知って・・・・・・嬉しい♪私も・・・私もソロ君の事が大好き♪ 喜んで、喜んでお付き合いさせて頂きます。これからも宜しくね♪ 大好きなソロ君♪」
俺は、メロの顎を指で持ち上げるとメロの可愛い唇にキスした。
「あぁ、これでメロは俺のものだ!そしてマロン!」
「はい! そ・そうだよね・・・。」
何を勘違いしているのかマロンの顔が悲しみに彩られている。
「俺は今日まで、大事な・・・俺の命より大事な二人を選ぶことが出来なかった。魅力がある二人に挟まれ正直何度も理性が飛びそうになった。」
「うん そう言ってくれてありがとう・・・。」
まだ勘違いしているマロンの表情は今にも泣きそうだった。
「メロやマロンが我慢出来なかった様に俺も我慢の限界だ。本来、俺は我が儘だからね!だから、もう我慢しない! マロン!俺は、マロンが好きだ!だから、マロンは俺のものだ! 俺の女だ!」
メロの横に座っているマロンの前に行き上目遣いのマロンの後頭部に触れ顔を傾けてマロンの唇を強引に奪った。
「はぁ~!うれしい・・・僕・・・僕もソロの事が好き。 ソロを見ると身体が熱くなる。気が付いたら僕の目にはソロしか映らなかったんだ。僕の事も好きでいてくれるの?」
「当たり前だろう?マロンの事はメロと同じくらい好きだ。だから、マロンこれからも宜しくね♪」
そう言うとマロンは、声を出して泣き出した。メロが抱きしめて二人で泣いていた。
何にしても獣人族は一夫多妻制か・・・・・。俺・・・相変わらずの悪運の強さ!
それからは、何かにつけて二人の行動は遠慮がなくなり露骨に俺に迫って来たけど、それはまた別のお話。
暫くして準備が終わり予定通り山頂を目指し始めた。
「フゥーやっと登頂~♪ 今度のはしんどいよ~」
「これはキツイや!ゾロ君にちょっと助けて貰っても1時間もかかっちゃったね・・・・・。」
「仕方がないよ2人ともウェイト装備を身に付けているんだから。それを脱いで修行の最終段階に試すと良いよ♪俺もこの前やったら自分でもビックリする程、早く登頂したからね♪」
2人が顔を見合わせて
「試しにどれ位の時間でここまで来れたの?」
「う~ん・・・全力でもないし、時間を計った訳じゃないから正確じゃないけど・・・多分・・・前来た時は2分もかからなかったと思うよ」
「相変わらずソロ君だね~♪」
「でも、僕達もちょっと楽しみだね♪」
「あっ!ここだよ。 雪が積もって見えないからちょっと待ってね。ホイッ♪」
俺は2m程積もっている雪に掌を振りかざすとブンっと手を振った。
ブワッと強風が吹き荒れそこにあった雪が風に巻き込まれて吹き飛んでいった。
「あ~驚きません!ソロ君だから・・・。」
「うん・・・・・そうだね・・・。」
何でこの二人は相変わらず目を虚ろにして、そう言う事を・・・・・・俺普通だもん!
