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第33話 第二章【獣人族編】7 獣霊山での食事!



「さてと!二人とも、バトルオリンピアに向けて何を強化したいんだ?君たちの意思を俺は尊重するよ!」

二人とも、俺の様に全ての能力を上げれるだけ上げたいとの事だった。

「それじゃ~俺は二人が身に付ける物を作って来るから、先ずは基礎体力と筋トレをしておいてね!おっと言い忘れてた・・・・・。2人にお願いっというか、我慢して欲しい事があるんだけど・・・・・・。」



我慢して欲しい事と?言いながら二人元小首をかしげている。このポーズ・・・・・・可愛いな~♪

「うん。別に大したことじゃないんだけどね。修行が全部終わるまでは、自分のステータスを確認しないでほしいだけなんだ。」

「へっ?そんだけ?別に頻繁にステータスウィンドウなんてオープンしないから全然かまわないけど・・・・・・。」

「僕もOKだよ♪ だけど何か理由があるのかい?」



「そうだね・・・シンプルな事なんだけど意識しないと難しいかもしれないね。 ステータスオープンではなく、自分の能力を感覚で身に付ける術を身に付けて欲しいと思っているんだ。この獣霊山での修行に、俺は必要な技術だと思っているんだけど・・・・・・・・・・。」

「ソロ君が言うなら間違いないよ♪ 頑張って分かるようにするね♪」

「了解♪ 言われてみれば、感覚で自分の能力が分かるか?って言われたら分からないかも・・・・・。」



「ありがとう・・・・・・今回の修行は、2人の限界を何回も超えさせる事になると思うし、強くさせる為には実際に超えて貰う事になる。分かり易く言うのであれば、ステータスに表示されている能力では、出来ない事に挑戦し続けるって事なんだ。

例えば、50㎏の物を持ち上げる力がないのに60㎏の物を持たせるようなイメージでいた方が良いと思う。

だからハッキリ言ってステータスを見ても意味がないと思ってる。」



2人はゴクリと唾をのむと顔を引き締め頷いた。

「た・確かに・・・・・・普通の特訓なんだったら、獣霊山に来る必要なんてないもんね・・・・・・。自分が出来る限界だけじゃ強くなれないもんね! 私は、感覚が身に付くまで見ない事にするね♪」

「面白い考えだ・・・・・考えた事もなかった・・・・・・・ソロの言う事は、尤もな事だね・・・・・・。確かにステータスが見れても意味がないや♪ 言われるまで、気にした事もなかったよ! 僕も絶対に見ない!」




それから俺は、二人の修行に丁度良い重さの物を作る為に何度も何度も白鋼鉄と言われる金属を割ったり、切り裂いたり、穴をあけたり、削ったりしながら腕用や足用など複数の部位と強さに合わせて重さが帰られる様にいくつも作る事にした。

「道具がないから今日は、紐で結んで付けてもらうとするか!」

今度、来るときにはシッカリとした物を作って上げようと思った。



「お待たせ~こっちがメロの修行用道具で、こっちがマロンの修行用の道具だよ。パチンと嵌めたりロック出来る様にしたかったんだけど、暫くは紐で結んで落ちない様にしておいてね!後、そのまま着けると皮膚が切れるからタオルか、さっき教えた布の様な葉っぱをクッションにしてから着けてね。」

その説明を聞いた二人が早速、自分の道具を着け始めた。

「「お・重っ!」」



「最初は、全部着けないで、慣れてきたら徐々に増やせば良いんだよ。最初は、腕だけとか足だけとかで良いからね!」

「それじゃ~私は足用だけにしようかな~」

「じゃ~僕は腕だけ着けてみるね!」

「「それでも、おも~い!」」

「ハハハ♪最初は、仕方がないよ!じゃ~訓練の本番を始めますか!」



徹底的に基礎訓練をやってもらった。

メロは足に重りを付けていたので、ひたすら下半身の強化で、限界まで鍛えたら他の部分の強化を行った。

マロンは腕に重りを付けていたので、徹底的に上半身の筋力トレーニングを限界まで行ってから他の箇所を強化した。

メロは、40分間の走り込みと1分間連続タックルジャンプ×10回を行った後に逆立ちしながらの腕立てなど、マロンは、白鋼鉄で俺が作った腕立て伏せ100回×10セットとベンチプレスを1分間10回上げを10セットや3分間の崖登り×5セットを行った後に残りの時間でスクワットを行った。



