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absorption ~ある希少種の日常~  作者: 紅林 雅樹
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百六十七節、最善策

その日の放課後では、“元ダイン部”の面々がカールセン邸の裏山に集合していた。

動きやすいように山が“切り取られた”平野部には、右からシンシア、ニーニア、ティエリア、ダイン、ラフィン、ディエルの六人が横並びで立っている。

戦闘服に着替えた彼らと対峙しているのは、赤い鱗を纏った巨大なドラゴン…ダインによって成長させてもらった、ピーちゃんだった。

「グルル…」

唸り声を上げつつも、ダインたちを見下ろす目には親しさが込められている。

が、その全身に漂わせているのは、簡単には負けないという確固たる意思だった。

「いくわよ!」

すでに“準備”を終わらせていたラフィンは、ピーちゃんに手を向けつつ叫ぶ。「バインド!」

それは束縛の魔法で、“新創造魔法”としては比較的イメージしやすいものだった。

青白く光る鎖が、ラフィンの手からピーちゃんへ一直線に向かう。

その鎖は彼の胴体、首元へ巻きついていった。そのまま彼の全身を縛り付けていき、一瞬成功したように思えたが…

「ピ?」

ピーちゃんが少し動いただけで、その鎖は粉々に砕けてしまった。

「ぐ…やっぱり駄目だったか…」

ラフィンは悔しそうにしている。

しかしまだ特訓は始まったばかりなのだ。七竜に効果があるのかどうかより、まず新魔法の精度と威力を上げていく必要がある。

「どんどんいこうぜ!」

だからダインは明るくいった。「とにかく練習あるのみだ。失敗なんて当然ぐらいの気概でやればいい」

その彼の台詞により、「ええ、そうね」ラフィンは本来の調子を取り戻す。

それから彼らは…いや、主にラフィンがメインとなって新しい魔法を使い続けた。

束縛、変化、状態異常…ラフィンたちが思いつくままに繰り出された魔法は、既存の聖力魔法よりも強力なものであったことは間違いない。

がしかし、やはり伝承の通り七竜には魔法自体が効きづらく、ラフィンがどれだけ魔法の威力を上げても、ピーちゃんはそれを悉く弾いていった。

それは相手を変えても同じだった。

ピーちゃんからガーちゃん、ミャーちゃんにシャーちゃん、ワンちゃん、ヒョーちゃん。どのドラゴンにも効果はない。

そうして練習と実験を繰り返したことによって、問題点も見えてきた。

まず第一に、新魔法はそれなりの魔法力を要するということ。

魔法の効果範囲が広ければ広いほど相応の魔法力が必要になるのは当然で、山のようなドラゴンが相手ともなれば、五人では足らないかもしれない。

吸魔に伴う“甘毒”の影響が第二の問題点で、早くもシンシアたちは顔を真っ赤にさせ足を震わせていた。

第三の問題は、魔法力の枯渇による、シンシアたちの防御力の低下だ。

ダイレゾのブレスは即死攻撃といってもいいものなので、絶対に直撃を受けるわけにはいかない。

これはダインであろうとも例外ではないはずなので、最低でもティエリアがバリアを維持できる量だけは確保しておく必要がある。

そして第四の問題。これは最も深刻なもので…

「はぁ…はぁ…はぁ…」

ラフィンの足取りがふらふらしている。

「ラフィンちゃん、そろそろ休憩しよ?」

見かねてシンシアが声をかけ、その瞬間ラフィンは膝から崩れ落ちてしまった。

そう。第四の問題は、この新しい魔法がラフィンでしか使えなかったという点だ。

他のメンバーにも、想像力や魔法力といったものは高い水準で持ち合わせてはいるのだが、瞬間的な集中力や魔法の操作能力にかけてはラフィンの右に出るものはいない。

新魔法“ミラクル・クリエイション”(通称ミラクリ)は、魔法が及ぼす効果や影響を全て頭の中で計算しなければならない。それこそ超高性能なパソコンのCPU並みの処理能力が求められる。

