秋色
この前まで蝉が求愛していたのに
いつのまにか静けさを残して
去っていった もうこんな季節なのですね
緑から朱へ
土に帰って
消えていく
命の瞬間
季節は廻る
時が止まらない
風が涼しくて
どこか空っぽで
破り捨てたカレンダーの切り口で
指先が 血で滲んで
紅葉の色にも良く似ていると嘲笑うのが妙に可笑しくてオカシクテ。
この前まで 君が隣に居たと思っていたのに
いつのまにか静けさを残して
去っていった もうそんな季節なんですね
色が少しずつ褪せて
溶け落ちていく感覚で
全てを失った錯覚に囚われるけれど
土に帰って巡り芽を吹く準備をするように
色を少しずつ合わせて
溶かした淡い虹色を 心の中でかき混ぜて
撹拌させて 優しさの原液を抽出する感覚でさ
パレットに配色された秋色 君色 黄金色
落し水 稲穂 揺れている 揺れている
案山子が無表情に微笑んで
まるで立ち続ける君のようでさ
紅葉 石榴 鳥兜 君色への回帰
君の色で僕の色が染まる
そんな季節なんです
この前まで 君が隣に居たと思っていたのに
いつのまにか静けさを残して
去っていった もうそんな季節なんですね
そんな季節だったんですね。
秋をテーマにちょっと前、お気に入り登録させて頂いている詩書きさん達が書かれていたので、便乗した感じで。無造作に書いたら、なんでこうなった?的な(笑)
病んでないよ?(笑)
ただね、自分という人間は一人であると。だから一人という孤独を認識した時こそ、誰かの支えになれるんじゃないかと思う時が少なからずありまして。
この瞬間は永遠じゃない。
そんな事を漫然と思う食欲の秋でした。(え?)




