光を見る噺
2013/08/01
診断結果
牙声さんは『寒い』と『不機嫌』と『龍』と『白』を使ってSSを書いてください!!頑張ってね(・ω・)ノ
ブログ【ゲームしてたはなし。】(http://ameblo.jp/kisei728/entry-11584434244.html)にて公開。加筆修正済。
踏み締めた足は膝辺りまで沈み込み、地を捉えることは叶わない。吐き出す息は白く漂い、闇夜に呑まれて消えた。冷え切った指先は既に感覚が無く、凍えるほど寒い。少しでも暖かくなればと擦り合わせてみても気休め程度にしかならなかった。先の見えない不安に苛立ちを覚え、行き場の無い感情は吐き出せず不機嫌になる。俺は何処へ向かえばいい。何を目指し進めばいい。
見上げた夜空には無数の星。その間を縫うように、光の筋が通っていた。まるで其処に光の龍が居るかのように、刻一刻と色形を変えながら光り輝いている。この光も、いつかは失われてしまうのだろうか。消えて無くなってしまうのだろうか。それでも、またいつか違う光が照らすのだろう。
淡く輝き始めた地平線。朝日は、すぐそこに。
季節が合ってない。オーロラってテレビとか写真とかでしか見た事無いけどうねうねしてて龍みたいだよね、って事で。別に蛇でも良いじゃんとか夢の無いことは言わないでくださいませ。天翔けるのは龍だと信じてます。




