1/50
言葉の廃棄場
言葉と言葉が投げ売りのようで
傷つけ傷つけ合いながら
自己満足なエガオを浮かべる
だって分かち合いたいでしょ?
だって分かって欲しいでしょ?
だから信じる素振りを通すから
裏切ったら呪うから
ここでは言葉は廃棄される
だって ありきたりな嘘を上乗りするから
本音なら 騒がしい音の向こう側に隠すから
シュレッダーをかけて
裁断して、本音の音色を潰すんだ
昨日の君の笑顔を細切れにして
なかった事にするから
今日の僕の過ちを
過ち部分を削除して
正当化に躍起になるけど?
言葉の廃棄場
たくさんの言葉が再生されず
嘆きも呪詛も繰り返し
空に消える言霊は
もう引き返せない
墓標は無い
君がいない
僕は何処へ
忘れな草が
歌う言葉の
意味も忘れ
もう引き返せない
第三詩集を始めました。いきなりブラックから(笑)
ガラクタ……良い言葉だと思います。否定と肯定の両極端で僕らは揺れるけど、ガラクタの中にも価値あるものがあって。そういう言葉の集合体になれたらなぁ、と個人的には思うのですが(苦笑)
引き続き、気まま更新です。お付き合いよろしくおねがいします。