デフラグ
断片化していく繋がり
デフラグして解決できるくらいなら
とうの昔に手を差し伸べている
何もできなくて 何も言葉にできなくて
すれ違って ちぎれてしまって通り過ぎる
吐き捨てて 掃き溜めて
流れていく空気が
なんて沈殿して重くて
システムのセキュリティーホール
埋めるように抱きしめて
弱さとか
脆さとか
支えや言葉の一つで
ちょっと強くなれる僕らのシステム
微かな空気で強くなれる僕らのプロセス
バージョンアップを急かさないで
君が君で 僕が僕で
今はそれでいい
ハンズアップ 手を一緒に打ち鳴らす
そんな感覚でさ
システムのセキュリティーホール
あって当たり前 だって欠けているから
かけがえのない事を知るキッカケの切れ端を
断片化してもいい
だって僕で
だって君で
だからここに立って
分かち合って 晒しあって
ようやく分かり合う頃には傷の一つや二つは避けられないけど
君が君で 僕が僕で
今はそれでいい
ハンズアップ 手を打ち鳴らす
そんな感覚でさ
アップデートを手探りで繰り返して
昨日のままじゃない僕らが
明日に向かう事に躊躇わない僕らが
今のままじゃ満足しない僕たちだから
システムのセキュリティーホール
埋めるように抱きしめて




