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第42話 第二章【獣人族 獣霊山編】3


「さてと、これでやっと・・・・・見に行けるな、あの場所に・・・・・・。行って確認しないとな・・・。 あの文字・・・・・・何だったんだろう? 夜だったから俺の見間違いかもしれないけど、どしても気になる・・・。何か・・・ワクワクしてきた!」

実は、修行開始から今までの間、夜中の0時から2時までメロとマロンに内緒で毎日、山頂で修行を続けていたソロが、偶然、壁に刻まれた文字を見つけたのだった。



ゾーンによる気配察知や周辺の感知能力、視力と言ったものが、大きく向上しているからと言っても深夜0時過ぎは、辺り一面は漆黒の闇が支配している。

偶々、月明かりで雲の切れ間から光が差した一瞬だけ文字らしきものが見えた気がした。

それから何度も見に行くが、文字があったであろう場所は凸凹しているだけで、読む事が出来ずにいた。



「二人には悪いけどやっと、確認する事が出来る。」

何かを考えると入浴時以外で、今まで外す事がなかったウェイト装備を外し始めた。

身体の感触を確認するかの様に準備運動をすると左側の口角を上げてニヤッと笑った。

修練場の外に出てから軽く跳躍してドン!と言う音と共に一瞬にして姿が消えたのだった。



それから僅か数分で山頂に辿り着いていたソロが、以前メロやマロンと見た樹氷の林を眺めていた。

「おぉ~!昨日までは、なかったのにラッキー おっ!もう一つ出来てるじゃないか!これも貰っておこうっと!」

雪結晶のアイテムを手に入れホクホク顔で樹氷林を歩いている。

前回、メロとマロンと一緒に来た時には気が付かなかったんだけど、反対側の壁の雪がなくなったら壁面に文字が書いてあった。



「ゴクリ! やっぱり・・・あった。・・・文字が彫ってある。」

そこには、壁に刻まれている二つの文章があった。

「これって・・・・・どうみても日本語・・・・・・だよな~? 確かエルザ様が、この世界には俺しか地球人が存在しない・・・・・・・違うな。 この宇宙には、そもそも地球が存在しないんだった。・・・・・・だとしたら!」

もう一度壁面に彫られている文字を見た。



(だとしたら・・・この、【シン様 初登頂記念! 俺 参上! & モフメロ参上!】って俺が書いたって事なのか? 俺はここに来た事があったのか?)

「う~ん?俺が書いた・・・?100歩譲ってもし!書いたとしたら・・・。俺・・・・・痛い子だな・・・。」

でも・・・・・・前世の俺なら・・・・・・書きそうな気がする~♪



「それにしても・・・・・シンって、もしかして・・・俺の名前か?それに・・・モフメロ?ってなん・・・・・なっ!」

俺は、どれ位固まっていたのだろうか?

数秒程度だったのか?それとも・・・・数分は固まっていたのだろうか?それほどビックリした。

どこから現れたのか?突然!俺の方にモフモフの毛皮を持った小動物がいた。



「ビィーピィ~キュィ♪」

俺に撫でて欲しいのか?

「ピィ~ピピピィ~♪」

言葉が通じたのか俺の掌に移動すると頭を擦り付けてきた。



「はぅ!何だ!この・・・・この・・・・・この・・・・・可愛い生き物は!!!」

ナデナデナデ♪ モフモフモフ♪ ナデナデナデ♪ モフモフモフ♪

「な・何て気持ちよさだ♪ はぁ~一生撫でてられる~メロメロ~」

相当気持ちが良かったのか・・・今度は、腹を上にして仰向けの体制を取り出した。



「はぅ!こ・此奴!メチャクチャ・・・・・メチャクチャ可愛いやんか~♪」

「ピィィィィ♪ ピィ~キュィ♪ ピィィィィ♪」

目を細めて、気持ちよさそうに痙攣している。

「凄い破壊力だ♪ 何~どうしたの~これ?ピクピクあんよが痙攣してるの~♪」



それから何分、経ったのだろうか? 俺・・・我に返る。

「ハッ!イカン!俺は、強くなる為に、ここにいるんだった。何アットホームな夢見てるんだよ♪」

ナデナデ♪ モフモフ♪ はぁ~気持ちえぇ~の~♪



「ハッ!イカン! イカン!これは・・・・魔のスパイラルだ! 永久に撫でてる自信がある。取り敢えず一旦修練場に戻るとするか!」

でもって、数十秒で到着~ぅ ズザザザザ~!