それから1時間後

「ふぃ~疲れた~筋肉の痙攣が止まらない~もう体が動かないよ~」

「ハァハァ。僕もクタクタだ~。 筋肉がビクンビクン痙攣してる・・・こんなに鍛えたのは初めてだよ・・・。」

「ハハハ♪良く分かるよ!俺も最初はそうだったから。夕食は俺が準備して上げるから二人は温泉にユックリ浸かっておいで、俺がさっき話した事が、本当だってビックリするから!」

「うん・・・暫くは、ソロ君にお願いするね。ゴメンね、私達の為に無理させて・・・。」

「ソロの言葉に甘える事にするよ。ありがとうソロ!じゃ~メロ、温泉に行こうよ。」

フラフラとした足取りで温泉に繋がる階段に向かおうとしたので、念のため注意をしておく。



「あ!二人とも気が付かなかったと思うけど外はもう真っ暗だから、この明かり石を持って階段を下りないと危ないからね」

二人が修行している間に温泉まで続く階段と温泉の周辺に明かり用の石を置いて設置しておいたが、正直目が慣れるまでは、危ないかもしれないと思ったので、俺は、修練場の中でも比較的明るく光っていた。岩に穴をあけて蔦を穴に通して首から掛けれる様にしてあげた。



「わぁ~何か・・・幻想的な光だね~」

淡い光に照らされたメロの汗に反射してキラキラして見えた。

「うん、僕・・・この淡い感じの光って好きだな~」

マロンのウットリとした表情も艶を帯びて見えてしまい二人にドギマギしてしまった事は内緒にしておこう。

「じゃ~行ってらっしゃい。階段と言っても俺が叩き壊して作っただけだから、足元には本当に注意してね!」

「「了解~」」



そう言葉を残して二人は俺が作った温泉まで続く階段を下りて行った。

二人を見送ると俺はそのまま山の反対側に回り込み少し下がった場所に移動した。

「ふぅ~寒いな・・・。いくら暖かくなったとわ言ってもメチャクチャ寒く感じる。」

身体がブルブルと震えたら寒さが少し和らいだ気がした。

「いつもなら、動き続けて熱く感じる程だったけど・・・・・あ!そう言えば!【シバリング】って現象だ!聞いた事があるな。確かブルブルする事で、体温が上がるんだっけ。意識的に使った事なんかなかったな・・・・・。」



そして俺は、意図的に自分の身体をシバリングさせてみた。

「おぉ~温かい!ここ迄、温まるとは・・・。さすがは、異世界ってとこかな?これなら普通に動けるな!さて、食材になる様な動物か魔物はどこにいるかな~」

俺は、目を開けたまま意識を集中し始めた。前世で出来る様になった、【技】と言って良いレベルだと思う。

そのお陰で、何の能力もない俺でも何とかやっていける。



この世界でも凄く役に立ってくれる、この【技】と言うか、地球で言うところの【ゾーン】と呼ばれるものだ。

前世で、ガムシャラに努力していたら段々と出来る様になり自分の意志で使う事が可能だった。

この【ゾーン】の良い事がいくつかあるが、簡単に説明すると集中して何かをすれば、尋常ではない成長速度と身体強化が可能になる事だ。

前世で、中学生の頃に交通事故にあった後から出来る様になったんだっけ・・・。



獣人界に迷い込んで、記憶喪失だった俺は、ステータスウィンドウにノイズが入っていて、自分の能力が良く分からない上に魔力と呼ばれるものが皆無だった。

獣霊山での修行の最中に、この【ゾーン】の事を思い出せた事は、本当にラッキーだったと思った。

「ん? あの木々の裏に何かの生物が隠れているな!それとあの岩の上にもいる・・・。」

ゾーンに入った状態では、視力、聴力と言った所謂五感と呼ばれるものと第六感と呼ばれる超感覚が飛躍的に向上してくれる。



俺は、ジャンプして7~8mはある巨大な岩に目を向けた。

「シカだ!」

飛び上がると以前も狩った事のあるビッグハートと呼ばれる大きな鹿がいた。

気配を消して、風下に移動すると、少し離れた場所から助走をつけてジャンプした。

ビッグハートの死角である後ろ上部から勢いをつけた飛び蹴りをビッグハートの後頭部に叩き込んだ。



「うぉりゃぁぁぁ~!」

ドカン!と大きな音を上げながらビッグハートが吹き飛ばされた。そのまま奥の木まで、吹き飛んで地面に落ちた。すかさず追い打ちをかける為に、岩棚から飛び降りたが、ビッグハートがピクピクして動く気配がしなかった。

