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転生せれくと。  作者: 灯些季
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「ここに鬼が居るの?」

「いるというか来るわ。」


立ち止まった三人の方に20代くらいのサラリーマンが歩いてきた。


「人に化けるなら気配もなりきりなさいよっっ!!」


依都美は突然炎の塊を男にぶつける。


「おまっっ本当に一般人だったらどうする!!」


怜はそう叫ぶが、男を包んでいる炎が動いたことに身構える。


「朱雀よ酷いじゃないか?」


そんな言葉と共に雷が降ってくる。

炎莉がとっさに炎の壁をつくって攻撃を防ぐ。


目の前に男はいなく鬼がニヤニヤと笑って立っている。


「やっぱり!じゃ、あとよろしくね。」

「えっっ」

「ちょっとまて。依都美は戦わない気か」


鋭い目線を向ける怜に依都美は手をヒラヒラとふる。


「だってわたし変身しなきゃ大して力使えないもの。それに住民の避難もさせなきゃまずいでしょ?」

「それじゃあアレとは僕と怜君だけで戦うのかい?」

「まあいい。戦闘は慣れてるからな。避難を頼んだ!」


怜は水でライフルを、炎莉は炎で剣を生成し、鬼に向かっていく。


鬼はライフルの玉をあたる直前で掴んで砕き、炎莉の攻撃は軽々と避けていく。


(あの二人がどんなに強くても鬼が相手じゃ無理だわ。深衣菜様早く来て!)


幸いなことに住民はあまりいないらしい。

数人を安全な場所へ案内し、家族や知り合いにこの付近には来ないように連絡をしてもらうことが出来た。


そこへ燎が運転する車が到着する。

燎、風花は車から降りると、茫然と鬼を見る。


「マジで鬼!?」

「はいっす!」

「あっっ怜と炎莉が戦ってる!!」

「ではお二方も頑張ってくるっす!」

「「は?」」


戦線離脱を突然する拓那を驚いた表情で見る燎と風花。


「拓那。あなたももしかして裕様がいないとダメなの?」

「あっ先代朱雀様っ!はい、まずは裕が傍にいないとこの姿を変えられないし力も大して出せないっすよ。」

「なるほど足手まといってわけか。」

「ううっっそ、そうっす。」

「式神って主が居ないとダメなのねぇ~。じゃあ私たち行ってくるねっ」

「気をつけるっすよーーっ」

「応援だけしてるわよーーっ」


燎と風花は式神たちに背を向けて走っていった。


「依都美殿、大丈夫でしょうかねぇ?」

「時間がたてば不利よ。せめて私たちのどちらかが戦えれば状況は変わるのに。」

「けど・・・師匠がかなわなかったのに・・・・・」

「あのねっ壱弥は今ワケあって私たちの中でも最弱なのよ?だから大丈夫よ。」

「ワケって何っすか?確かに弱いっすけど。」

「それがわかってるなら何とかしてるわよっ」


(玄武は今の状況わかってるのかしら?呪いかけて壱弥の力制限してる責任で鬼に一撃くらいでも当てに来なさいよっ)


怜が指揮をとって、炎莉、風花、燎が攻撃をしていくが大してダメージにならない。


「これが鬼の力かっっ!」

「攻撃効いてないじゃんかーーーーっっ」


怜は指揮をとりつつも本部へ連絡をし、応援を頼む。


「ねっ私たちこのままじゃまずいわよねっっ」


そのとき、鬼の背中に炎を含んだ雷が落とされる。

不意打ちのため鬼はよろめき、間入れずに無数の風の刃が鬼に襲い来る!


「連絡聞きましたっ遅くなってすみませんっっ」


本部から緊急出動の連絡を受けたチームが駆け付けたらしい。

ダメージを与えられ、屈んだ鬼は起き上がり攻撃を仕掛けてきたチームを睨む。


「人間ごときがぁぁぁっっ調子乗るなぁぁぁぁぁっっ!!」


チームに雷が落とされる!

とっさに風で壁を作って直撃は免れたらしいが防ぎきることは出来ず悲鳴を上げながら倒れていく。


「これならどうだっっっ」


別のチームからの攻撃で複数の氷柱が鬼に降り注ぐ!


「あ~~痒い痒い」


周辺が突然曇りだし、豪雨が降ってきた!

能力者たちは各々の能力で豪雨を防ぐが勢いが強すぎて防ぐだけで精一杯。


「まずいな」


身動きできない怜たちにも雷が降ってきた!


「くっっ」

「私もっっ」


怜の水のバリアーに風花が風の能力を足して強力にする。


「炎兄ぃこの状況俺たちだけでどうにか出来ない?」

「いままでの攻撃で全くダメだったのに出来ると思う?」

「だよねーー」


突然鬼の攻撃が止まる。

鬼にしがみついて身体を固定する拓那、炎で攻撃をする依都美の姿が目に映る。


「力出ないんじゃないのか!?」

「足止め程度なら動けるわ!今のうちに離れて!深衣菜様がくるまでの時間稼ぎを考えて!!」

「あまり持たないっす!!」

「四神の力のないお前らなんか怖くないんだよっっ!!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっっ」

「きゃぁぁぁぁっぁぁぁっっ」


鬼は拓那を蹴り飛ばし、依都美を叩き飛ばす。

2人とも悲鳴とともに勢いよく飛ばされる。

どうにか受け身は取れるが、ダメージは大きく立ち上がることが出来ない。


「お前から消してやる!朱雀っ!!」


依都美は鬼を睨む。

その時拓那が飛び出してきて、依都美を投げ飛ばそうとしている鬼の拳を受け止める。

更に怜も水で生成した盾で受け止める。


「先代朱雀様に触れさせないっす!!」

「お前の相手はこっちだ!」

「なまぬるい!!」


殴り飛ばされる怜と拓那。

しかし、


「「ダブルファイヤーッッ!!」」


炎をまとった炎莉と燎の飛び蹴りが鬼を吹き飛ばす!!


「くぅっっっ!」


不意を突かれた攻撃によろめく鬼。


「風よっっ包んで!!」


風花の起こした竜巻に包まれる鬼。

風は回転の速度を速めていく。


「なめるなぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」


叫び声と共に消されていく竜巻。


「うそっっ竜巻を消したっ!?」


鬼は不敵な面構えを向ける。


「こ、こんなのどうやって・・・・・」

「諦めるなっっ!白虎に戻れ!!」


声が聞こえたかと思うと拓那の体が鎧を身に着けた獣人へと変化していく。


「裕様っ!?」

「ああ、遅くなって悪い!」


裕と隣には杖を手にした深衣菜、赤い目の遥が立っている。


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