そして、俺はメロとマロンにモフメロを見つけて飼う事を伝えたのだった。

メロとマロンもモフメロにメロメロになっていたけど。俺は君達のモフモフにもメロメロなんだけど・・・。

言ったら殺されそうなので、俺の心の中にしまっておく。



そして何故だかモフメロに出会ってからの俺は、絶好調だった。

今まで感じた事のない強大な力が俺の身体の中で渦巻いている。

不思議と筋肉が付くスピードが速くなった気がする。それだけではなく、今までイメージして練習していたのに収得出来なかった必殺技もサクッと完成した。



他にも不思議な事があってトランス(ゾーン)特有の淡い光が、ハッキリとした白色光を放つようになっていた。

「しかし・・・どう言う原理だ?通常のゾーンでも3倍以上の力がありそうなんだけど・・・。何にしても絶好調だな!これもモフメロのお陰だな♪ ありがとうなモフメロ♪」

「キュィ♪ ピィピィ~♪」

うん♪可愛いやつ!



本来13日間をかけて予定していたパワーアップを僅か3日で上回ってしまった。その後も過酷な修行を続ける事6日目!最大限にウェイトを装備してバーベルなども取り入れて筋トレするも何のパワーアップも感じなくなってしまったので、その後は、どの大きさまでの白鋼鉄を持ち上げる事が出来るか筋トレ込みで試すことにした。

俺が今いる場所は以前、メロとマロンが初めて獣霊山の麓に来れた時に案内してあげた場所だ。

ここならメチャクチャデカい白鋼鉄があるので、限界に挑戦!


「よし!先ずは、白鋼鉄を出来るだけ綺麗な形に成型するとしますか!」

そして、様々な大きさの白鋼鉄が出来上がったのだった。

「じゃ~早速! 大きさ60㎝強 約8トンで行ってみるか!」

う~ん?地面は減り込んだけど・・・前世のイメージで24㎏程度にしか感じなかった。



「もういっちょう!70㎝ 12トンならどうだ!」

あれ?そうだよな~これ位ならこんなもんかな?

「流石に、この辺のサイズならどうだ!80㎝ 18トン 重いけど・・・・・ギリギリ歩けるな・・・こんなもんか?

なんか・・・現実味がないな・・・。いくら何でも軽すぎないか?もしかして・・・金属を間違えちゃったのか?だったら90㎝ 約26トンだ! おぉ!流石にこれは歩くのは難しいな!だけど・・・・・上がるな♪

100㎝ 35トンは、どうよ!・・・・・・グヌヌヌヌ!ハァ~流石に重くなってきたな♪ けど・・・何とか持ち上がるな! ヨイショ! ズシ~ン」

ゆっくり降ろしたかったんだけど、どうしても降ろすときは、難しい。一瞬、地震が起きた。



「次は、120㎝ 60トン・・・・・・せ~の~ どりゃぁぁぁ~ フヌヌヌヌ~ な・何とか・・・・上がったけど・・・・・・これは・・・・・重っ!」

ドシ~ン さすがにこれだけの重さの物を落とすと地面がかなり揺れた。

「いやぁ~これは・・・・・重かった~ 次は・・・・・」


「今度は、ちょっと大きい・・・・・・125cm 約69トンだ! ウォッ!こ・これは・・・・・・重い! 流石に・・・この大きさは、無理かな~。どりゃー!ハァハァハァ・・・だめだ~コレは重すぎだろう!」

動くには動かせたけど持ち上げる事が出来なかった。



身体強化を全力で発動させれば、110トン位まで上げられる可能性が出てきた。

60トンでも前世では考えられない事なのに・・・・・・異世界って凄いなぁ~なんかスーパ〇マンになった感じだよ♪身体強化使って120トンって・・・・・・やっぱり・・・・・おかしいのか?でも、メロのお父さんもそれ位上げたって言ってたしな・・・・・・。



「まぁ~良いか! それにしても・・・・。本当に白鋼鉄なのか?・・・・・・もしかしたら似ている鋼材だったりして・・・・・それなら持ち上がった理由が分かるけど・・・・・・これ白鋼鉄なのかな~ちょっと小さめのやつを上に持って帰るとするか!」