そのため頭への負荷は相当なもので、それだけで精神力も著しく消費してしまう。連続での使用は、ほぼ不可能とみていいだろう。

成功の兆しは一向に見えないが、それでも十分な手応えはあった。

特訓初日は問題点と改善点の炙り出しも目的にしていたので、特訓を中断して打ち合わせを始めることとした。


「はぁ…まだまだね…」

地べたに座り込んだラフィンは軽く落ち込んでいるようだ。

“ミラクリ”に相当な自信があったようだが、ピーちゃんたちに一向に効果がなかったのがショックだったのだろう。

「まだ使い始めなんだ。これからだろ」

ダインはそういって、ほら、と彼女に紅茶を差し出す。

「ねぇ、一つ提案があるんだけど」

シンシアたちがカバンからお菓子を取り出していくのを眺めながら、ディエルがいった。「隊列を変えてみるってのはどう?」

「隊列?」とダイン。

「ええ。魔法力を循環させるときの流れって、ほとんど一方通行なんでしょ?」

「ああ、そうだけど…」

先ほどの模擬戦では、ダインたちは横に並んでピーちゃんたちと対峙していた。

お互いを守れるようにとの判断で、横一列のフォーメーションを取っていたのだが、ディエルはそれが非効率だといいたいようだった。

「威力を高めるには、一瞬にして大きな無属性の魔法力をラフィンに集めないとならないんでしょ?」

ディエルはいう。「横並びだと、魔法力の循環は当然横方向になる」

ペンを手に、無地のノートに線を描いていった。

「この横方向のみだと、循環の流れに無駄が生じると思うのよ。ダインがどこに立っていたとしても“端っこ”はできちゃうし、端にいった魔法力は戻さなければならない。その無駄があることによって魔法力の供給量が減って、ラフィンへ渡すのにもタイムラグが生じる」

「ん、なるほど」

頷くダインは、元の姿に戻り、近づいてきたシャーちゃんを抱いて膝の上に置いた。

「あ、つまりサークル状のフォーメーションをとればいいっていうこと?」

ディエルの考えを察したシンシアは、自身の膝にガーちゃんを乗せている。

「ええ、そう」

「無駄のない配列…なるほど、サークル状はいいかも知れませんね」

そう話すティエリアはヒョーちゃんを抱っこしており、彼にお菓子を食べさせていた。

「円状に立ってダイン君は循環させながら魔法力を集めて、無属性にしたところでラフィンちゃんに当てる…円の範囲が広ければ広いほど循環のスピードが増して、同時に洗浄力も増す。うん。ありだと思う」

ニーニアの膝にはワンちゃんがいる。彼はバウムクーヘンの切れ端を口にしており、何とも美味しそうに食べていた。

「確かに面白い提案だとは思う。だが…」

いいかけたダインを遮って、ピーちゃんから癒しを受けていたラフィンが懸念を口にした。

「お互いが離れるのは危険よ。ダイレゾからのターゲットが分散する」

まさしくダインも同じ意見だった。

「吸魔で魔法力が減って、個人の防御力も減少する。防衛策がないところでダイレゾのブレスがきたらどうするのよ」

「そうだ。先輩だって全員を守り続けるのは厳しいだろうしさ」

ダインとラフィンの反対の声に、「始めからサークル状になるわけじゃない」とディエルが反論した。

「とりあえず何らかの方法でダイレゾを弱らせて、隙を見て円を作って“ミラクリ”を使う。そうすれば安全じゃない?」

「何らかの方法で弱らせる、ねぇ…」

ダインは「う〜ん」と腕を組んで唸ってしまう。

ダイレゾの封印地に侵入するのは、多方面に迷惑がかかるため極秘で行わなければならない。

進入したという痕跡も残すわけにはいかなかったので、当然ながらダイレゾを傷つけるわけにもいかない。

傷になるような攻撃は禁止。その上でダイレゾを弱らせ、安全を確保しつつダイレゾの体内で眠る本体を救出。

改めて考えてみると、なかなかに高難度なミッションだった。

「あー、難しいな。考えることが沢山ありそうだ」

シンシアたちも同じことを考えていたようで、ダインのように唸ってしまっている。

「まぁでも、問題点が見つかっただけでも進展したんじゃない?」

ディエルの意見はその通りだった。

結局初日はこれといった改善策が見つからず、元ダイン部の活動は翌日に持ち越されることとなる。



━━二日目。ガーゴがダイレゾ討伐に動き出す日まで、残り四日。

その日の放課後は、対ダイレゾを想定した肉弾戦が始まっていた。

ダインたちは、成体になったミャーちゃんと対峙している。ラフィンは“ミラクリ”に集中してもらうため、彼らの後ろで待機していた。

裏山の練習場にはいつものようにダイン部の面々が集まっており、ピーちゃんたちもいる。

そして、

「いっくよー!」

ダインたちとミャーちゃんの間には、小さな女の子…ルシラがいる。

今日は彼女も、ダインたちの“模擬戦”に参加していた。

といっても、もちろんルシラは戦いには参加しない。彼女は、模擬戦の勝敗を決する“鍵”となってくれていたのだ。

「ミャアアアアァァァ!!」

開始の合図と共に、ミャーちゃんは叫び声を上げながら地響きを響かせ、ルシラに迫っている。

「わあああぁぁ!? きたよーーーー!!」

ルシラはすぐに逃げ出して、鬼ごっこが始まった。

模擬戦のルールは簡単。ルシラがミャーちゃんに捕まればダイン側の敗北。ミャーちゃんの背中に貼り付けられた、ラフィンの似顔絵(ルシラ作)を剥がせられればダイン側の勝利となっている。

