効率的に美しい連鎖
軽はずみな一言が
傷つけたり 掻き混ぜたり
引っ込みのつかない
言葉というものがあって
どうしてあの瞬間に
そんな言葉が出てしまったのか
感情衝動の刹那 想いに任せて
吐息と一緒に漏れた言葉が
欠けてしまって
断片すら見失ったはずなのに
見えない断片が心を刺す
些細な傷に言葉を上塗りして
毒素が溢れて 震えても変わらない現実に向けて
僕はさらに毒を盛る感覚で
麻痺したような感覚の時にこそ
悪循環を繰り返し
無意識に誰かを傷つける
爪をたてるように 歯で砕く事すら無意識で
その後で溢れる毒素で苦しむ図式は
なんて効率的に美しい連鎖
懺悔?後悔?
連鎖し結合し
毒になるのに
言葉を重ねて
もっと毒に?
砂漠の蟻地獄
飲み込まれた
生贄の方がね
まだ楽なのに
言葉と言葉を
重ねて重ねて
折り合わせて
毒になるなら
連鎖と循環で
薄めながらも
毒を織り交ぜ
蓄積する感覚
軽はずみな言葉から
生まれる毒素の公式は
なんて効率的に美しい連鎖
やがてその毒が薄れても
毒素は残る
上塗りして 皮膚沈下してなお
忘却されてなお 時を経過してなお
過ちは細胞レベルに付着して 剥がれない
そんな連鎖を繰り返して
蓄積し蓄膿し不消化のまま
癒着して剥がれない
なんて効率的に美しい連鎖
スイマセン、ダウナー系で。口は災いのもと。そして疲れた時こそ、愚痴っぽくなってしまったり。これはもう、行動で返すしかないって感じです。弁解よりも考えを改めて、というか。行動で示す。もうこれしか無いよなぁ、って。本当に何気ない言葉は誰かを傷つける。だから、言葉って怖いからこそ、美しくもあり。とりあえず、休養をとる。これが大事なんだなぁ、ってこの連鎖に取り込まれた時には思います。