そして、俺は40㎝弱の白鋼鉄を持ちやすく繰り抜くと両手に一つずつ持って修練場まで帰ったのだった。



「ただいま~あれ?二人ともまだ帰ってきてないのかな?どこにいるんだろう?」

修練場に2人がいると思って探したが、2人共温泉にもいなかった。

「こういう時は、ゾーンによる超感覚で、生体反応感知だ!」

俺が集中して自分の感覚を研ぎ澄ました瞬間、肩にいたモフメロが消えた。



「アッ! また~モフメロ!」

「キュィ♪」

「何で、お前は直ぐどこかに行っちゃうんだよ~ダメだろ!」



少し前の事だった。俺のゾーンによる光が白色光に変わり始めた頃から俺が技を使うと一瞬にしてモフメロが、どこかに消えてしまうのだった。名前を呼ぶと、どこにいるのか、一瞬にして俺の前に姿を現してくれた。

「おれは、メロとマロンを探したいんだから!ちょっとじっとしていなさい!」

そして、再度感覚を研ぎ澄ませていく。

「ん? 魔物と戦っているのか? しかも・・・かなり強い相手だな・・・。二人とも・・・ここから、そんなに離れていないな・・・ちょっと様子を見に行ってみるか!モフメロ!出かけるぞ~♪」



修練場から1000m位しか離れていないオーバーハングの崖の下辺りから二人の反応が感じ取れた。

「っという間に到着! 目にオーラを集中!」

目にオーラを集中させる事で、かなり遠方の物でも見える技まで簡単に出来るまでになっていた。

イメージでは最大で、30倍程まで、拡大して見える様になっていて、まるで、ちょっとした双眼鏡みたいだ。



「あれ?あれって・・・サイクロプスじゃないか!しかも2体同時だと? 何で、日中にアイツが出るんだ? それに他にもギーガ4体にギーガソルジャーが2体か・・・・この山の中でこんな事初めてだな・・・。どうするか・・・。手助けしても大丈夫かなぁ~取り敢えず手を出さなければ、大丈夫だよな! アッ!」

その時、サイクロプスを相手に立ちまわっていた二人の後ろからソルジャーが殴りかかり、二人が吹き飛ばされた。ホッ!少し血が出ているけど大丈夫なようだ!



「サイクロプスがいるせいで、戦い辛いんだな・・・もったいない。それにしても何で魔物があんなに殺気立っているんだろうか?取り敢えず二人の場所に移動するか!」

トーンっと足を蹴った瞬間には、二人の後ろに到着した。



「ごめんね~ちょっとだけお邪魔します♪迷惑じゃなければ手伝おうか?」

「「ソロ(君)♪ 助かるよ!」」

話を聞いたら魔物のくせに連携してくるらしく、タダでさえXランクのサイクロプスがいるのに戦い難かったらしい



「なら、良かった♪ それにしても日中にサイクロプスとは・・・・・・珍しい事もあるもんだね♪ ギーガとソルジャーは、俺が面倒みるから二人は、当初の予定通りサイクロプスを2対1で倒してみなよ!今の二人なら間違いなく倒せるはずだから!でも油断したらダメだからね!」

「「フフフ♪了解!」」



「さて、ギーガとソルジャー君!お前達は食えないから出来れば消えてくれないかな!逃げないなら殺す!」

俺が威圧を込めて殺すっと言ったのに動かない事に少し頭に来たので、足を一歩ダン!っと踏み出した途端に凄い速さで森の中に消えていった。



「あれ?こんなに効果があるとは、聞き分けが良い魔物もいるもんだね♪

さて、二人ともこっちは、片付いたから安心して戦って・・・・・ん? どうしたの二人とも?俺の方じゃなくってサイクロプスの方を見ないとダメだろ!さっきも言ったけど油断大敵だぞ!」