「さてと、ホラここ見て!2人には、この文字が読めないと思うよ!」
「本当だ!初めて見る文字だわ・・・。」
「僕も初めて見たよ!信じていたけど実物を見るとちょっと驚くね・・・。」
2人とも真剣な眼差しで刻まれた一文を見ていた。
「これが、ソロ君が言っていた【シン様 初登頂記念! 俺 参上! & モフメロ参上!】って書いてある言葉なんでしょう?・・・・・・・文章は痛い子だけど・・・・・。それにしても・・・・・シン・・・ね。ソロ君!疑って悪いんだけど、この文字を見ないで、他の場所にも書いてみてくれる?」
何が言いたいかは分かる。この言語が本物であれば見なくても書くことが出来る。それは、この文字を刻んだのが俺である証拠に他ならないからだ。
昔の俺が、どの様な手段で壁に刻み込んだのかは分からないけど、同じような事は今の俺には出来ない技術が使われていた。本当に俺がやったのか?正直これを見た時には旋律が走った事を覚えている。
この文字が刻み込まれている7m位の壁だけが素材の違う鉱物で出来ていて素手だと傷一つ付ける事が出来なかった事を伝えるとメロが興奮して教えてくれた
「うそでしょ・・・・こ・この物質ってアダマンタイトじゃない?」
「僕もアダマンタイトだと思う。」
アダマンタイトとは、別名金剛石と呼ばれ地球で言うとダイヤモンドの事になるんだけど俺の前にある物は全くイメージの違う鉱物だった。
俺も漆黒に輝くこの金属に興味があったので、全力で殴りつけたんだけど割れるどころか傷一つ付ける事が出来なかった。
その固い金属を文字と言う細かい作業を書いてあるのではなく、文字通り刻み込まれていたのだから驚くばかりだ。 しかも信じられない事に・・・多分・・・指で書いている。 絶好調の今の俺であれば傷をつける事なら出来るかも知れないけど指だけで文字を書けと言われたら出来る訳がなかった。
「書き終わったよ~」
「うん♪間違いなくソロ君の文字だね」
おや?書ける、書けないではなく文字自体を見ていたのか?考えれば当たり前の事だった。
「・・・・・メロって頭良いな。」
「え~エヘヘヘ♪いきなりどうしたの?褒めてくれてもキス位しか出来ないよ♪」
キスしてくれるなら十分です。 ご馳走さまでした。
「いや~よく考えたら自分で書いたんであれば文字が似ていて当然だもんね~・・・全く考えていなかったよ♪
正直、自分でも信じられなかったんだけど・・・・・間違いなく俺が書いたようだね♪」
メロの頭をナデナデしてあげたら目を細めて気持ちよさそうにしている。
「うん♪間違いないね・・・・・だとしたら・・・シンって呼んだ方が良いんだよね・・・。」
マロンが悲しげな表情を浮かべていたので、頭を撫でて安心させてあげた
「そんな顔をするなマロン♪バトルオリンピアだってあるんだから今まで通りソロで良いよ♪そんな事は終わってから考えようぜ!」
ホッとした表情を浮かべ直すと撫でていた俺の手を両手で掴み自分の頬に当てていた。
「そう言えば、やっぱりあの子はモフメロちゃんって事になるのかな?」
メロが小首をかしげて質問してきた。
「モフメロ!」
俺が名前を呼ぶと何処からともなくモフメロが現れた。相変わらず可愛いな♪ナデナデ♪
「えっ!お・驚かない・・・驚かない。相手はソロ君・・・・ック。 ソロ君だもんね~・・・・。」
メロさん?無理くり納得するのは止めた方が良いよ!超え裏返ってるし・・・。
「ナッ!何処から出てきたの?」
そうそう、こういう時はマロンみたいに素直に驚いた方が良いよ♪
「う~ん・・・どう言う原理かは分からないんだけどね。俺がオーラを纏うといなくなって、名前を呼ぶとどっかから出てくる不思議な奴だよ♪
こらこら2人とも顎が外れちゃうぞ♪美人さんなんだからそう言う顔はしないの!
「そう言えば話が変わるけど2人ともちょっと身長伸びたんじゃないの?」
「え~本当に?ソロの方が伸びたよー。」
「うん♪ソロ君伸びたよね~有り得ない位・・・。」
「じゃ~後で計ってみようか!」
「「賛成!」」
それで、後で計ったらみんな成長期!伸びていた。この3か月で、メロが157㎝ マロンが162㎝ そして俺は、ビックリ172㎝に成長していた。
2人からは異常だ異常って連呼されたけど自分でも異常だと思った。
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