遊び半分ながら、しかし相手は本物の七竜なので、笑顔が多いながらもなかなか白熱した模擬戦になっていた。

「ミャアアアァァァ!!」

立ちはだかるダインに向け、ミャーちゃんは控えめな氷のブレスを吐き出す。

「はっ!」

咄嗟にシンシアが聖剣で弾き、ニーニアが地面に丸いボールを投げつけた。

地面と衝突したボールはそのまま弾け飛び、もうもうと煙幕が立ち上り、周囲を真っ白に染め上げる。

「ミャ?」

視界が奪われ、ミャーちゃんは足を止めて周囲を見回している。

とそこで、ティエリアから強化魔法を受けていたディエルが走り出していた。

一時的に筋力を増加させていた彼女の素早さは相当なもので、おろおろするミャーちゃんの背中へ一直線に飛翔していく。

「もーらいっ!!」

勝負あったと、ディエルがミャーちゃんの背中に貼り付けられた似顔絵を剥がそうとしたときだった。

「ミャッ!」

ディエルの気配を察知したのか、それとも偶然か、ミャーちゃんは突然上体を伏せてしまう。

「ちょあっ!?」

弾丸のようになっていたディエルは、そのまま彼の頭上を通過する。

「あああああぁぁぁぁぁ…!!!」

自制が効かないほどのスピードで突進していたのだろう。彼女の姿は山を飛び越え、遥か先まで飛んで見えなくなった。

「わーっ! でぃえるちゃん、どこいくのー!?」

ルシラがつい声をかけてしまう。

「ミャッ!!」

その彼女の声を聞きつけ、ミャーちゃんはすぐさま声がした方向へ向かった。

「にゃーーーー!!」

いまだ立ち込める煙の中、ルシラの悲鳴がする。

風が吹き、視界が開ける。

ルシラはミャーちゃんに見事、捕まえられていたようだった。

ミャーちゃんに襟首を甘噛みされていた彼女は、そのまま持ち上げられ、背中に乗せられた。

「あはは! だいんたち、負けちゃったよ! あははは!」

ルシラにとっては勝敗などどうでも良かったのだろう。嬉しそうにミャーちゃんの背中に抱きつき、そこに貼られていた似顔絵を手にとってダインたちに見せびらかしている。

「あーあ、負けちゃったかぁ」

シンシアは少し悔しそうだ。

「仕方ないよ」

というニーニアは笑顔で、ルシラに手を振り返している。

「あ、ディエルさんのお迎えにいってきます」

ティエリアはディエルの気配を追い、翼を広げ空を飛んでいった。

「ん〜、まだまだ改善点がいるなぁ」

呟くダインに、「そうね…」と同意したラフィンはやや声を大きくさせていった。「みんな集まって。作戦会議よ」


「もっとやる気を出しましょうよ!」

いつものようにティータイムを始めたシンシアたちに向け、ラフィンが檄を飛ばす。「作戦開始まで残り日数が少ないんだから、もっと真剣にやらないと!」

「え、真剣だよ?」

シュークリームを口にするシンシアは、その美味さに顔をとろけさせている。「真剣だったけど、やっぱり七竜相手じゃ色々と分が悪いからね〜」

シンシアの言葉に、同意見らしいニーニアとティエリアはこくこくと頷いている。

「この子達が可愛すぎるのも難点かもね」

とディエルはいい、足に乗せていたヒョーちゃんの顎を指でくすぐった。

ゴロゴロと甘えるような声を出した彼は、もっとやってくれとせがむかのように、ディエルに身体を摺り寄せている。

「かわいーよね!」

近くにいたルシラも数匹のドラゴンを抱えており、笑顔で頬擦りしている。

「可愛いのは分かるけど、だからといって…!」

興奮したラフィンはまた不満を口にしようとしたが、途中で「うひゃっ!?」といって全身を跳ね上がらせた。

ダインに突然手を掴まれたのだ。

「まぁ座れ」

ダインはそういって、テーブルに見立てた切り株の前に彼女を座らせる。

そして彼女の前にシュークリームとジュースを置き、「お前も休憩しろ」と笑いかけた。

「で、でも、こんなことしてる場合じゃ…!」

拒否しようとするラフィンの口に、ダインはシュークリームを突っ込んだ。

「むがっ!?」

「うまいだろ?」

ダインはいって、今度は近くにいたワンちゃんを持ち上げ、その膝に乗せる。

「可愛いだろ?」

抵抗しづらい状況を作りつつ、彼はまた笑う。「それでいいと思うぜ」

「ど、どういう意味よ」

戸惑いながらいってくるラフィンに、「焦る気持ちも分かる」と、ダインは彼女の心情というものに一定の理解を示した。