「アレ~?以前だったら立ち上がったんだけどな~?まぁ~倒せたんだから良いか!」



俺はついでに、反応のあった木々の裏に回って、他に何の動物がいるのかを確認してみた。

「こいつは・・・食えないな。」

俺の目に映っていたのは、大柄なヒヒの様なバーボンと呼ばれる魔物だった。

ビッグハートを肩に担いで、少し回り道をしながらメロとマロンのいる広場に戻る事にした。



広場に戻るとビッグハートをサクッと解体し、戻って来る道のりにあった果物と野菜の代わりになる葉っぱも取って来ていたので、解体した肉を葉っぱに包むと広場から少し離れた場所にある洞窟の中にしまった。

「うぉ~この中は、本当に寒いや!天然の冷凍庫だな!この中に置いておけば、当分は食事に困る事は無いな!」

肉をしまってからは火を起こして肉を焼き、ついでに拾ってきた葉っぱや草を水で洗ってから食べやすい様に切ってサラダを作って上げた。



ご飯も食べたいけど・・・さすがに諦めるか。

「ジュ~バチバチバチ! ジュ~ジュ~」

俺が、ビッグハートの肉を焼いていたらメロとマロンが戻って来た。

「はぁ~・・・良い匂い♪お腹減った~」

メロが、近づきながらお腹をグゥグゥ鳴らしていた。

「本当に良い匂いだな!僕もお腹すいたー」

マロンもお腹をグゥグゥと鳴らしながら涎を垂らしていた。



「お帰り~もう焼きあがるからサラダを先に食べててね♪」

以前作っておいたテーブルに置いてあるサラダに目を向けると二人とも椅子に座って食べ始めた。

「何?このサラダ!超美味しい~♪ シャキシャキした歯ごたえに瑞々しい甘さ!野菜の上に掛けてあるドレッシングも凄く美味しいよ♪」

うん・・・食レポありがとう。メロは、目をキランと光らせて舌鼓を打っていた。



「そのドレッシングに使ったのが、この果実だよ♪」

赤いミカンの様な果実を見せてあげた。

「へぇ~初めて見た・・・。ってこの果実甘くないんだ~」

「熟してる果実は、もっと赤黒くなって甘いんだけどね。これ位の赤さの果実をすり潰してから塩を塗すと美味しいんだよ。」

「へぇ~僕も全然知らなかった~・・・って塩って言ったのかい?この山のどこに塩があるの?」



「あぁ~言ってなかったっけ、ここから上に少し行くと綺麗に突起している岩があるんだけど、どうやら塩を多く含んでいるみたいで、削ってから、この網目状の葉っぱに乗せて煮沸した後に残った物がコレ!」

俺はそう言ってメロとマロンに岩塩と塩の結晶を見せてあげた。

「「なんで?ソロ(君)は、そんな事まで知っているの?」

二人は、目を白黒させながら俺の顔を覗き込んできた。



「う~ん・・・何でと言われましても・・・果実は片っ端から口に入れたからだし~岩塩は、魔獣と戦った時に吹き飛ばされたら、岩に叩き付けられて砕けた石が口に入ったらしょっぱかったから、木の皮や葉っぱは、必要に駆られて使わざるを得なかった時が何度もあったからかな~」

何で、正直に答えたのに二人は諦めたような表情をするのか・・・

「はぁ~ソロ君だもんね~普通じゃないんだよ・・・。」

「そうだね・・・ソロだもんね・・・。」

意義あり!納得いきません!どう言う事ですか?



