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第22話 第一章【少年編】11 飛翔魔法

「よし!じゃ~帰るぞ! そりゃ~・・・」

≪あ!マスター!≫



「と・と・ととと~な・何だよ~走り出したらいきなり止まれないんだぞ!」

≪申し訳ございません。帰りは、飛翔(レイ)魔法(ヴン)で、飛んで帰りませんか?≫

なんだそれ?おれ・・・そら・・・・飛べるの?



飛翔(レイ)魔法(ヴン)?」

≪はい!マスター!この魔法は本来浮遊魔法と呼ばれるものなので、空中に浮かぶだけの魔法ですが、魔力コントロールにより飛翔が可能となります。訓練が必要だとは思いますが、慣れてしまえば、地面を走るよりも早く安全ですし、戦闘においても重宝する魔法の一つだと推奨します!≫



「それは、面白そうだな!サポートは頼んだぞシリウス!」

≪お任せください!世界の理によると魔力量を毎分10程使用しますが、浮かぶだけや低速飛行であれば、魔力消費2位で使用可能です。この魔法も他の魔法同様に速度に比重を置いたり高度に比重を置いたりする事で、幅広い仕様が可能となります。≫



「なるほど・・・取り敢えず浮かぶ練習から低速飛行までやってみるか!」

≪畏まりました。ではマスターが仰ったとおりの魔力はこちらで調整いたします。準備OKです。≫

飛翔(レイ)魔法(ヴン)!」

呪文を唱えた瞬間、俺の身体がフワッと浮かび上がった。



≪この状態の消費魔力量は毎分2です。最高高度は1m程で、高さを低くする事で負担魔力を推力へと使用する事が出来ます。この状態で魔力の流れをコントロールする事で、姿勢制御と推力の方向が変化します。マスターの今の状態は、ほぼ全方位を均一に魔力を纏っている状態で、本来の使用方法である浮遊している状態になります。≫

「なるほど・・・。じゃ~こんな感じかな!」

すると俺の身体が・・・・落ちた。・・・・・ナハハハハ♪間違えた?失敗、失敗。魔力の強さが逆だった!

魔力コントロールをやめたら自動的にフワッと浮かび上がり始めた。よ~し!これでどうだ? 30㎝程浮いている状態から、上下の魔力の比率を変えた途端フワ~っと1m程浮かび上がった。高さを元に戻して今度は、前後にかかる魔力の比率を変えたら俺の身体がゆっくり前に動き始めた。



「なるほど!こんな感じか!これは面白いな!完全な無重力になるのか~凄いなこの魔法・・・。」

≪マスターに喜んで頂けて幸いです。では、消費魔力量を10に増やします。≫

「おぉ~浮遊中に消費魔力を変えると高さが変わるのか~♪」

今の俺の高さは1m50㎝位になっている。



「さっきと同じ感じにコントロールして上に・・・おぉ~さっきより断然早いな!高さは5mってところか・・・。この状態で、前後のコントロールをしたら・・・・・なるほどね~消費魔力の最高高度だと浮かぶだけで前にも後ろにも動く事が出来ないんだな。

だったら、高度1.5mにしてから前に移動すると?ほぉ~やっぱり!さっきより移動速度が速くなったぞ!」

イメージだと消費魔力2で時速2㎞で消費魔力が10だと時速10㎞位って感じだった。



≪現在マスターは姿勢制御を行っておられませんので、垂直に移動されておりますが、高速移動の際は水平体勢を推奨します。≫

「あちゃ~そうだよな~垂直で飛んでる姿って言うのは・・・ちょっと気持ちが悪いよな・・・。」

≪そう言う訳では、ございませんが、使い分けるのが宜しいかと存じます。≫

「使い分けるってどんな風に使い分けるんだ?」



≪はい、実際は魔力で空気への干渉を無視するので、どの様な体制で飛行されてもバランスを崩されたり、速度が遅くなるっといった事は起こりません。

ですが、どの様な体制でも瞬時に魔力の方向性をコントロールする練習にもなりますので、例えば目的地などへの高速移動の際は、水平制御で飛行し、戦闘時や瞬間的な移動の時には垂直制御など使い分ける事で魔法のレベル(質)が向上します。

