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約束を破る噺
2013/07/06
診断結果
牙声さんは『飛ぶ』と『死神』と『一緒』と『紫』を使ってSSを書いてください!!頑張ってね(・ω・)ノ
ブログ【小説と執筆のはなし。】(http://ameblo.jp/kisei728/entry-11567600345.html)にて公開。加筆修正済。
冷たい牢獄の中で独り、僅かな隙間から見える空を見上げる。僕は此処であの日交わした約束を思い出していた。
『いつかあの空良の向こうを見に行こう』、そう言った彼女の瞳は眩しくて。もう二度と彼女を見る事は無いのだろう。僕には彼女は眩しすぎた。純粋で、無垢で、穢れた僕とは比べ物にならない程清い彼女。共に居れば彼女まで穢してしまいそうで怖かった。
僕は一緒に空を飛ぶ事は出来ない。こんなことを言ったら彼女は哀しむだろうか。それとも、こんな僕を罵り嫌うのだろうか。どちらにせよ、もう彼女には会えない。彼女の傍には居られない。
僕は結局、死神にしかなれないのだから。
燻る紫煙が虚空に消えた。