「少しでも危険を減らすために、もっと真剣に取り組めっていう気持ちも分かるよ。お前って相変わらず大真面目な奴だからなぁ」

もちろんからかっているつもりではないといいつつ、彼は続ける。

「修行は大事だ。完璧な連携を形作り、その通りに安全に勝利できりゃ、それに越したことはない」

「でもな」、ふと真面目な顔つきになった彼はさらに続けた。

「安全のための連携なりマニュアルなりは必要だと思うが、その固定観念に囚われてちゃ、不測の事態に陥ったとき混乱しちまう。今回の相手は未知のドラゴンなんだから、あらゆる状況に応じた臨機応変さが求められる。相手がどう動くかなんて、七竜とはいえ個体差はあるんだから、いま考えても分かるわけないんだし」

「だったら、昨日今日の練習は何なのよ」

「少しでも緊張を和らげるためだ」

ダインはまた笑った。「ピーちゃんたちとはもう家族同然だし、こいつらが相手だと緊張感はほとんどないかもしれないが、でも成体化させたらそれなりに迫力はある。おまけに模擬戦でも傷は付けられないし、こいつらは七竜そのものだ。練習相手としてこれ以上のもんはないだろ」

一番効率的な練習方法だとダインはいいたいのだろう。

「変に緊張感なんて持たなくていいんだよ。俺たちらしいやり方で練習しようぜ」

「らしいって…」

「この緩い感じはいかにも俺たちらしいじゃん」

シンシアは何故かティエリアを抱っこしており、そのティエリアはシャーちゃんを抱っこしている。

ディエルとニーニアはどこからか花を摘んできており、花かんむりを作ってルシラを喜ばせている。

みんな笑顔で、とても数日後に死のドラゴンとの戦闘を控えているようには見えない。

「確かに期間が短くて時間的な余裕はないが、急がなくていいんだよ。緩く、着実に力をつけていこうぜ」

「え、えぇ…?」

困惑するラフィンだが、しかし余裕を窺わせる彼の笑い方に少し疑問が沸いた。

「まさか…何か策でもあるの?」

ラフィンは小声でダインにきいた。「すごい魔法が思いついたとか、絶対無敵のマニュアルが浮かんだとか…」

「いや?」

ダインは真顔で返す。「完全にノープランだけど」

嘘をついているようには見えなかった。

「え、は? な、ないの? 無策?」

「ああ」

「全くの?」

「全くの無策だ」

繰り返すダインに、「もっと焦ってよ! もう五日もないんでしょ!?」とラフィンがまた騒ぎ出した。

「だからいいんだって。このままでさ」

彼の態度は相変わらず緩いままだ。「お前もいい加減この空気に慣れてくれ」

「い、いや…ええ…?」

そのときのラフィンには、ダイレゾとの対決を目前に控えながらも焦ろうともしない、ダインの気持ちが理解できなかったのだろう。

策はないといったダイン。

しかし彼は、一つ嘘をついていた。

ダイレゾ救出作戦に於いて、最も重要な役割を持つのは誰か。

「努力家ってのは、時に自分を追い込んじまうからなぁ…」

「どういう意味よ?」

「いや、特に意味はないけどさ」

「何よそれ」

やや不満そうにしているその横顔を、ダインは優しげな目つきで見つめている。

新魔法“ミラクリ”を唯一使えるのはラフィンだけ。重要な役割を担うのは、彼女を置いて他にはいない。

しかしここでダインが彼女に期待を寄せるような発言をしてしまっては、ラフィンはいまよりももっと焦りだし、頑張ってしまうことになるだろう。

真面目な彼女のことだから何が何でもマニュアルを作り、自ら枠に囚われようとすることは目に見えている。

エンジェ族の特性を…いや、ラフィンの性格を良く知っていたからこそ、ダインは何もいわなかった。

あえて彼女に期待を寄せず、しかし突き放すことはなく、彼女には“緩い思考”というものを持って欲しかった。

いまのラフィンに最も重要なことは、力をつけることでも実践を積むことでもなく、柔軟で臨機応変な“思考力”を持つことなのだ。

「ほら、もっと食べろ。甘いもん好きだろ?」

「す、好きは好きだけど…」

結局少し模擬戦をしただけで、その後は“いつも通り”のダイン部の活動に終始することとなった。

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