付け加えるのであれば、高速移動時は対象物、例えばマスターと何かしらの物体が見えている方が魔法制御しやすいと思われます。≫



「あぁ~なるほど!確かに垂直姿勢より水平姿勢の方が森と町とかが目に入りやすいもんな!そうだよな、対象物が見えないと方向や距離感が分かり辛い・・・。ちょっと練習するか!シリウス!ついでに魔力消費量を100にしてくれ!」

≪了解しました。≫

スーっと15m程の高さまで上昇した。



「ん~ついでだからもう少し高くするか!シリウス!魔力消費量を400にしてくれ!」

≪了解しました!≫

さらに60m位の高さまでグ~ンと一気上昇した。

「さらに行動を120m位に調整すれば・・・よし!イメージ通りだな!」

魔力の消費の分配を高度に割り振った途端に高度がさらに上がり始めた。



「おぉ・・・結構高い・・・(ゴクリ)。怖い位だけど・・・あれ?不思議だな~あんまり怖くないぞ?なんでだ?」

≪恐らく、この高さから万が一落ちたとしても身体強化を発動中のマスターであれば無傷で着地する事が可能だと本能で感じ取っておられるからだと思われます。≫

「この高さから落ちてもって・・・本当に?無傷で降りれるのか?」

≪それは保証いたします。 現在のマスターのステータスだと身体強化魔法を発動していない状態でも30m位の高さから落ちた程度では、何の問題もありませんので、現在は身体強化を10倍に変更して使用中ですので、傷一つ付きません。≫



あれ?確か・・・ステータスを教えてくれた時に何か言ってなかったっけ?30mの高さから飛び降りる事が出来るのって普通なのか?気にしたら負けだな・・・俺・・・気にしない!

「そ・そうか・・・なるほどね~それなら怖くなくて当然かもな・・・。」

「はい。マスターなら当然です!」

よし、続きだ!続き!



「よし、上半身の後ろに魔力を強めてっと、これで姿勢が水平になるのかな? お~良い感じだ!うん♪悪くないな~!おっとっとっと!今度は前側を強めて!っとここで、バランスを取る!」

姿勢制御は意外と難しいかも・・・この後も少し練習したけど比率を変えたままだとクルクルと前後に回転し続けたり、左右に回転し続けたりと止まる事がなかった。本当に無重力空間の様な状態って感じだね。

まぁ、少し練習したら出来るようになったからよかったけど。



「次は、前に進むんだから足元の魔力と頭の魔力の比率を変えれば・・・おっ・・おおっ!おぉぉぉぉ~~~!」

水平にユックリ動き出すとどんどんスピードが上がり始め最後は時速200㎞程の速度まで上がっていった。

「な・」なるほど・・・これは確かに練習が必要だな。左旋回は~右旋回は・・・こんな感じか?上昇に下降だと~・・・もっとスムーズにやらないとダメだな!」



≪マスター、練習中に口を挟んでしまい申し訳ありませんが一言アドバイスをさせて頂いても宜しいでしょうか?≫

「おぉ、頼む教えてくれ!だが・・・飛行中はまだ無理だから、ちょっと降りて休憩する」

ぎこちない飛翔魔法で何とかさっきの場所まで戻る事ができた。



「それで、何をアドバイスしてくれるんだ?」

≪有難うございます。飛行テクニックは今、マスターが行っていた動き以外にも急旋回、急上昇、急下降、前後回転、左右回転、キリモミ飛行、短距離移動に後方飛行そして、急加速に急停止の練習も行われると非常に使い勝手が良い魔法の一つとなります。≫



「なるほど・・・言われれば、確かに、出来たら凄いし面白そうだな!シリウスなんかコツってないのか?」

≪ございます。初期の風魔法と同じイメージですね!それをマスターの身体の周囲で行う事が最善だと思われます。急加速は攻撃魔法の射出時のイメージで、減速や急停止は、発動後の魔法をコントロールするイメージと同じです。回転はバレットと同じです。それらを常にマスターを中心としてそれらのコントロールするのが、コツの一つです。もう一つはマスター自身が射出された魔法のイメージで外から操る感覚を持てればさらに自由自在に飛行が可能になると思われます。≫



「なるほどね~じゃ~こんなイメージか!」

そこからの俺の成長速度は自分でもビックリするほど早かった。10分足らずの練習で、かなり自由自在に飛翔出来るようになった

「ヒャッホー♪ イエ~イ♪ キャッホ~♪飛翔(レイ)魔法(ヴン)って最高!」

この世界に転生出来た事に感謝!攻撃魔法や回復魔法、身体強化やその他の魔法も凄いと思っていたけど凄すぎて今一つ実感がなかったけど・・・この魔法だけは、凄く実感が湧く!って言うか、心がワクワクする。