何でかサイクロプスまで俺を見ている気がする



「何?どうかしたの二人とも・・・・!まさか!俺の後ろに・・・」

バッっと振り返ると確かにいた。

さっき逃げたはずのギーガとギーガソルジャーを後ろ足で踏みつけて、前足でわしづかみにしているでっかくなったモフメロが・・・・・。



「ハァ~?どう言う事?モ・モフメロか?」

驚く俺の声に反応したのか、いつもの数倍は大きい声で鳴いてくれた。

「ピィーピィ- キュイ♪」

やっぱり・・・・モフメロだったか。



「何でお前そんなにでっかくなったんだ?デカすぎだろう?」

俺の前には身の丈20mはありそうなモフメロがいた。

「ピィーピィピィ-? キュイ♪ピィー?」

モフメロは自分の身体をマジマジト見ると そ~お?と言わんばかりに声を上げた。



「うん!何か分からんが、小さくなれるんなら元に戻りなさい!あと、戦意を失って逃げた奴なんだから許してあげなさい!」

頭をペコペコと下げてまるで、ゴメンねっと言わんばかりの態度だ。そして俺の前で見る見るうちに小さくなって元のサイズに戻っていった。



「何か知らんが、モフメロって凄いやつなんだな!俺が襲われていると思ってやっつけてくれたんだね♪お前は良い子だね♪ありがとう~モフメロ♪」

「キュー、キュー、キュ~イ♪」

可愛いな~本当に・・・。あれ?



「あっ!ごめんね、二人とサイクロプス君!もう邪魔しないから遠慮なくバトルを楽しんでね♪」

確かに・・・迷惑をかけたのは俺かも知れないけど、何でまだ俺の方を向いているんだろう?

「どうしたの、二人とも?もう大丈夫だから・・・もしかして・・・俺いない方が良さげ?」

良く見るとメロもマロンもサイクロプスさへも俺を見て固まっていた。



何が何だか分からなかったので、俺が一歩踏み出した。ダン!あ!そう言えば、俺、白鋼鉄を持ったままだった。だから、さっきから足の踏み込みがうるさかったのか!メロやマロンがビクッとなるのは分かるけど、何でサイクロプス君迄、ビクッってなるのか意味が分からない。

「ごめん!二人とも煩かったよね!後で説明するけど・・・・あぁ~これが気になるのかな・・・。取り敢えず下に置くね♪ よっと!ドン!」



出来る限りそ~っと置いたんだけど少しだけ地面が揺れてしまった。

「も~どうしたんだよ!いい加減にしないと俺拗ねちゃうぞ!」

「カハッ!ハァハァハァ・・・やっと呼吸ができた・・・。」

「クハッ!ハァーハァー・・・ビックリした。今のソロがやったんだよね?」

「何の話をしているんだ?それよりも目の前にサイクロプス君がいるんだからね!油断大敵でしょ!」



「だから~今の威圧は、ソロ君がやったんだよねって聞いてるの!」

「そうだけど?それが、どうしたって言うのさぁ~」

「だから~!今、ソロ君が放った威圧に当てられて動けなかったって言ってるの!」

メロとマロンが額に青筋を浮かべて怒り出した。そげな事を言われましても・・・・・・・軽めにやったんだし問題ないでしょうが・・・・・・・・。



「Xランクのサイクロプスまでも、威圧されるってどんだけよ!ありえないでしょう?」

「あれ?俺そんなに強く威圧なんかしなかったよ? もしかして、俺じゃないんじゃないの?」

「この場で、一番強くて威圧出来る生物がソロしかいないだろうが~~!!!」

はぁ~やれやれ・・・。何でもかんでも俺のせいにするなんて俺拗ねちゃうぞ!



「はぁ~やれやれ・・・。って今思ったでしょう?ソロ君の考えている事位分かるんだからね!」

ギクッ! ピィー ピューヒュー 俺そっぽを向く。

「一つ聞きたいんだが、ソロ・・・・・何か数日前と比べて強さの桁がおかしくなってない?」

「う~ん?少しは強くなったけど、おかしくなないと思うぞ?」

「はぁ~やれやれ・・・。そう言えばソロ君だもんね・・・・。」

何で?やれやれ返しを食らったんだろうか・・・俺・・・納得いかない!



「だってさぁ~全力で威圧したならもしかしたら、そうなるかも知れないけど、本当に軽くやっただけなんだよ?いくら何でも相手はXランクのサイクロプスさんだぞ!あれ位でビビる訳がないだろう?」

何故かメロとマロンがアイコンタクトすると全力で身体強化を発動させていた。

「ふぅ~だったら全力で、威圧を掛けてみてくれるかな~そうしたら私達の言っている意味が分かると思うから・・・・・あ!やっぱり待って・・・・半分程度の威圧でお願いします。」



「わかったよ!半分程度の威圧ね!全くサイクロプス君のせいで、俺が悪者扱いだよ!お前もXランク何だったら、もっとしっかり戦えよ! 殺すぞ!」

またしても、殺すぞ!の部分で少し強めの威圧を込めて言葉に乗せた。

その瞬間!目に見える範囲の生物であろうか?突然、恐慌状態になったようにあちこちで叫び声の様な鳴き声が鳴り響いた。目の前の2体のサイクロプスに至っては失神してしまったのだった。