「それにしても・・・うんま~~い♪本当に美味しい♪僕これ好きかも~♪」

マロンは、両手で頬っぺたを抑えて悶絶している。

「アハハハハ♪ 二人とも、そんなに美味しかったかい?今日は修行で疲れただろうし、お腹も空いていたから尚更、美味しく感じたのかもね!そうそう!それと、そのサラダを食べると何でか元気になるんだよな~」

「「うん♪それは、今感じているところ!」」

二人とも満面の笑みを浮かべて食べる事に夢中になっていた。



「そう言えば、二人とも温泉効果は実感したのかい?」

肉が焼きあがったので、葉っぱに乗せてテーブルに持って歩きながらそう声をかけた。

「「あぁぁぁ~そうだった~!それだよそれ!」」

「凄いよ、ソロ君!あの温泉どうなっているの?ソロ君から聞いてはいたけど、傷も消えたし、疲れも痛みも全部無くなっちゃったんだけど・・・。」

「僕も、僕も!さっきまでクタクタだったのに、家にいる時より元気になった気がする。」

二人とも、いつもの美人さん顔が何処へ行ったのか・・・子供の様な無邪気な表情を浮かべ俺の顔を見つめていた。



「それは、良かった!実感できたなら明日からの修行の方法は、今までの固定観念を捨ててもらうから、多分、自分の筋肉や筋が切れる音が聞こえると思うよ・・・。体力の限界まで鍛えては、温泉に浸かって傷ついた筋肉を直し、体力を回復しては、修行の繰り返しになるから覚悟してね。最初は凄く辛いけど限界を超えた分だけ、結果として実感できるから頑張ってね!」

「(ゴクリ)わ・私・・・頑張る!」

「ぼ・僕だって頑張るよ!」



「さぁ~冷めない内にコッチの肉も食べてよ♪」

「ソロ君・・・質問なんだけど・・・このお肉って何のお肉で、いつ用意したの?」

「僕も同じ事を考えてた・・・。」

「ん~鹿だよ!?ビッグハートの肉。二人が温泉に入っている時にちょっと出かけて狩りに行ってきた。」

「「ハハハ・・・もう笑うしかないね・・・」」」

何で二人とも乾いた笑いを浮かべているのか・・・

「そんな事よりも!食べた、食べた!栄養を付けないと強くなれないぞ!」



「僕、ここにいる間は、気にしない事にするよ・・・。」

「そうだね・・・私もそうしよう・・・頂きま~す。」

ガブリと美味しそうに肉に食らいつく二人の顔が妙に可愛かった。

「「これも・・・美味しい~~何で?何でこんなに美味しいの?」

「どれどれ~お!本当だ~これは旨いな!何だこれ?メチャクチャ旨い!」

その後は、三人とも無言で肉を食べ続けた。



「ぷは~もう私食べられない~」

「くぷ~僕も・・・こんなに食べたの初めてかも・・・」

「いや~食いすぎた~腹が苦しい~あ!そうだ、あれ飲んでおこう!」

そう言って、念の為に用意してあった3㎜位の小さな粒の種を二人にも渡して飲ませた。

「「もう驚かないし!信じてるから心配もしない・・・けど・・・だけど・・・どう考えてもおかしいでしょうが~~」」

何で?この二人は、いつも息がピッタリなんだろう?



「何がおかしいの?今飲ませたのは、胃薬みたいなもんだからお腹が落ち着いたでしょ?」

「うん!落ち着いた!」

「ホント!ビックリする程、落ち着いた!」

「「って!効果が出るのが、早すぎでしょうが~~」」

凄いな双子芸・・・もう一つの芸の域に到達してるかも・・・。



「一日の間に・・・こんなにビックリした事、今までなかった・・・。」

「うん・・・僕も初めての経験で、ビックリする事が多すぎて、何にビックリしてたか忘れてきたかも・・・。」

「クスクスクス♪ 相変わらず二人とも面白いね~♪こんな種にビックリして~」

「「一番ビックリなのはソロ(君)だよ!!」

俺・・・納得いかない。



「そう言えば、ここでの修行期間を決めていなかったね!