この日の事は、永遠に忘れる事がないと思う。



さっきまでのおっかなびっくりの飛び方ではなく近くを飛んでいる鳥がビックリするほど自由自在に空を飛び回っていた。

徐々に魔力を上げていった。やがて音速の壁を越えた。魔法による効果でソニックブームと言われる現象は起こらなかったが、見下げる景色が凄い速さで移り変わっていく。



俺の興味は尽きない・・・どこまで速度が速くなるのか・・・やがて音速の十倍以上の速度で飛行するまでになると魔力による空気への干渉の限界を超えたのか俺の周囲にある魔力障壁の外側に空気の幕が消え始めやがて炎を纏い始めていった。

この速さだと前方の景色以外は全て溶け込んでしまう。イメージで伝えるなら一つの大きなトンネルをくぐっているような感じだった。

あっという間に海上へと辿り着き水面ギリギリを飛行すると海が割れていく。



そして海をを割きながら、今度は天空に向けグングンと急上昇を行う。

雲ボフッと突き抜けると雲が渦を巻いて垂直に伸びあがっていた。どんどん上がるにつれこの惑星が丸く見え始めた時、俺は息を飲んだ・・・。だって・・・星が手に届きそうに見えるほど綺麗に見えたから。

思わず時が止まってしまう程・・・綺麗だった。この世界の銀河だろうか・・・。女性じゃなくてもウットリしてしまう。地上から見る月も綺麗だったけど、ここで見る月は、二つともさらに美しいと見とれてしまう。



どれ程の高さまで来たのか・・・大気圏であることは間違いないな・・・魔法とは感覚の違う無重力の感覚を味わうと何故か懐かしい感覚が俺を包んだ気がした。何故か涙が零れてしまった。

そして宇宙の無重力を数秒感じると、徐々に星の重力に引かれ始めた。

上昇中は宇宙にばかり気を取られていたので、気が付かなかったけど・・・これは、綺麗だ・・・なんて美しい・・・惑星ソラリスか・・・。地球と比べても遜色のない美しさ。

今度は、この星を!



そして、星の重力も取り入れて炎を纏いながら地面へと急降下し地面まで数メートルのところで、ビタッと止まった。上昇中を音で表すならキィィィィンだったけど、下降中のイメージはゴォォォォォ~だった。

本来魔力で、空気への干渉がないはずだが、限界を超えた速度と大気圏を通過する事で再び炎を纏った。

地面スレスレで止まった事で、俺を中心に数百メートルほど衝撃波と熱波が発生していた。それを見届けて、俺はユックリと地面に着地した。



「シュゥゥゥー・・・フゥー魔力障壁でガードされてなければ何千度だ?凄まじい熱量だ・・・。地面が熔けてやがる。あれ・・・? 熱を帯びているのが、魔力障壁だからかあっという間に熱量がなくなっていくな・・・不思議な感覚だ・・・これは、これで面白いな♪」

≪さ・流石は、マスターです♪ まさか、こんな短時間でこれ程、自由自在にレイヴンを使いこなすとは、正直脱帽です。本当に驚きました。≫

いつもならマスターなら当然です!って言うシリウスが本当に驚いているんだから・・・そんなシリウスにそう言われて嬉しくない訳がない。



「ま~な・・・。楽しすぎて、ちょっと調子に乗って飛びまくっちゃったな・・・本当に楽しかった♪ ホンの10分程度だと思うけど、相当魔力を消費したんじゃないのか?」

≪そうですね私もまさか、これ程とは思わなかったので、アドバイスが遅れてしまいました。それと、先程の飛行時の瞬間最高速度が時速73万㎞を記録しております。≫

「そんなにか・・・。」



≪さすがに私もビックリ致しました。この世界の理によると現存する四体の最古の龍の中でも最高速を誇る天帝龍ビューラックが時速36万6千kmで飛翔出来るとありましたので、まさか2倍の速度を出せるとは思ってもみませんでした。≫

「・・・・・はい?何て言った?」

≪はい?ですので、天帝龍ビューラックの2倍で飛翔されておりました。あ!試しに消費された魔力は超高速飛行と超々高速飛行時の僅か25秒の消費が大半を占めておりました。凡そですが、僅か10分ほどの飛行で約25万程の魔力が使用されたと思われます。≫



「うわ~やっぱり!そんなに魔力を消費してたのか~ってそれじゃない!否、それも聞きたかったけど!お前は本当に相変わらずサラッと話をするな~・・・最古の龍って何?四体?それに天帝龍って何なの?」

相変わらずのシリウスさんだよ・・・。思わずへぇ~そうなんだ~程度で聞き流してしまいそうだぞ!

