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66 村人、仲間にまで戦慄される。

 

「ファイヤーボールっ!」


「この距離を一発で当てるとはお見事……と言いたいが、見張りの死体が落下して───ほら、音を聞きつけて邪教徒が来たのであるぞ?」




 二棟に別れた邪教徒のアジト。

 キュアは東側の壁、崩れた穴から東棟の死角である西棟の見張りを倒す。 オードリーが言っているのは、城壁の影から現れた邪教徒。




「ソレは───ファイヤーボール!

……あのまま、奴が彼処ものかげに居たら狙えなかったからな」


「そ、そうであるか……」




 キュアは【エネミービジョン】により、一定距離ならば隠れた敵であろうと発見出来る。 【エネミービジョン】を使っていない……いや、潜入工作用の戦い方を知らないオードリーは、敵がキュアの掌で転がされている感覚をおぼえて……軽くゾッとした。




「───で、東棟コッチは、このヒビ穴が死角になってて俺達に気付いていない。

だから……二段ジャンプ、からの隠れた状態でのダメージアップ!」




 キュアは欠伸をしていた東棟の見張りを一瞬で近付き暗殺。 騒ぎに成る事なく、砦の一角を制圧する。




「す、凄いのだな。

此れがアサシン(暗殺者)の戦法であるか……」


「アサシン言うな」




 実際には、二段ジャンプも【エネミービジョン】と不意打ちスキルも、かなりのトンデモスキルであり……内心、暗殺者みたいだな───とキュアは思っていた。

 が……色々ショックなので、人が言うのは許さない。 心が狭……いや、言うまい。




「こんな戦法が取れるのも、エネミービジョンのお陰だが……これを100回唱えるのは大変だな」




 キュアが最初に【エネミービジョン】を唱えてから、もう結構経つが……未だに効果が途切れていない。 一瞬、杖で使う持続系魔法だったのかとMPを確認したが……一回分しか消費していなかった。


 更に効果中に魔法名を唱えてもMPは消費しておらず、未だ一回分しか魔法を使っていない事になる。 これでスキル解放まで、あと99回。 気が遠くなりそうなキュアであった。




「これなら寧ろ、一瞬だけ効果が出る魔法でも良かったかな?」




 キュアの戦闘経験と戦闘力なら、一瞬だけでも壁向こうの敵が透視できるだけで巨大なアドバンテージである。




「キュア殿、全ての魔法が100回でスキルを得られる訳では無いのである」


「そうなのか?」


「この世に存在する全ての杖を知る訳では無いが……連射出来る魔法の最低回数が100回、連射出来ぬ魔法の最低回数が20回ぐらいだった筈」


「そうか、なら仮に 『 1アジト 』 で3回使うとすると 『 約7アジト 』 分ぐらいか」


「……そんな単位、初めて聞いたのである」




 まあ【エネミービジョン】は便利すぎる魔法だし、そのくらいは必要かと納得するキュア。 【ファイヤーボール】と【メイクハンマー】が簡単に会得でき過ぎたのだ。

( 【他の杖でもメイクハンマー使用可能】スキルは、コスナーの村へ着く前、【強酸の杖】を使う野盗戦で解放・会得ずみ。)




「ここから不意打ち出来る敵は居なくなったな……砦の中から敵が出てくる前に、表の敵を殲滅する。 数は5。

不意打ちは出来ないが、全員1対1で戦える」


「なら私でも充分である」

 

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