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君がいないと困るから



君がいないと困るから

そんな事に今さら気付いて

当たり前のこの家で迷子になってしまいそうで


君がいなと困るから

同じ空気 吸っていたのに

君の空気で 僕の肺が占められていたようで

当たり前の事が当たり前じゃないって

今さらながら気付くから


君がいないと本当に困る

だって モノの場所がわからないし

ゴミの出す日も君に聞いてたし

冷蔵庫の中の賞味期限や

日程予定のコンシェルジュ

すべて君にまかせていたから


君の作ってくれたご飯が美味しいって

僕の作ったご飯が美味しいって

二人という公式のイコールは

数式でも図式でも表せない

過去現在これからの歩みの分だけ

蓄積された感情が分厚くて

これはもう歴史という表現でもいいんじゃないかと思うくらいに

他人と他人が出会った奇跡と足跡の結果

今、ここに僕と君が立つから

だから君じゃないと困るんだ




君がいなと困る

君じゃないと困る

君のことしか考えられない訳じゃない

当たり前が当たり前で

当たり前のことは当たり前じゃなくて

そんな些細で大切なことに

今さら気づくけど


君がいないと困る

君じゃないと困る

君が傍にいないと困る

君の事しか考えられない

そんな訳じゃないとウソブク

大丈夫だと自分に言い聞かせる

君と歩んだ年数を

君と笑った回数を

君が拗ねた横顔を想いながら

動じない顔を必死に演技しながら




君より先に僕が死にたいと

君に言ったら君は怒るけど

君の為に強くなりたい僕が

君だけに捧げた言葉だけを

行間の隙間に埋めていって

我が侭ながらにおもうから


だから君がいないと困るから

これからも僕の傍で僕を笑わせてくれないかい?



君じゃないと困るから


冷静になったら赤面する。だからノーコメントで!

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