≪それは、失礼致しました。では、最古の龍についてお話しした方が宜しいでしょうか?≫

「あぁ、物凄く気になるから説明を頼む。」

≪畏まりました。では・・・・・≫

そして、シリウスから聞いた事で、俺は目を白黒させてしまった。シリウスの話によると・・・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


先ず、この世界には世界のバランスを図る為に神が用意した龍なるものが四体存在するとの事で、魔物である一般的なドラゴンや古代龍と言われるエンシェントドラコンとは、全く違う存在との事。


我々、人族や獣族、竜人族や妖精族、鬼族と言った種別と同じで、龍族もしくは、原初の龍種と呼ばれる神の使いとの事だった。


その存在は、世界の理に秘匿されているが、この5年間でシリウスが徐々に解明していた。


先程の天帝龍ビューラック、地帝龍ブルーム、氷帝龍ベルザード、炎帝龍ボルテックスの四体が、この世界のどこかで、眠りについている。


本当は五体だったが、最強であったバハムートと呼ばれる聖帝龍は、何度も繰り返される人間たちの愚かさに嫌気が刺し神に逆らった。


そして世界の均衡を崩さない様に次元の扉を開き、そこに住まわせる事にした。


その場所は、幻獣界と呼ばれ様々な幻獣の王として君臨している。


また、この惑星のどこかに眠っている。四体の原初の龍種達もそれぞれの能力を持っている。


天帝龍ビューラックは、大気の自然を司る龍。飛翔速度で右に出るものが存在しないとされている。

地帝龍ブルームは、大地の自然を司る龍。耐久力と硬度に比肩するものが存在しないとされている。

氷帝龍ベルザードは、極寒の世界を司る龍。全ての生物の時が止まる世界で唯一動く事が出来る存在。

炎帝龍ボルテックスは、溶岩やマグマ等の熱を司る龍。その熱量で如何なるものも燃やす事が出来る存在。


この四体は、終末の予言に現れると世界の理に記載されているとの事だった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「はぁ~本当にそんな龍が存在するのか・・・。」

俺は、ドキドキしながらシリウスの話を聞いていた。この新しい世界の世界観に未だ驚きが溢れ出てしまう。

流石に異世界だ。俺の常識を簡単に超えてくる。

「教えてくれてサンキュー、シリウス♪ さて?さっきまで何を話していたっけ?驚き過ぎて忘れちゃったよ」

≪マスターのお役に立てたのであれば幸いです。先程までは飛翔(レイ)魔法(ヴン)の魔力消費量と最高速度について話しておりました。≫



「あ!そうだった。流石にあれだけの異常な高度と速度だと凄まじい魔力消費量だって思ったんだった。確か25万も魔力を消費したって言ってたよな?」

≪はい。マスター!その記憶で間違いありません。≫



「やっぱり空を飛ぶなら最低でも高度100m以上は欲しいよな~それこそ山を越えるレベルだったら5000m以上必要だろうし、スピードも最低でも時速500㎞以上・・・1000㎞否、それ以上の速度は最低欲しいな・・・。しかし、そのレベルの飛翔魔法だと消費魔力量がどれ程、必要なんだ?」

≪試しに高度240mで時速1600㎞であれば毎分1600の魔力消費量となります。≫

「あちゃ~今の練習でも相当魔力を消費したけど、抑えてもやっぱりそんなに魔力を消費するのか~だとしたら長時間の飛行は厳しそうだな~」



≪なるほど!マスターは魔力がなくなる事を心配されていたのですね!それならば、ご安心ください。現在のマスターの魔力回復量は毎秒27以上、毎分1600以上となっていますので、先程の高度と速度のレイヴンであれば、魔力を一切消費する事はございません。≫

俺の知らない新事実をさらって言われてしまった。俺って魔力の回復速度が決まってたのか・・・。

「そ・そうなんだ・・・。でも、高度をもっと上げればそれだけ魔力が必要になるんだからやっぱり長時間の飛行は厳しいだろう?」



≪先程はあまりの出来事にお伝えしそびれてしまいましたが、その場合は、魔素(マナ)吸収(ピル)魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)の魔法を使用します。≫