メロとマロンが、「「ヤバイ!半分っていったのに~」」っと訳の分からん事を言ってしゃがみ込んで、地面に伏せていた。よく見ると体が小刻みに震えていた。

「だ・大丈夫?二人とも」

心配で、声を掛けるが、最初の時を同じく返事がなかった。

あれ?やっぱり・・・・俺のせいなのか?不味いっと思ったので、二人を抱えると急いで温泉に投げ入れたのだった。



「プハー死ぬかと思った~」

とはメロ様のお言葉だ。

「あれ程、怖い思いした事・・・・記憶にないかも知れない・・・。」

とはマロン様のお言葉だ!

そして、俺は・・・・・土下座している。

「ごめんなさ~い。あんな事になるとは、思ってもみませんでした~ごめんなさ~い」



「これで、分かったでしょ?今のソロ君って数日前と比べると別人だもの・・・この数日間でなにがあったの?ホントにソロ君なの?」

「うん・・・僕もソロのパワーアップが異常だと思う。」

別に隠していた訳ではなかったんだけど、俺は山頂での出来事を二人に話すのだった。




「・・・・・なるほど・・・。その文字を刻み込んだのが、ソロである可能性が高いと・・・。」

「そして、ソロ君の前世の記憶が少し前から戻っていたけど、この世界の記憶は失ったままだと・・・。」

何か二人が真剣な表情で俺の話を聞いてコクコク頷いていた。



「それで、刻み込んだ文字にはシンと言う名前らしきものとモフメロちゃんの名前が彫ってあったと・・・。」

「・・・文字を呼んだらモフメロちゃんが突然現れたって事だね・・・。」

何だか・・・言ったら殺されそうだけど・・・真剣な顔の二人はいつもより美人に見えた。



「ん?今ソロ君から邪な気配がしたんだけど・・・変な事考えてないでしょうね!」

ギクッ!エスパーかメロは!

「うん?今、何かメロに突っ込みを入れた気がするが、心の中で何か言ったのかいソロ?」

キャァ~何なのこの人達は?恐ろしい余計な事を考えるのをやめようっと。



「フム・・・邪な考えが消えた気がするね!」

ホギャ~第六感が冴えまくっていやがる・・・。

「ん?そうでもないぞ?また何か言っている気がするよ?」

フギャー 第六感どころか第七感位のレベルか?



「本当だ!ソロ君から、また雑念を感じるね・・・。」

グハッ! 第8感!イカン!これがイカンのだ!冷静に冷静に!

「話がそれたね。元に戻そうか・・・。現世の記憶は戻っていないけどソロ君の名前がシンである可能性が高いって事だよね!」

「そう言う事になります・・・・・。」俺、丁重に対応する。



「それに、刻み込まれた文字がこの世界の文字ではなく日本語と言うソロ君の前世の国の文字で書かれていたって事も重要なキーワードだね・・・。」

「ご理解を頂けまして幸いです。その認識で問題ありません。」

「だったら!話が早いね♪山頂に行って確認しに行くとしましょうか!」

「別にかまいませんが、もうじき日が暮れるので、明日の方が良いんじゃないのか?」

丁寧に話すのが疲れた・・・・・・。



で、今から見に行くとなるとそれなりに時間が掛かってしまう。

俺だけならば、余裕で見て帰って来れるけど、二人を連れて行ってしまうと時間的にも薄暗くなるので、見えない可能性があった。天候が良ければ見える可能性もあるが、二人のスピードでは、ちょっと厳しい気がした。



「それもそうね!じゃー今日は普段通りの修行を再開するとしますか!」

「その前に!ソロ、さっき持っていた白鋼鉄はどうしたんだい?」

「うん?あぁ~あの白鋼鉄は、二人が心配だったからさっきの場所に置いて来たぞ?何に使うかは知らないけど取って来ようか?」



「やっぱり見間違いじゃなかったか・・・・・・・いや、時間もかかるし明日でも良いから持って来てくれないかな?」

別にそんなに時間はかかんないだろう?・・・・・・数分で取って来れるんだけど・・・。



「う~ん。やっぱり・・・・数分待っててよ!今行ってくるから♪」

そう言うが早いか、トーンと跳躍すると一瞬でその場から姿を消したのだった。

「「へっ?ソロ(君)はどこに消えたの?」」




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