バトルオリンピアの申し込みが、確か~1ヶ月後って言ってたよね、ここに来るのに8日経ったから~残りは22日ってところかな?」

「うん、そうだね、22日後であってるよ。」


「22日後から受付開始って事だから二人が根を上げるまで、出来れば22日間特訓を続けようと思います。」

「望むところだよ!ソロに着いて行って僕も自分の限界を必ず超えてみせるよ!」

「そうだよね!私も本格的な修行は初めてだから徹底的に鍛えてみたい。」

「了解!では、明日から10日目まで筋トレを中心とした修行を行い11日目から20日目までは、筋トレを午前中に行ってから登頂を目指す事にします。」



「ゴクリ・・・ソロ君・・・質問だけど魔物や魔獣もいるよね?」

「当然いるよ!メロの家にあった魔物図鑑に乗ってるC~Aランクの魔物が生息している。

「流石に今の僕達じゃBランクの魔物でも無理だね・・・。」

「大丈夫!今すぐは無理だけど10日後にはBランクの魔物位、メロとマロンの二人でも倒せる位までには、俺が鍛えて見せるから!」



「ほ・本当に?Bランクだよ?私一人だったらDランクの魔物でギリギリ勝てるかどうかなんだけど?」

「僕もちょっと自信がないな~メロと二人で、Cランクが倒せた事ないから・・・。」

「OK~♪ 万が一、下山するまでに二人が、Bランク程度の魔物が倒せなかった場合は、二人の言う事を何でも叶えてあげるよ!」

「「何でも?」」

「言質とったからね!後から無理は聞かないよ!」

「ハワワワ~ホントに?私の言う事を何でも叶えてくれるの?」



「二人とも・・・何を勘違いしているのか分からないけど、万が一にもBランク程度の魔物が倒せないなんて、あり得ないからね? だから、億が一にも倒せなかったら!男に二言はない!」

「「分かった!チョットやる気が出てきた!」」

「そう言えば、ソロ君って山頂まで登ったんだよね?コレも貰ったし・・・。」

そう言ってメロは左右の耳に着けた雪の結晶のイヤリングを手で持ち上げた。



「当然!山頂までは、ここよりもさらに厳しい環境が続くけど、鍛えていれば直ぐ登頂出来るようになるよ!」

「う~ん・・・ここよりも厳しい環境って?どうなの?」

「そう言えば、Aランクの魔物って何がいるんだい?」

「え~とバーボンって言う3m近い巨大なヒヒの魔獣とギーガって呼ばれるオーガの上位種の魔物しか見た事ないから他にはいないと思うよ。」



「バーボンって1m位の爪を出し入れして切りかかってくるって言うあのバーボン?」

「多分そのバーボンって奴だね。俺も切り裂かれた事何回もあるし!でも牙も厄介だよ?噛まれてから掴まれると力も凄く強いから何度か死にそうになったっけ・・・。」

「本当に・・・良く生き残れたね~・・・。」

マロンの目が何故か遠い目をしている。



「それに!ギーガって今言った?そんな化け物が・・・否、この獣霊山なら強力な魔物位いて当然か~ってソロ君!もしかして・・・ギーガとも戦った事あるの?」

慌てた口調で、俺に質問してきたけど・・・何で?そんな当たり前の事を聞いてくるんだろう?

「イヤイヤイヤ・・・」

「そ・そうだよね!いくらソロ君が強くなったって言ってもギーガって言ったらAランクの魔物の中でも上位種って言われてるもんね!逃げるが勝ちだよ!」



「さっきから何を言ってるんだ?ギーガと戦うなんて・・・」

(そりゃ~そうだよね~聞いた私がバカだったね・・・。)

「当たり前だろ?最初の頃は、ボッコボコにされたから今では、俺がボッコボコにしてるに決まってるじゃん!」

俺が、そう言い放った瞬間、どこかのコントの様にズザ~っと二人とも盛大にズッコケた。

「ななななな・何て言ったの?ギーガをボッコボコにしたって聞こえたけど?」

「アハハハハ♪僕、修行のせいで耳がおかしくなったみたい!ボッコボコって獣人族の戦士クラスが5人掛かり」でも倒せないんだよ?いくらソロだって無理に決まってるよ♪」



この二人は、何で現実逃避しようとしているのか?

「あれ?俺、変な事言ったか? あっ!そうか分かった!二人ともギーガソルジャーと勘違いしてるんだろう!俺がボッコボコにしてるって言ったのはギーガだかんね?俺だってギーガソルジャーは流石にまだ厳しいよ?」

「「ハハハハハ・・・ソロ(君)だもんね・・・。」」

その納得の仕方・・・俺・・・納得いかない。



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