魔素(マナ)吸収(ピル)魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)?なんだそれは?」

魔素(マナ)吸収(ピル)魔法とは、この世界に溢れている魔素(マナ)を強制的に体内に取り込む魔法です。マナの量が濃い場所と薄い場所がある為、一度の発動で使用者の総魔力量の5%~50%を回復する事が出来ます。使用者の魔法レベルによっても吸収力に差が出る魔法です。さらに、魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)とは、魔力の自然回復とは別に2分間は、数秒おきに魔力を回復する事が出来る魔法になります。≫



相変わらずシリウスはさらっととんでもない事を当たり前の如く行って来るけど・・・。

「そ・そうなんだ・・・。俺も結構なチートだな・・・。けど・・・。魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)の回復量はどれ位なんだ?」

魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)の回復回数は平均12~13回となり回復量は、本来微々たるものですが、マスターの場合は使い勝手の良い魔法だと推奨いたします。≫

「ん?どう言う意味だ?」



≪はい、本来魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)は、10数秒ごとに使用者の0.5%程度しか回復しないので、総魔力量が5000の使用者であれば一回で25となり、全部で300~325程度しか回復しません。

さらにこの魔法も空気中に溶け込んでいる魔素(マナ)を取り込むため、連続使用すると効果が薄れてしまう為、連続使用が出来ないという弱点があります。≫

「あれ?だったらメリットがないとは言わないけど使い勝手が良いとは思わないぞ?」



≪そうですね♪普通であればその通りですが、マスターが使った場合の回復量は、1回で2900以上で、全部で35000~38000の魔力を回復する事が可能となります。≫

「3万5千以上回復するの?凄い回復量だな・・・。」



≪はい!しかもこの魔法は僅か200程度で使用出来るため、魔力量の少ない者には無意味に等しい魔法ですが、マスターの様に魔力量の多い者ほど、恩恵を受けれる仕組みとなっております。≫

「なるほど・・・ね~そうなんだ・・・。」



≪ですので、魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)を使用した状態でのマスターの毎分の魔力回復量を算出しますと1分間で18000程となりますので、ノーリスクでの飛翔魔法の使用条件を算出致しますと

高度2700mで時速18000㎞であれば毎分18000の魔力消費量となります。

もしくは、高度5400mで速度が時速9000㎞であれば同じ18000の魔力消費量で使用する事が可能です。飛行するので、同じ場所で魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)を使用する訳ではない為、連続した魔素(マナ)自動(リカ)回復(バリー)の使用が可能となりますので、長時間の飛行であっても魔力の問題はございません。≫

「あ~うん・・・そうなんだ・・・。良く分かった・・・ありがとう・・・。」

俺・・・絶句する・・・だって実質魔力を使わないで飛行できるって事だよね!意味が分からん。



≪マスター如何されたのでしょうか?何故そのような無機質な表情を浮かべておられるのですか?≫

「あ~うん・・・気にするなシリウス。お前が本当に優秀な相棒だな~ってあらためて思ってただけだから・・・」

≪はぁ~♪マスター~~優秀だなんて~♪ マスターたら~褒・め・上・手♪≫

なんで・・・そんなに艶めかしい声で答える必要があるんだ?気にしたら負けだな・・・。



「まぁ なんだ・・・取り敢えず飛翔魔法については、大体わかったから帰るとするか・・・。」

≪了解しました≫

飛翔(レイ)魔法(ヴン)!」



でも、家に帰ったら、またしても家だけではなく村全体が、戦々恐々としていた。

「ま・・・まさか・・・俺のせいか?」

「シン!どこへ行っていたんだ!村の魔力探知機が異常な魔力を検知したんだぞ!町の方も防衛態勢に入っている。恐らくどこかでスタンピードが起こったのかも知れない・・・。空のあちこちでも異常魔力が感知されたし、ここから200㎞先の荒野でもとてつもない魔力値が検知された。安全が保障されるまでは家を離れるんじゃないぞ!」



はい・・・またしても俺のせいでした~以後、気を付けます。言えないけどね・・・。

それから2日間は村を出る事が出来なかった。

もっと遠くの方まで行けるようにしなくては・・・。俺・・・反省。




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