30 村人、売買をする。
HPを回復させたキュアは『道具屋ガルヒン』で、装備中以外の所持品の大半を売る。
主な内容は、
・スキルを取った装備
・ボロい剣( 杖以外興味ないから )
・質の悪い弓( 上に同じ )
・武器に塗る毒( 怖いから )
・金銀で出来た食器類( 換金用らしい )
・宝石類( 上に同じ )
・最下級回復薬( 邪魔なだけだから )
盗賊の財宝の所持権はやはり、盗賊を退治した人間……つまりキュアの物のらしい。 それにしても本当に換金出来てしまった。
キュアが手にした金額は、釣り銭にも苦労する田舎の店では有り得ない金額である。 金器一つですら【アジルー村】なら、一家族の総財産かソレ以上なのだ。 この短時間で動いた金額に……キュアは軽く戦慄する。
思ったより金持ちの村なのか……まあ、見た事ない貨幣であるし、何よりゲームだ。 コチラでは、さほど大金では無いのだろう……とキュアは、平生の心を取り戻す。
売らずに残したのは、
・敵視の杖
・ボロい短剣( 魔法無効の敵用 )
・ラットマンの見張り服
・ラットマンの上等な服
・ラットマンメイジの服
・ドッグマンのボロ服
・木靴
・HPを30%回復する回復薬
・HPを50%回復する中回復薬
・被ると攻撃を防ぐ魔法の油
・飲むと暫く魔力が上がる薬
・何かの骨( 必要な魔法が有る )
・何かの石( 上に同じ )
・何かの角( 上に同じ )
・インゴット類( 武具を作れる )
……である。
道具屋で買ったのは
・解毒薬( 弱い毒なら全部効く(!?))
・霧の杖( 効果・魔法名は不明 )
……だ。
中には、儲けの10倍以上もした杖が有った。
『重さ半減の杖』という名前だが、何の重さが半減なのだろう……体重か?
一瞬で、痩せ衰えるのか?
恐ろしいが……魔法は魔法。
何時か手に入れたいと誓うキュアである。
「さて、準備もすんだ。
次はケビンの村へ行こう」
盗賊討伐を果たした結果……今は閉じた、魔法屋とやらを紹介してくれたケビン。
魔法屋に行けば、正体不明の杖の呪文が分かるという。
……楽しみでしょうがない。
───と、いった所で ≪ ビィーーッ!! ≫ という……聞いた事のない音が、キュアの頭で鳴り響く。
≪キュアさんの体が動きました。
緊張覚醒処理を行います≫
「はあっ!? こ、この声───【仮想現実装置】かっ!? 緊張覚醒・・何!?
何をするって──────」




